401
これは、とある本丸の話である。
「正宗の刀……!!」
新たな刀剣男士の情報が入ると、どの本丸も大抵賑やかになる。特に、今まで同じ刀派のものが居なかった場合は、該当する刀剣男士が落ち着きをなくすのは当然の事であった。
402
母、家にあった団扇にマジックで
村正ちゃん
良い子
って書いて振ってる。
そうなんだけどそうじゃないのよ……。
403
「なあ、それお前の家の子守唄か?」
玄弥の言葉に、炭治郎は歌うのを止めて顔を上げた。こんこんこやまのこうさぎは、から始まる、可愛い歌だ。そんな炭治郎の膝では、幼い姿の禰󠄀豆子がすよすよと眠っていた。
「ああ、家でよく歌っていたんだ。」
404
・歌仙
あまり運転には興味はない。ただし煽られた時の語彙力は凄いし、夜ならしれっと後ろからハイビーム食らわせるくらいのことはする。
・和泉守
上手い。意外と飛ばさない。真のカッコイイ男は同乗者を不安にさせない。バックの時は当然助手席に手をかける。
・陸奥守
制限速度は知ってる。
405
これは、とある審神者養成学校の講師の話である。
その講師は、刀に触れる仕事についての講義を担当している。鍛刀、手入れ、連結、そして顕現。学舎に備え付けられている擬似的な部屋で行われるその講義は大変に人気で、講師もまた生徒からとても慕われていた。
406
「ねえ大般若、今日は何をしてるの?」
審神者は毎日、そう尋ねる。
「そうだなぁ、今日は空でも飛んでみようか。」
そうすると、大般若はいつもそんな冗談を返してきた。
あんまりにも普通のトーンで言うから、審神者はそれがおかしくて笑ってしまうのだ。
「ふふっ、嘘ばっかり。」
407
刀剣男士に、ポケモン持たせたら誰がどの子を選ぶかなって考える。
歌仙はドレデイア。庭の手入れをしてたら苗に混ざってたチュリネ見付けて世話して欲しい。
和泉守はスボミー。歌仙とお揃いが欲しくて草の芽っぽいやつを探した結果間違えた。でも根性があるから育ててる。地味に鬼強い。
408
あっし、物をよく捨てるんですよ。部屋に物があるのが嫌なので。で、その時の判断基準が
【もし火事になって燃えちゃっても仕方ないと割り切れるか否か】
なんですよ。そしたらね、大抵の物はまじで仕方ないと割り切れます。楽器とかパソコンくらいです、本気で割り切れないの。
409
これは、とある審神者が、まだ審神者になる前の話である。
幼い頃、父親の実家へと預けられていた時期がある。弟が生まれる少し前の事だ。当時の審神者には全く意味が分からなかったが、いくらでもお菓子を食べ、ゲームをして良いという破格の条件をぶら下げられ呑気に祖父母の家に泊まっていた。
410
その本丸の大広間には、一冊のノートが置かれている。題目は、なんでもノート。
誰が書いても良いし、誰が読んでも良い。ルールは一つ、傷付けるような言葉は駄目。
そのノートは、みんなの楽しみの一つでもある。
411
・南泉
運転はあまりしたがらないけど、させたら普通に上手い。でも車内で音楽かけるのは好きじゃない。
・長義
上手いけど速度は出す。煽りに対しては、もてあた精神<<<<<お前達の死が来たぞ。
・豊前
多分助手席に乗った時点でこいつが彼氏になるし降りる頃にはファンになっとる。
412
アテクシ、恋愛感情どころかクソデカ感情をぶつけ合ってるような、しかし恋人ではない腐れ縁とかそんな関係の二人が、何かの拍子にしたくなったからという理由のみでキスしてそれ以降お互いをがっつり独占するけどやっぱり付き合ってないし、でも一線超えるまで秒読みみたいなの大好きです。
413
今、うちの職場は私がふざけて
「ヤングなアベック」
「ナウいね」
「あたり前田のクラッカー」
