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普段はおしゃべりな人が、相手に追い詰められたら頭が真っ白になって言葉を失う姿が色っぽいです。なにか言わなきゃと思えば思うほどますますのどが乾いていって、唇をなぞられて「こっちまで緊張するからいつもみたいに喋ってくださいよ」と囁かれたら「…なにも思いつけない」だけこぼしたら良いです
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普段は強がっている人が、相手からの褒め言葉に依存してしまう姿が甘美ですね。抱きしめられて「よく頑張ったね」と頭を撫でられたなら、いつも張り詰めている自分が溶けていく気がして、身を預けて「うん」と小さく返して。「もっとそう言って」と甘えて、降ってくる柔らかな言葉に身を浸したなら良い
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相手のことをベタベタに可愛がり続けてしまう人が愛おしいですね。何をしても可愛らしく見えて、可愛いと連呼していたなら頬を膨らませられて。「可愛いばっかり言ってこないでよ」と睨んでくる眼差しすらやはりたまらなく見えて頬が緩むばかりで。バシバシとゆるく叩かれても幸せでしかなかったら良い
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相手からの束縛の証が欲しくて、キスマークを「つけて」とねだる人がいじらしいです。淡白な性質だと分かって好きになったのに、恋人になれば愛されて溺れたいとばかり思ってしまって、キスマークに夢を見て。他人に見えるか見えないかの位置に「つけてよ」とおねだりして、眩い肌を差し出したなら良い
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「耳を触る」行為は、気安いようでいて艶めかしさもともないますよね。相手が自分を構ってくれないから、悪戯のつもりで耳に手を伸ばして、触れた途端にピクリと震えられるけれど変わらず無視されるから火がついて。輪郭を指でくすぐったり耳たぶをいじったりして、次第に赤くなる様を見守ったなら良い
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愛してくれないなら優しくされたくなくて、片思いの相手に優しくされる度に苦しくなる人が好きですね。微笑まれたら目眩がして、一人きりの時に自分の身体を自分で抱きしめ「いっそ冷たくしてくれたら君を諦められるのに」と呟いたら良い。相手の優しさに甘えて、殺すことができない片恋はいじらしい
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生まれ持って肌が赤くなりやすい人は、魔性の香りがしますね。相手がわずかにお酒に口をつけただけで内から滲むように色づくから、見ているだけで落ち着かなくなって。「この人はもっと赤くなるんだろうか」と思えば、よからぬ方向に想像が膨らんで止まらなくて、自分自身も赤くなってしまえば良い
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普段は仏頂面の相手の可愛さを、その人だけが知っている関係にときめきますね。怖いとばかり言われている相手が、自分の前では意外と素直で意外と子供なことが、とびきり可愛らしく思えて。「君って可愛いよね」と微笑みかけて。「別に」とそっぽを向いてくる姿を見て、ますます褒めたくなったなら良い
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身体の関係から始まって、「付き合おう」の言葉なしにくっついてしまった恋人達の初めての、「愛してる」が魅惑的です。言ったなら後戻りができないことは分かっていて、後戻りできるようにしておこうかと考えるズルい自分もいて。それでも嘘は吐けなくて、真っ向から「愛してる」と愛を告げたなら良い
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体調が悪いことを隠そうとする人を、気が付いた相手が甘やかしてあげる姿が愛おしい。本当は身体が重くて頭も働かなくて、つらいのにつらいと言えないでいつも通りに笑ってしまうから、不機嫌な相手に引っ張られてベッドに放り込まれて。「どうして君はいつも甘やかそうとするのかな」とこぼしたら良い
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「恋愛の、燃え上がる感情は1年半しか持続しない」のなら、長く付き合っている恋人たちの中には、同じ相手に何度も落とされている仲があるのでしょうね。1年半はとっくに過ぎたのに、2人でいる時には甘く痺れた感覚が消えなくて。「全然、冷める日こないんだけどな」と幸せな悩みを抱えていたなら良い
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相手が自分以外の誰かを一番愛していた瞬間があることを許せない、相手の過去に何があったのだろうと馬鹿な想像をめぐらせてしまう、相手ともっと早く会えていたらと考えて胸が苦しくなる。どうしようもないと分かっていてなお、相手の過去にまで嫉妬する人の、どうしようもない愛の暗さは愛しいですね
