276
背の高い人間こそ、頭を撫でられてほしいです。背の低い人間は頭を触られることに慣れていることが多いでしょうが、高い人はそんなことをされるという想像もしたことがなく危機意識が薄い。頭を撫でられたら驚いた顔をしてすぐ恥ずかしそうにするか、嬉しそうに笑い声をあげる背の高い人は可愛らしい
277
褒め言葉でぐずぐずに甘やかす姿に胸を掴まれます。「可愛いね」と言われて目をそらして「別に…全然可愛くなんてないから」と逃げようとしたら、手を掴まれて目を合わせられて「可愛いよ。凄く可愛い。なんで言わせてくれないの?」と言われてしまうので、真っ赤になって言葉を失ってしまう人が可愛い
278
1番最初に忘れてしまう記憶は「声の記憶」説がありますね。相手と別れることになってしまって、1人ぼんやり「僕の名前をいつも愛おしげに呼んでくれたあの声も、すぐに忘れてしまうんだろうか」と思えば、一気に胸が詰まって。「嫌だ、忘れたくない。あの声は今でも僕の宝物なんだ」と涙が溢れれば良い
279
口が悪くて素直になれない人が「死ね!」と思わず言ってしまった時は、相手は怒らずに笑って頰を両手で挟みこみ「死んだら君は困るんじゃないの…?」と問いかけて、そう言われたので思わず言い返せなくて物言いたげに見つめてくる瞳を「だったらそんなこと言っちゃダメ」と優しく叱って欲しいですね
280
暑さも深まってきたので、恋人達には氷を口移しする「氷キス」をしてほしいです。冷たい飲み物を飲んで氷の塊を口内で弄んでいたら、相手がくっついてくるので。顎を掬い上げて、現れた真っ赤な舌の上に氷を乗せて交換し合うキスを繰り返して。口を離した後は、ポタリ垂れた水滴を舌で舐めとったら良い
281
甘えられない人を、「おいで」の一言で甘やかす人が美しく素敵ですね。弱っているのにそうとは言えずに閉じこもっている相手に、「おいで」と声をかけて、濡れた目に微笑みかけて手を広げて。膝の上で丸まった身体を何度も何度も撫でながら、「君は大丈夫だよ」と欲しかった言葉を与えてあげたら良い
282
「ごめんなさい」がくっついた、弱々しい告白に惹かれます。好きになってしまってごめんなさい、黙ってられなくてごめんなさい、あなたを困らせてしまうことになってごめんなさい。そんな暗い感情を抱え込みながらも、好きで好きでどうしても告白せずにはいられなかったという雰囲気を持つので素敵です
283
身長差があるカップルは、低い側が高い側の膝に座り込んで、覆いかぶさる形でキスしてほしい。いつもは見上げている顔が今は自分の下にあることに気分が高揚して「なんか変な気分…」と呟きながら輪郭をなぞって重ねて。高い側は腰をがっちりと抱きながら唇を受け入れて、倒錯したキスを楽しんだら良い
284
ハグには脳内麻薬の効果があって、ハグをするとストレスが減るって素敵な説ですよね。落ち込んでふさいでいる相手をふわり抱きしめて、耳に「ハグをするとね、嫌なこと忘れちゃうんだって。こうしててあげるからもう平気だよ」と囁けば、相手は「うん」と言うなりほたほた涙を溢れさせてしまえば優しい
285
両思いになっても、片思いの時の切迫感が忘れられなくて。恋人が誰かと話していたら目が逸らせなくなってしまうし、恋人が自分以外の人を褒めるだけで邪推してしまうし、いつも喉元まで「僕だけを見て。僕以外の誰も、いらないと言って」という言葉が迫り上がってしまう、独占欲が強い人の歪みが愛しい
286
いい年して「サンタが来なかった」と愚痴れば恋人が「いい子じゃなかったからでしょう?」と笑うので「いい子にしてました!」と調子に乗ると顎を捕らわれ持ち上げられ「悪いことしたでしょう?」と親指で唇をなぞられるので「それなら君のせいじゃない」の一言すら口に出せない日ですね。12月25日
287
原始的な束縛の印だからこそ、「噛み跡」に夢を見てしまいます。肌を重ねている瞬間、ただ相手を自分のものにしたいという本能一色に頭が染まって、気付けば口を開けて気付けば柔らかな肌に噛みついていて。事後に相手に「こんな獣みたいなことして」と微笑まれて、「可愛いね」と唇を撫でられれば良い
288
