K・HIRAYAMA(@HIRAYAMAYUUKAIN)さんの人気ツイート(リツイート順)

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司書がいなくなった図書館は、悲惨だ。蔵書管理すらできなくなり、目録作成が機能しなくなり、やがて蔵書検索すらできなくなる。これは何を意味するかといえば、地方公共団体や学校の財産が毀損されるという重大事態に陥ることである。本が行方不明って、凄い事態なんだよ。
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突然ですが、武田勝頼の最期に関する新史料を発見しました。彼の死に様についてではありませんが、それを見届けて、戦場を脱出したというものです。とても短いものですが、ビックリしました。今年の春に、発表します。
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図書館、博物館、美術館を大切にしなくなった国、地域は、やがて人材や知性の枯渇を招き、産業も発展しなくなり、研究はとっくに崩壊して頭脳の流出を招来する。結局、残ったのは、まさに「国破れて山河あり」。なーーにも、人材は残らず、今ある環境しか存在しなくなるってこってすよ。
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今から26年前、さる旧家から自宅の納屋で見つけた古文書の判定を依頼された。捨てようと思ったが、見てもらってからにしようとのこと。急いで訪問、拝見。そしたら、今川義元、氏真、穴山信君などの新出史料だった。ご主人に、他に何か残っていますか?とお訊ねしたら、あったけど、この前、
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今まで何度も発言してきたのに、またもや言わねばならぬことに徒労感がありますが、大河ドラマはすべて史実ではないし、その実現は不可能です。歴史を舞台にしたヒューマンドラマです。限られた時間、回数、予算で、人物の生涯を描くなかで、いかに立場や選択、結団、幾多の喜怒哀楽を表現するのか
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なんだこれは?馬鹿らしくて、やってられん。全国の文化財担当者たちの、今までの苦労は何だったんだ? nikkei.com/article/DGXMZO…
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河原で燃やしましたよ、といわれ卒倒しそうになった。たまたま、近世の文書が数通交ざっており、それがなんと青木昆陽が駿河に史料調査に来た時に供覧に出した文書リストだった。急いで現存する中世文書と照合したら、全て一致し、処分された文書はなかったことを確認。あの時は本当にホッとした😅
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家康が泣いてばかり、と批判があるようですね。そのように感じられる方は、中世の古典、特に軍記物を通読された経験がないと思います。鎌倉、室町、戦国の武者は、感情の起伏が激しく、少しのことで(今の価値観という意味)、すぐに号泣する、感涙に咽ぶ、のが通例。、なので大河の殿が泣くのは普通
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研究者としての上皇陛下の話題でもちきりですが、伝毛松筆「猿図」(南宋)の絵をご覧にいれたときのこと。絵の猿を一目見て「これは日本猿ですね」とご指摘になった。研究者全員固まったという。この絵は、南宋から輸入されたもので、武田信玄が曼殊院覚如に贈った由緒を持つものでした。
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大河ドラマ「どうする家康」の築山殿の策略とその破綻、そしてその死というストーリーは、脚本家古沢さんのオリジナルストーリーです。このドラマの出発時、家康と瀬名は相思相愛であり、今川義元がそれを汲んで結ばれた設定になりました。 #時代考証の呟き #どうする家康
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すでに歴史学界は、崩壊の兆しが見えている。就職もできず、食いつなぐこともできない現状で、研究者の卵はなくなりつつある。今の40歳台以上が論文や著書を書かなくなれば、この世に出る歴史本は、トンデモだけになるかも😱 twitter.com/mimimi94003939…
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司馬遼太郎さんは、小説の中で、いかにも史料的根拠ありげに、エピソード風に自分の創作話を盛り込みやがるから、スゲーやっかいなんすよ😅
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「どうする家康」第1回で「蔵人」のことを「くろうど」ではなく「くらんど」と言ったので、異論がすごいらしい。どちらも正解です。むしろ「くらんど」読みの方が、室町・戦国期には多い。文明、明応、天正本節用集、元亀本運歩色葉集などはいずれも「クランド」と注記されている。#時代考証の呟き
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さて、まず初回に当たって、考証としてぜひ盛り込んでいただきたかったことをお話ししましょう。 (1)家康はただの人質ではない。そして惨めな駿府時代を送ってはいないことを表現する。 何度か呟いていますし、最近、同じ考証陣の柴裕之氏の『青年家康』角川選書でも指摘されていることですが、
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もっと言えば、辞書の紙を作る業者が絶滅寸前。もう辞書が作れないのと、刷れないのダブルパンチです。文化が滅びるのも間近😭 twitter.com/moegi_hira/sta…
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今夜のなんでも鑑定団に出た、徳川家朱印状は、完全なる新発見史料でした。たった今、中村孝也『徳川家康文書の研究』、徳川義宣『新修徳川家康文書の研究』1、2を確認しましたが、収録されていませんでした‼️これは、天正壬午の乱直後、甲斐衆に出した文書の一つです‼️いや~、凄い‼️
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今年最後の秘密が情報解禁となりました。2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」の時代考証を担当することになりました。これから、皆様に壮大な史劇をお届けできるよう、精一杯お手伝いをさせて頂くつもりです。どうぞよろしくお願いいたします🙇
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遅くなりました。大河ドラマ「どうする家康」第4回「清須でどうする」はいかがでしたでしょうか。SNSをみると、様々なご意見がみられますね。ここで、はっきりと申し上げておきますと、全編にわたって、これはフィクションです。 #時代考証の呟き #どうする家康
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TSUTAYAには、出来もしない図書館業務を格安で行政から請け負い、地域の文化遺産である書籍を大量に廃棄。文化の破壊者として、歴史にその名を刻むことであろう。 twitter.com/madanaizo/stat…
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このことについては、以前にもコメントしたことがあったと思うし、俗説だということはかなり広まりつつあると思っていましたが。「たわけ」は、「戯ける」という動詞の連用形の名詞化した言葉で、「ばか、あほう、愚か者」など相手を罵る時に使用される言葉。室町中期の『節用集』(文明本)を始め、 twitter.com/yasunorikamo/s…
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「どうする家康」第2回「兎と狼」はいかがでしたでしょうか?さて、今回に関する時代考証のポイントについてお話ししましょう。 #どうする家康 #時代考証の呟き
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最後に、大河ドラマは、歴史を舞台にしたヒューマンドラマであり、群像劇です。大まかな年表としての出来事は外さず、物語が展開していきます。ですが、ドラマとしての内容は、フィクションです。端的に申し上げれば、同じ徳川家康を題材にした専門の歴史書と歴史小説は違うのと一緒です。歴史物語を
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(5)「半蔵様が死んだら、俺たちの妻や子に誰が銭を渡してくれるのか」という大鼠の最期の言葉に込められた史実 私は、この台詞を拝見して驚嘆しました。よくぞ、書き込んでくれましたと私が舌を巻いたのには理由があります。この台詞には、戦国大名に雇用される忍びたちの実態が端的に表現されてい
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スゲーな、富士山の山頂に煙があがってる。ちゃんと考証と画像演出が行き届いてますね。#鎌倉殿の13人
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火縄銃の射撃の様子は、様々な歴史番組で行われています。でも、アタクシには不満というか、いつもこれでは戦国の人々の経験や使用時の問題点をあぶり出せないと感じています。というのも、使用されているのが現代の火薬だから。当時は黒色火薬で、射撃した後は、黒煙が立ちこめていたハズなんですよ。