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相手の顔が好きなので、その顔を盗み見て「美しいな」と思っていたら、ふとその顔が熱っぽく自分に迫ってきた瞬間を思い出してしまって恥ずかしさがこみ上げて「なーに、なんで勝手に赤くなってるの?」と気づいた相手に笑われて「今はこっち見ないで!」といっぱいいっぱいのまま返せば可愛らしいです
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相手を自分だけのものにしたいと、考えてしまう人がイケナイです。自分が束縛する権利はないと分かっているのに、他人に微笑みかけている姿を見るだけで胸が苦しくなって。閉じ込めて、自分だけに微笑みかけるようになってくれたならとふと想像して、「なんてこと考えたんだよ」と口元を覆ったら良い
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「いい恋人」でいようと、背伸びをしてしまう人がいじらしいですね。本当は、包容力だって生活力だってそれほどないのに、「いい恋人」と思ってほしくて無理をして。その努力を隠しているつもりでも、相手には気付かれていて、「そうやって無理しちゃうとこが好きだな」と微笑ましく思われていたら良い
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相手の褒め言葉に依存してしまう人が可愛らしいです。愛情表現が過多でいつも「可愛い」「素敵」「綺麗だ」「似合ってる」と雨あられと降らせてくるから、流していたはずなのに次第にないと物足りなさを感じるようになって。「今日は可愛くないの?」と褒め言葉を直接的にゆするようになったなら良い
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滅多に口にしない人の、「愛してる」の一言は毒のように甘いですよね。相手が少しも言葉にはしてくれないから苛立って、「全然言ってくれないんだね」と言ってやったら、困り顔で小さく「愛してるよ」を落とされて。一回言ったからなんなんだと思いはするのに、確実に揺さぶられてしまっていたら良い
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肌を重ねている時に、頭を撫でる姿が色めいていますね。恥ずかしそうに唇を噛んで、イヤイヤと首を振って快楽から逃れかける相手が、いじらしく見えて。「大丈夫だよ」の意味をこめて、よしよしと頭を撫でて。ますます真っ赤になった相手に、自分がしたことの重大さを、いまいち理解していなければ良い
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「キスしてもいいですか?」と相手に了承を取る姿は愛しいですよね。言われた相手はふわりと笑って両頬を挟み込んで「なんでいちいち確認したりなんかするの?」と尋ねるから、真っ赤になりながら不器用に唇を重ねて「今度はもっと大胆にしてくれてもいいんだから」の声をぼうっとした頭で聞いたら良い
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理想は高かったはずなのに恋人になった人はほとんど理想とは外れていて、けれどそうやって皮肉ってみると「俺じゃ不満…?」と拗ねてくる姿がどうしようもなく可愛く見えてしまうから「理想なんて忘れてしまうような恋に落ちたの」とうっかり甘やかしてしまうどうしようもないべた惚れカップルが愛しい
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普段は隠しているけれど実は寂しがり屋の人が可愛らしいです。いつもは「大丈夫?」と聞かれても「大丈夫だよ」と朗らかに笑っているのに、相手と離れての生活となったら何をしても顔が浮かんでなにもかもが手につかなくなって。電話越しの「大丈夫?」に「ダメかもしれない」とポツリと溢したなら良い
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6月2日は「裏切りの日」で「ローズの日」で「路地の日」なので、相手を裏切って生きる覚悟をする日かつ相手に薔薇を贈る日かつ路地裏で相手にキスする日ですね。もしくは、裏切った相手のために路地裏に、「あのことは永遠に秘密」を意味する3つの蕾に1つの満開の薔薇の花を捧げる日です
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1人で眠ったはずなのに狭苦しくて目が覚めてみれば相手が自分のベッドにもぐり込んでいて、我が物顔ですうすう寝息を立てているから、一瞬イラッとしたけれど寝顔を見たら毒気を抜かれてしまい「…今度ダブルベット買おう」と呟いて汗ばんだ額に口付けを落とす、優しい人の不器用な姿を見つめたいです
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相手の無防備な姿に、ときめいてしまう人が愛おしいですね。常日頃は、身だしなみも身のこなしも隙のない人だからこそ、寝起きのボンヤリした表情や、眠る時のだらしない姿勢に、「こんな姿を見られるのは自分だけだろうな」を感じて、ときめいてしまって。高鳴る胸を抑えながら、目に焼き付けたら良い