朝が弱い人と甘やかしてしまう人に、夢を見ています。時間通りに声をかけてもベッドの中から動かなくて、「ほら、もう起きなきゃだめ」と身体をゆすったら、引っ張り込まれて抱き枕にされてしまって。「あと5分、だけ」の声に力が抜けてしまって、「本当に5分だよ」と、温い時間を朝から堪能すれば良い
289
8月9日はハグの日です。ハグをすると、1日の3分の1のストレスが解消されるという素敵な説がありますよね。落ち込んでいる恋人を後ろからぎゅっと抱きしめて、あやすように頭を撫でて、「嫌な事なんて僕が全部忘れさせてあげるよ」と言って、泣き出した恋人に「泣き虫だなぁ」と笑ってあげてほしい
290
「やめて」と拒絶しながら首を力なく振るだけ、「見ないで」と笑いながら顔を覆う、「もっと」と囁いて抱き寄せる、「気持ちいい」の声はかすれて途切れ途切れ、「好き」とこぼして涙を溢れさせ、「ふざけんな」と潤む瞳で相手を罵り、頭が真っ白になって繰り返すのは相手の名前ばかりなのが好きですね
291
「あの人」という呼び方には秘めやかな色気が漂いますね。「あの人は困った癖があるから」「あの人を理解できるのは僕だけです」「あの人とは腐れ縁みたいなものかな」相手の全てを知っていて隣にいるのが当たり前で相手は自分のものだと信じて疑わない。そんな複雑な関係性を端的に表現できる言葉です
292
「遺伝子的に相性のいい相手とのキスは、その人の上手い下手とは関係なしに、快楽を得る」という話があるそうですね。相手が経験が少ないことが分かっていたから、溶かされるつもりは微塵もなくて余裕があったのに、唇を重ねた瞬間に「ダメだ」と分かって。一瞬で、目の前の身体への欲望が膨れたら良い
293
甘えるのが苦手な人が、恋人にたどたどしく甘える姿って可愛らしいですよね。どうすればいいのか分からなくて隣に座って袖を引っ張って「ねぇ…」だけ呟いて。意図がわかって面白くなってしまった恋人に「なぁに?言葉にしてくれなきゃ、なにしたいんだか分からないよ?」といじめられて赤くなれば良い
294
興奮すると口数が減ってしまう人って生々しさがありますね。いつもは喋る方の恋人が黙って荒々しく自分の服を落としていくからなんだか怖くなって、「ねぇ…」とだけ声を出したら「なんだ?」と言うようにこちらを見た目が、情欲で潤んでぎらぎら光っていたから言葉を失って、流されてしまえば良いです
295
喫煙者は非喫煙者の舌を甘く感じるという俗説が、喫煙者と非喫煙者の恋人達の耽美さを際立たせますね。非喫煙者が「味覚のためにも煙草やめたら」と言ってみたら喫煙者に「でも君の舌が甘く感じられなくなるのはヤダ」と返されるので、だから何時も口内蹂躙してくるのかと思い出し身体に火がつけば良い
296
「頭を撫でる」行為に、甘いだけの支配を見てしまいます。当初は頭頂部を触られると本能的な嫌悪感を覚えて逃げていた人が、気が付けば「嫌じゃないな」と大人しく身体を預けるようになって。撫でられれば撫でられるほどに相手に大切にされているのだと感じてしまって、潤んだ目でじっと見上げれば良い
297
肌を重ねている時、熱で脳がでろでろに溶かされてもうなにがなんだか分からなくなった人が、うわ言のように相手の名前を繰り返し呼ぶのがセクシャルで好きですね。呼ばれた相手は、いつもより高くていつもより掠れた声で名前を呼ぶその口にキスをして「ほら、俺はここにいるよ」と余裕なく笑ったら良い
298
「名前を呼ばれるほどに相手への好意が増していく」との説があるそうですね。最初は馴れ馴れしいやつだと思っていた相手に、毎日名前を呼ばれるうち、固まった心が解けて次第に響きに愛おしさを覚えるようになって。「どうして名前を言われるだけでこんな気分になるんだ」と高鳴る胸を押さえたなら良い
299
快楽に頭をとろかされて理性が全て消し飛んでしまうと、相手の背中に本能的に、爪痕や引っ掻き傷をつけてしまう人が艶めかしい。事後に相手の傷ついた素肌を見てハッと顔を青ざめさせ「ごめんね…無我夢中になっちゃうとどうしても…」と謝れば、「無我夢中になってくれて嬉しいよ」とキスされてほしい
300
「いい子」という言葉を、褒め言葉ではなく意地悪の言葉で使う瞬間に胸を掴まれます。「いい子だね」と普段は相手に上下関係を思い知らせるために使って、肌を重ねている時には焦らしに焦らして揺れる瞳に「いい子でしょう?」と問いかけて。「いい子なんだから言うこと聞けるよね?」と微笑んだら良い