NS@小児科医 (Noritaka Shintani)(@nuno40801)さんの人気ツイート(リツイート順)

小児の急性脳症では, 亡くなった方やその数には注目されがちですが, 「神経学的後遺症」を残す懸念があることも重要な問題です. 急性脳症は様々なタイプがありますが, 日本の小児における発生例全体の致死率は5%であった一方, 神経学的後遺症の率は36%であったと報告されています.
水痘の話題が盛んになっていますが, 水痘ワクチンではOka株(岡株)という日本で開発された弱毒化水痘帯状疱疹ウイルスが用いられています. これは1970年代に開発されたものですが, 今でも日本のみならず世界中の水痘ワクチンは基本的にこのOka株ワクチンです. 先人の功績をありがたく享受しましょう.
食事のあり方によってアレルギーが改善される, といった記載がありますが, 私の知る限りではエビデンスが乏しいと思いますし, この内容は少なくとも自治体が紹介すべきではないと思います. twitter.com/kisarazu_city/…
「新型コロナワクチンに関し『アナフィラキシーを起こす可能性はあるけれども、それは必ずしもアナフィラキシーショックではない』ということ、そして現在のところ、適切な処置でみなさん回復していることです。」 内容全体も知っておくべき記事だと私も思います. news.yahoo.co.jp/byline/horimuk…
今年度の「ブタの日本脳炎の抗体保有状況」が公表されはじめました ブタの抗体保有率が50%を超えてくると2週間後くらいから人でも感染のリスクが高まってくるとされています 西日本ではすでに高率となってる地域が増えてきてるようなので, 要注意な時期になっていそうです niid.go.jp/niid/ja/je-m/2…
子どものワクチン接種でも「周りのみんながどうしているか」という点で接種するか否かの大きな判断ポイントの1つとなっている印象があります. 確かにその考えもわかりますが, 周りの方が皆さん詳しいとも限らないので, 信頼度が高く根拠のある専門家の情報を重視して個々で判断してほしいところです.
国立感染症研究所から 「新型コロナウイルス感染症に関する国立感染症研究所ホームページの不適切な引用について」 が公表されています. やめましょう. (画像はリンク先の内容の全文のスクリーンショットです) niid.go.jp/niid/ja/others…
「うちわ会食」について興味深いのは, 多くの人がいながらこういった対策が実行される点です. 決定されるまでの過程で「この対策は不十分では」という意見が出て, それによって見直されるといったといったことがない点が大きな問題では, と個人的には感じました. kobe-np.co.jp/news/sougou/20…
ここ1日の間で2件ほど, 就学前1年の三種混合+ポリオワクチンの接種についての話題にTwitterで遭遇したので, 改めて簡単に説明します. 約4年前から日本小児科学会では就学前の1年間での ・三種混合ワクチン ・不活化ポリオワクチン の接種を推奨しています(いずれも任意接種). jpeds.or.jp/modules/activi…
子どものワクチン接種を検討し問い合わせたが不要と言われた, という事例は特に任意接種で時々あるようです. 知見が深まったことで考え方が変わったものも少なくなく, その影響によって誤解が生じているのかもしれません. 簡単にいくつか具体例をご紹介します
ちなみにケイツーシロップでの予防が行われていなかった1980年の日本の調査では, ビタミンK欠乏による出血症は ・全出生児の4000人に1人 ・母乳栄養児の1700人に1人 で発生してたことが明らかにされています. 過去には何も予防せず, それくらいのリスクであった, ということです. twitter.com/nuno40801/stat…
2種類ある「おたふくかぜワクチン」のうち, 武田薬品工業のワクチンが供給停止となるようです. (現在使用されている分は問題ないです) こちらを採用されている医療機関では予約停止となったりする可能性がありますので, 特に接種を検討されている場合にはご注意ください takedamed.com
以前にも述べましたが, 医師・歯科医師のプロフィールに「●●学会の会員」という記載を時々みかけます. ただほとんどの場合比較的簡単に会員になれるので, 会員というだけでは, その領域の専門家というわけではありません. 学会員というだけなら, 一般でのファンクラブに近いものだと思ってください.
そろそろ時期も近づいてきたので, 毎年話題にあがる大事なことを言っておきます. 「1歳未満でも, 生後6か月以上の小児ではインフルエンザワクチンの接種は推奨されています」 今年「も」重要ですのでよろしくおねがいします.
「ウイルス」を「ウィルス」と表記されている場合, その内容には特に注意が必要だと思いますが, ワクチン「接種」を「摂取」と誤字の範囲を超えて繰り返し表記されている場合の内容にも特に注意が必要, というのが個人的な印象です.
新型コロナウイルスでの変異がよく話題にあがりますが, それ以外のウイルスでも変異が臨床像に影響を与えるということがあります. 「手足口病」も10数年前から全体的に臨床像の傾向が変化したことが知られていますが, これもウイルスRNAの変異によるものと考えられています.
日本小児科学会のInjury Alert (傷害速報)で新たに 「弁当用ピック誤飲による下咽頭異物」 が掲載されています. 1歳の児が誤飲して下咽頭食道異物となり, 最終的に全身麻酔下で摘出されたという事例です. 弁当用ピックはよく用いられていると思うので注意しましょう. jpeds.or.jp/modules/injury…
来年度から 「四種混合ワクチンが生後2か月から」 接種できるようになります. (従来は生後3か月から) それによって, 標準的な接種の進め方もわずかに変わりそうですね.
「学会」というと難しそうなイメージもあるかもしれませんが, 日本小児科学会のページには一般向けページも設けられています. 内容はとても充実していますし, また公的機関に準じた組織が複数人で作成している点でもとてもよく, 有用な情報取集先の1つだと思われます. jpeds.or.jp/modules/genera…
10月1日よりロタウイルスワクチンは定期接種となりますが, 接種者が増えるとミスが発生するリスクも高まるかもしれません. 特に ・初回接種は生後14週6日までに行う ・ワクチンの種類は1回目と2回目以降では変更しない ・吐き出した場合には再接種は勧められていない 点は注意して実施すべきでしょう.
適切ではない情報が紹介されているようですね. 入浴時に溺水トラブルを経験したうち, 99.2%は首浮き輪未経験者, というのは誤りです. 非使用時の発生件数が1139件というだけで, これが当然首浮き輪非経験者とは限りません(当然経験者も含まれると推測される) twitter.com/swimavajpn/sta…
「結局、根本的な解決方法は患者の増加を抑えることしかありません。 今は誰かを責めるよりも、個人個人がこの難曲を乗り越えるための努力をすべきときです。」 まさにその通りだと思います. news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
先日ツイートした「水で膨らむビーズ誤飲」についてけいゆう先生が記事にしてくださっています. 実際の誤飲の事例が複数紹介されているほか, 実際に吸水前後でどのように変わるか実験してみたようすも紹介されています. リスクを把握する上で参考になりますね. news.yahoo.co.jp/byline/yamamot…
あまり知られていないかもしれませんが, 急性脳症は一般的には東アジア(日本・台湾・韓国)で発生が多いことが知られています. これは日本人でのリスクを欧米と同じとは捉えていけない一例です. twitter.com/nuno40801/stat…
水痘(水ぼうそう)は以前からワクチンがありましたが任意接種として実施されており, 接種率はまずまずでした. 小児科医としても水痘の患者さんは時々診る機会はありました. ただ定期接種となって以降は接種率向上に伴い, 発生数は大きく減少し, 典型例を診る機会もほとんどなくなりました.