山本貴嗣(@atsuji_yamamoto)さんの人気ツイート(古い順)

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カノン砲のことを日本では「加農砲」と書いたりするが、戦車や大砲ばっかり描いてる絵師を「加農派の絵師」というのはどうだろうと思いました(寝言ですので忘れてください)。
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何度目かの再掲だけど:私の好きなインドの覚者の話で「人生をあるがままに受け入れてみませんか」ということを「今生活のお金に困っている人に私は言うことはできません。そういう人に霊的な話をするのは傷口に塩をすりこむようなものです」というのがあります。その人に必要なのはお金です。
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うつ病患者の何割かは十分な収入が入ると治る、というのは、人生の真理だと思います。おそらく自殺する方の何割かもそうなんじゃないでしょうか。
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お金の問題を過小評価したり無視した人生アドバイスはあんまり人を救わないと思います。無一物で出家するとかいう人はいいでしょうけど、それは別のジャンルの話です。
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リアル女性に接する機会がない男は女性の体重などについて偏見があってもしかたがない、というツイートが流れてきたが、リアル戦車やリアル銃器に接する機会がなくてもその諸元に詳しい人はいくらもいる。ただ無知で探求心がないだけだと思う。
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昔白血病でひどい肺炎も起こして死にそうになって入院した妻が「家事も何もしないで上げ膳据え膳で寝てられて最高」ってご機嫌で、治療で免疫低下してクリーンルームに入れられても孤独耐性が超強いので「ここ快適なんでずっといられませんか」って言って断られてた。落ち込むとかキレるとか皆無だった
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闘病ドラマでよくある「病気の宣告を受けてショックを受ける」「落ち込む」「感情的になる」「なぐさめる」とかいう段階はまったくなく、ただ淡々と治療を受ける妻を淡々とサポートして、二人とも楽しく毎日を過ごした。生死は人知を超えているので別に心配しなかった。そういうケースもある。
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大部屋ですごく落ち込んでいる同じ白血病の人に妻が「まだ打つ手があるんでここに入れられてるんで、なくなったら頼んでも追い出されますよ。入院してるということはまだ可能性があります」って言ったら気を取り直して明るくなってたらしい。暗くならない妻を見て考え直した人もいたらしいです。
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ドラマの闘病物は、家族が重病の宣告を受けて全員がショックを受け立ち直る過程を描くものが多く、生死に腹をくくってるキャラがいても必ず取り乱すキャラがいる。でないとドラマにならないのだろうけど、私と妻のようにどちらも淡々としてるケースもある。それもいいなと思っていただければと思います
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あと昔から「感情は否定しないがそれにとらわれないで生きる」という話をバカの一つ覚えのようにしていますが「こいつは人生で大変な目にあったことがないからそういう机上の空論を言っている」と思われている方もおいでだと思うので、いや遭ってますけど、そうしてます、という意味でもつぶやいてます
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基本的に、人が少しでも心の重荷を下ろして幸せに一生送れたらいいな、が基本戦略なので、何を思っても最終目標はそこなのです。生きとし生けるものが幸せでありますように、それぞれができる範囲でそれなりに;
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@kanri_man2103 始めまして、三十数年前に建てた家に天窓があって、最初は月が見えたりしてうれしかったのですが、冬場結露してしずくが滴り、漫画家という商売上、原稿が被害を受けるので金を払って撤去しました。いらない設備でした;いきなりのリプ失礼しました。
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メタルマックス30周年、おかげさまでありがとうございます。ファンの皆様によいこといっぱいありますように!
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漫画家やフリーランスが金が無いと困る話、何度目かの再掲ですが「小規模企業共済」の積み立ては救われます。いつの日か廃業した時の「退職金」を自分で積み立てるもので毎月1万でも2万でもいい、何十年かするとそれでも百万単位の金になります。病気とか突然の無職状態の時、その金を借りられます
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若い頃友人の高橋留美子先生を何度も手伝いましたが、毎週16ページくらいの「うる星」が夕方から作画にかかって、人物ほぼ高橋先生が描いてる間にスタッフが背景、仕上げをやってると、明け方には高橋先生人物終わって背景参加したりしてました。バイクで言うと原付と1000ccくらい違うと思いました。 twitter.com/atsuji_yamamot…
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高橋先生の名言で「最近は私も歳のせいか、手の空いたときにアシスタントさんにごはんを作ってあげられなくなったよ」と言うのがありました。何を言っているのかよくわかりません。
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知り合ったのはまだアマチュアだった十代で「この人は米国の原潜みたいに漫画を描きながら一度も浮上せずに北極の氷の下を通過できる」って思ったんですが、後に「若いころはなぜ他の人がマンガを描いている途中で眠くなったり空腹になるのかわからなかった」って言ってたから当たってたと思います。
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20年以上昔アシスタント氏のお母さまが学校で給食の仕事をなさってて「白髪が気持ち悪いという子どもたちがいるので髪を染めさせられた」ことがあって、教育崩壊してるなと思いました。若くない人間はキモいのか?どういう育ちしてるのかと(まあ核家族化で老人を見慣れないのかもですが)教育は? twitter.com/tk_takamura/st…
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漫画家は原稿料はアシスタント代や資料やその他諸経費で消えてほぼ儲けはなく、印税からがやっと収入だ、というのを理解してくれない税務署員に泣いている漫画家の訴えに、自ら出向いて税務署員を納得させた編集長さんが昔おられました(私の話ではないです、その編集長さんにはお世話になりましたが) twitter.com/omoti194/statu…
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先日、武術の達人の演武を見て「あの技の時膝は開いちゃいけないって言われてますが大先生は開いてました!」って言ってくる初心者に「いいんだよ、あの先生はあれで人が殺せるんだから(おまえは殺せるのか?)」って言う話がある、って書きましたが、漫勉の安彦先生の回がまさにそれでしたねw
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有名な漫画家の先生(私よりずっと業界の先輩格のいっぱい売れてた方)の廃業の理由が「ある日目が覚めたら自分は漫画家じゃなくなってたんだ」っていう話をひとづてですが昔聞きました(注文がなくなったとかいう外的な意味ではなく、ご本人の内面の問題で)。 twitter.com/hiroerei/statu…
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40年近く昔、高橋留美子さんが、うる☆の作画でアシスタント数人が集まって仕事始まる前に談笑してた時「ちょっとコンテなおすんで静かにしててもらえます?」って言って、みんな沈黙してるところで目を閉じて天井向いて、少しして「うん、できた」って言って仕事にかかったことがありました。脳内作業
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私は武術の達人みたいな無敵な主人公の漫画を色々描いてきましたが若い頃「あまり主人公が無敵だと話おもしろくないですかね」と言った時、先輩格の原作家さんが「たとえば疫病で愛する者が次々に倒れていく時その武術の達人は無敵だろうか?」と言われてメウロコしました。もう40年近く昔の想い出です
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若い頃その方からいただいたアドバイスで忘れられない物の一つが「感性で描けている内に自分の創作法はある程度理論化しておいた方がいい。スランプになったとき立ち直る手掛かりになる。感性だけだとそれがない。立ち直るまでの時間に大きく差が出る」でした。時代を超えた真理だと思っています。
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絵描きに絵を頼んで高い!って言う人の感覚って、昭和の昔、おもちゃ屋に行って数百円のプラモでも小遣いと相談して悩んでる子どもが、はじめて鉄道模型を見て異次元の価格だと思った(ゼロが二つくらい多い)のに似てるのかも、と思う。高いと思うのは無理はない。ただちゃんとわけがあるんです;