「おいくら万円?」
などの発言を繰り返した結果、若い子達がこの言葉を使うようになり、時代が交錯している。でも昭和生まれの上司たちは楽しそうだからこれもひとつのℋ𝒶𝓅𝓅𝓎 ℰ𝓃𝒹
414
・陸奥守吉行
どんな時も明るく、優しく接してくれる。そして、どんな些細な事でも、彼はちゃんと覚えていてくれる。あなたが忘れていても、構わない。あなたが気にしてなくても、構わない。彼はあなたの傍で、あなたの全てを覚えたまま、今日も朗らかに笑っていてくれる。あなたに日常をくれる。
415
・静
運転自体は出来るけど壊しそうで出来ない。バックの時やり過ぎってくらい確認する。
・千代金丸
マイペース運転。狭い道も抵抗なく走るから少し怖い。給油口の向きを覚える気がない。
・祢々切丸
上手い。安全運転。どんな車も普通に運転するからずるい。
・山鳥毛
軽に乗らないで欲しい。
416
私、バナナが苦手なんです。小学生の頃、給食に出たバナナを食べようとしたら同級生の男子から「ゴリラ!」とからかわれたんですよ。今思えば私がゴリラというよりそいつらがハム太郎だったんですけどね。でも当時の私はそれだけでバナナが大嫌いになったんですよ。
罪深いよね。
417
これは、とある審神者の話である。
その審神者は、あまりにも未熟だった。それは審神者としてでは無い。心が、あまりにも未熟だった。
審神者は、負ける事が受け入れられなかった。負けず嫌いで、敗北する事を恥をかいたと思うような人だった。演練では、相手に審神者が居るからか特に嫌がった。
418
#刀剣短歌強火合宿2022夏
「カーテン」
元審神者の孫
初期刀、山姥切国広
419
主へ
痛かったろう。苦しかったろう。変わってやれりゃあと何度も思うたが、そうもいかんかった。
のう、主。儂は主の初期刀として、務めを果たせたじゃろうか。儂なりに頑張ったが、どうじゃろうの。
直接、聞かせとうせ。
今いくき、待っちょれ。
文句もそこで聞く。
初期刀 陸奥守吉行
420
・大倶利伽羅
滅多に載せてくれない。下手ではない。横断歩道を渡る幼稚園児を渡り切った後もつい見送ってクラクション鳴らされて舌打ちする。
・長谷部
主を乗せている時だけは法定速度を遵守するから安全。
・同田貫
運転は普通に好きだし超上手い。多分打刀で一番運転が上手い。
421
私の中の初期刀五振りは
加州清光→感性が鋭く、感情優先
蜂須賀虎徹→品格があり、好悪が激しい
陸奥守吉行→賢く、感情放置
山姥切国広→頭が良く、考え過ぎる
歌仙兼定→博学であり、頑固
なイメージ
422
榎本武揚さんは、刀剣男士ではありません。なんなら刀剣を持ってた人でもありません。ですがどソロの超カッコイイソロ曲を持ち、なんなら舞台装置も大道具もバリバリ駆使して北を目指します。アンサンブルもほぼフルで入ります。でも刀は持ってません。コーレスはあります。汁粉くれ、です。
423
ねえ審神者さん達。
太刀の中で(←ここ大事)ピアノが似合う(上手いのではなく、似合う)のはだれ?
あっしはね、大典太光世。
たまに、ぽーんって音を鳴らして欲しい。
424
この敵と戦えば確実に散ると分かっていても、審神者だけでも確実に逃がす為に審神者に背を向けて敵の足止めを決意する短刀が、それでも精一杯の意地と優しさで顔を見せないまま審神者に一人での退避と最期の言葉を投げかける所が見たい。
425
・亀甲貞宗
どんな時もあなたを決して否定しない。あなたの全てが彼の全て。例えあなたが狂いそうでも、彼はそっとそばに居る。そばに居て、心を痛めつつ否定せずに居てくれる。そしてあなたが戻れなくなった時、彼は何も言わずに後を追う。あなたにだけ縛られる為に、迷わずに追いかけて来てしまう。