百年前新聞(@100nen_)さんの人気ツイート(古い順)

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速報◆9日、川端康成(22)と伊藤初代(はつよ)(15)が、婚約記念撮影をする=写真=。昨日、川端から求婚し、初代が応えた。かつて13歳の初代の湯上がりを目にした川端は、そのときから裸の清らかさと幼さに、ずっと心をつかまれていた。 =百年前新聞社 (1921/10/09) ▼川端康成(左)と伊藤初代(右)
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経済◆11日、痔の治療薬として「ボラギノール」が新発売。座薬と軟膏の2種類で、京都・福知山に設立された製薬会社「天藤(あまとう)薬化学研究所」が製造・販売をおこなう。 =百年前新聞社 (1921/09/11)
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速報◆11日、大阪の中央公会堂で、実業家らが集まり、「むだせぬ会」を結成する。時間を守り、ガスや電気を無駄にせず、香典返しを廃止し、辞退することなどを宣言する。出席予定1055人のところ、時間通り集まったのは約500人だけであり、早くも無駄が発生している。 =百年前新聞社 (1921/09/11)
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文化◆15日、宝塚少女歌劇団が、生徒の増加のため、第1部「花組」と第2部「月組」に分かれる。これからは、「花組」が新歌劇場、「月組」がパラダイス劇場で公演をおこなう。花組組長は高砂松子(21)、月組組長は初瀬音羽子(19)が務める。 =百年前新聞社 (1921/10/15) ▼ダンス教室でのレッスン風景
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文化◆16日、京都の学生、梶井基次郎(20)が、泥酔。八坂神社前の電車道で大の字に寝転び、「俺に童貞を捨てさせろ!」と大声で叫ぶ。友人の中谷孝雄(20)が遊郭に連れていくと、吐瀉物をわざとまき散らし、遊女たちを困らせて楽しむ。 =百年前新聞社 (1921/10/16)
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文化◆17日、京都の学生、梶井基次郎(20)が、遊郭にひと晩泊まって朝を迎える。我に返ると、「俺は堕落してしまった」と虚無に襲われる。はじめて女を知り、友人の大宅壮一(21)に、「きみ、女って実につまらんものだね」と語る。 =百年前新聞社 (1921/10/17) 関連記事: twitter.com/100nen_/status…
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速報◆18日、アメリカのチャールズ・ストライト(43)が、「ポップアップトースター」=写真=を発明。特許を取得する。トーストが十分に焼けると飛び出すという最新の機能を備えているのが特徴。 =百年前新聞社 (1921/10/18)
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速報◆20日、大本教の神殿の取り壊しがはじまる。今月5日の裁判第一審で、神殿が伊勢神宮に似ているため不敬罪が適用される判決。これを受けて内務省が破壊を命令した。 =百年前新聞社 (1921/10/20) ▼大本教神殿の破壊の様子
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【号外】オーストリア・ハンガリー二重帝国の最後の皇帝カール1世が、王党派の支援のもと、亡命先からハンガリーへ入国。「王政復古は当然の権利である」と主張し、首都ブダペストへ向けて進軍を開始する。 =百年前新聞社 (1921/10/21) ▼進軍を前に閲兵するハンガリー国王カールと王妃ツィタ
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【号外】大正三美人の一人、柳原白蓮(36)が、年下の愛人・宮崎龍介(28)と駆け落ちしたことが発覚。夫に公開絶縁状を送り、失踪。大阪朝日新聞報道。 =百年前新聞社 (1921/10/22) ▼柳原白蓮(やなぎわら・びゃくれん)女史
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訃報◆23日、スコットランドの発明家、ジョン・ダンロップ、没。81歳(誕生:1840/2/5)。木製の車輪の乗り心地が悪いことから、実用的な空気入りのゴムタイヤを世界で初めて発明した。 =百年前新聞社 (1921/10/23) ▼自身が発明した空気入りゴムタイヤの自転車に乗るダンロップ氏
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訃報◆28日、スコットランドの探検家、ウィリアム・ブルース、没。54歳(誕生:1867/8/1)。スコットランド国営南極遠征隊を率いたが、スコットのイギリス南極遠征隊の影に隠れて低い評価しか得られなかった。遺灰は南極海にまかれる予定。 =百年前新聞社 (1921/10/28) ▼南極でブルースが撮影
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速報◆2日、世界ではじめて、空中給油がおこなわれる。スタントマンのウェスリー・メイが、約20リットルのガソリン缶を背負って飛行機の翼の上に立ち、もう1機の翼へよじのぼって移動するという方法をとった。成功したものの、かなり危険。 =百年前新聞社 (1921/11/02) ▼世界初の空中給油
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速報◆3日、原敬首相が、ベルギー大使館で晩餐会に出席する。大使館は、旧大久保利通邸を利用した建物になっている。原首相は、大久保が暗殺されたあと、しばらくその遺骸が置かれていた部屋を見つめて深い思いを抱く。 =百年前新聞社 (1921/11/03)
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速報◆4日、原敬首相が、東京駅に到着する。明日、京都で開かれる立憲政友会の近畿大会に出席のため。 =百年前新聞社 (1921/11/04)
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緊急速報◆原敬首相、暴漢に襲われる! 容態は不明。東京駅、午後7時25分。 =百年前新聞社 (1921/11/04) ▼暴漢は柱の陰から飛び出し、短刀を突き刺した。
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速報◆午後7時40分、原夫人が東京駅へ到着。首相の身に起こった凶報を聞き、駆けつけた。首相は重体か。必死の治療が続く。 =百年前新聞社 (1921/11/04)
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緊急速報◆午後8時10分、原首相、自宅で死亡を確認。享年65。ほぼ即死だった。 =百年前新聞社 (1921/11/04)
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【社主のニュース解説】《社会》 驚愕の事件です。今日午後7時25分、東京駅で原敬首相=写真=が暴漢に襲われました。短刀が肺と心臓を貫き、首相は昏睡状態に。すぐ医者が駆けつけ、人工呼吸や注射など、できる限りの治療が施されましたが、どうすることもできず、そのまま息を引き取りました。
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【社主のニュース解説】《社会》 胸を刺された原首相は、わずかに目を開き、息も絶え絶えに。好物のワインを口に注がれると、ひとくちだけ飲みこみましたが、静かに絶命。死亡時刻は午後7時35分と、ほぼ即死でした。犯人の青年はただちに逮捕されましたが、東京駅は一時、パニック状態になりました。
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【社主のニュース解説】《社会》 首相の遺体が官邸に運ばれそうになると、夫人は「原が生きているうちはお国のものですが、こうなったら私のものです」と言って引き止め、芝公園の自宅に運ばせました。そこではじめて夫人は遺体に取りすがり、激しく泣き崩れたとのこと。夫人の気丈さが涙を誘います。
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速報◆4日、国民社会主義ドイツ労働者党が、公開集会を開き、6000名を集める。だれもがアドルフ・ヒトラー議長の演説を聞きに来ている。社会民主党員800名が乱入するが、わずか50名の「突撃隊(SA)」が撃退に成功する。 =百年前新聞社 (1921/11/04)
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速報◆6日、ハンガリー議会が、1713年の「国事詔書(プラグマティック・ザンクション)」を無効とする法律を可決する。これにより、正式にハプスブルク家の廃位が決定される。 =百年前新聞社 (1921/11/06)
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文化◆8日、川端康成(22)のもとに、婚約者の伊藤初代(15)から手紙が届く。ある「非常」があるから結婚できない、「非常」の内容を話すくらいなら死んだほうがよいとまでいう。川端は茫然自失となり、とにもかくにも夜行列車に飛び乗り、岐阜の初代のもとへ急ぐ。 =百年前新聞社 (1921/11/08)
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【号外】ローマで、新政党「ファシスト党」結成。ベニート・ムッソリーニ(38)が「ドゥーチェ(総統)」に就任。 =百年前新聞社 (1921/11/09) ▼ファシスト党指導者ムッソリーニ総統