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これ言われたら親は次の文を3回唱えて心を抑うつから守りましょ。「学校に子どもの能力を超える課題があり、学校を安心して学べる場所と認識できぬような状況がある(あった)ことが不登校の要因であって、家が安心と楽しさに満ちていることはこの子の回復に必要です」 twitter.com/FutoukouKawago…
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子どもが欠席することを毎日学校に電話連絡することの徒労感や、教室に溜まりに溜まったプリント類をドサッとまとめていただく瞬間の「置いて行かれ感」がじわじわ親のメンタルを潰しにかかる(学校にその意図はなくても)ことはもっと知られても良いと思う。
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教育で大切なのは子が飛べる「走り高跳びの高さ」を、子が決して嫌にならない範囲で各々のペースに合わせて上げていくことだと思うのだけど、実際には身長も体重も筋力も異なる子らの前にたった一種類の高さのバーしかなく、飛べる子と飛べない子に分けられてしまうという絶望がそこにはある。
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不登校の子は放課後等デイサービスを利用できないとか、不登校の子は支援学級に入級できないとか、不登校の子にはタブレット支給しないとか、全国各地で首を傾げるような対応を多く見ているうちに、我が国では不登校の子たちは支援の対象ではなく懲戒の対象なのだろうか?と思ってしまうよ。
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子どもの能力や特性に合わせて宿題の有無・量・質などを調整することは合理的配慮です。クレーム対応ではありません。
子どもの能力や特性に合わせて宿題の有無・量・質などを調整することは合理的配慮です。クレーム対応ではありません。
大事なことなので二度言いますね。 twitter.com/ed_rese/status…
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うーん。年間100人以上の新患の親子に出会うが「親の愛情が足りないから子どもが〜になる」と判断したことがない。そもそも愛情という仮説構成概念を評価するのは困難。大切なのは子どもが安全safeで自由freeで自信をもてるstrong(どれもいくらかは評価可能)状況が守られたか否かではないかと。
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極論言うと、子育てにおいて我が子をかわいいと思うことすら必須とは限らない。仮にかわいく思えなくても(つかどんな親でもそんな日あるよね)その子が生きるのに必要な衣食住を守り少しでも激しい言動を減らす/なくす工夫を試みていればもう100点満点。今日の子育てこれでよし、から始めよう。 twitter.com/yukichildpsy/s…
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ダメな親なんていない。
疲れて動けなくなってる親がいるだけだ。
親を批判する暇があったら支援に向けて動け。#子どものこころの研修医に伝えたいこと
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学校関係者様にお願いです。児童生徒の中には精神症状に苦しみ、学習に取り組めない方が必ず一定数います。こうした子達について「態度が悪い、サボっている、甘えている」と批判する前に『何らかの病に苦しんでいるのかも知れない』と考えてみて下さい。その考えはその子の命を守る可能性があります。
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幻聴があっても、希死念慮が強くても、子どもたちは最後まで「普通」を装い通常通りの生活を送ろうとします。「普通」を装えなくなったときはもはや限界を超えたとき。学習活動への取り組みにくさをSOSと見るか、批判されるべき態度と見るかで子どもたちの運命が大きく左右されます。 twitter.com/yukichildpsy/s…
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私がここで最も求めたいのは、綿密な支援でもなく、心への寄り添いでもなく、教師の負担を増やすような手厚い関わりですらありません。強く叱りたくなった時にほんの少し待って頂き、見守ってくださるだけでも良いのです。傷つきを最小限にできるだけで子どもたちの命はより安全な状態に近づくんです。 twitter.com/yukichildpsy/s…
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私が子どもを取り巻く教育・福祉・医療の問題点を指摘すると現場のゆとりの無さを知らんのか的なお叱りを受けます。もちろん、私はそうした構造的な問題は理解しているつもりです。ただ、子ども側の苦しさを代弁する大人は圧倒的に少数ですので今後も子どもの代弁者として問題解決を目指し続けます。
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「井上はなぜ子ども(患者)に怒らないのか?」と不思議に思われることが多い。子どもにナメられないように子どもを怒りつける大人より、子どもにナメられても動じずにその子と対話を試みる大人としてそこにいた方が、子どもは自分の課題に気づき、対処にむけて動くことを数多く経験したからだと思う。
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不登校の子って自分史上最強に弱ってるのに周囲の大人たちは「そんなんでこれからの世間の荒波を乗り越えられるのか!」てな具合に社会の不寛容さを強調しがち。そりゃあ乗り越えられるものも乗り越えたくなくなるよね…
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不登校だったりで、社会がキツくなり始めている子に必要なのは社会の厳しさを伝えることではなく、その子が「自分も社会も捨てたもんじゃない」と思える支援。これに尽きるとおもう。
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子どもの苦しさから生じている様々な行動問題が「試し行動」「アピール」などとジャッジされていく過程をしばしば見るけど、それはまるで海で溺れそうになっている子が必死で叫びもがいているのと同じような状況なわけで、辛いってアピールして何が悪いのだろう。応答しようよ。浮き輪投げようよ。
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対人援助職は身銭を切って研修やSV受けるべき的な意見はよく耳にするけど、それってほんとは職場が研修予算確保して保証するとか、職能団体がSV受けやすい環境を用意して保証すべきことではないのかね。だって良い仕事をするための人材育成のための費用を自分の給料から出すってなんか変。
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子どもの外見や属性を揶揄する発言で傷ついた子のことを「相手は冗談で言ったのに傷つく君がおかしい」と考える文化早く滅びないかな。まして、発達障害のせいで相手の冗談を真に受けた的な解釈を行うのは言語道断。こうしたいじめ・暴力の矮小化は被害者の子の命を軽んじる行為だと思う。
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うつ状態のキツイ時。疲労や睡眠負債と違い休んでも休んでも快適な時間にならない。全身に不快な感覚が走り、酷い内容の考えしか思いつかない。ひたすら動画観てるかゲームするかでうつ状態の不快さと戦うことも。彼等を応援するためにもこの状態を〜依存と呼ばずに「デジタル戦闘状態」とでも呼びたい
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不登校状態の子たちの支援・治療に精神医療が関わるのは再登校を促すためでも不登校状態を予防するためでもなくて[不登校状態を健康に生きる]事の手助けにすぎないと思ってます。そこでは再登校のみを目標にする前に学校はその子が[顔を出すに値するコミュニティなのか]を一緒に考えていきます。
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学校に行く子も行かない子も、義務教育のうちに
○いじめとは何か
○差別とは何か
○虐待や暴力とは何か
○これらをされた、見た、聞いたらどう行動するか
を知って欲しい。不登校状態にある子を受け持つ担任の先生にはこれらをその子に伝えてほしい。教科学習以上に「必須科目」だと思う。
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子どもへの向精神薬は悪だ!いや、善だ!みたいな1要因2水準の答えを得ようとするのは誰も幸せにならず。実臨床では、感情・行動に困り事を抱える子の①特性に配慮した環境の最適化を目指し②経験豊富な医師又はチームに出会い③子の願いを最大限取り入れて④副作用に留意した処方しか意味ないもの。
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自分が親としてしんどくなったら、なんどでもこの記事を読もうと思う。
futoko.publishers.fm/article/25327/
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学校に行く子も行かない子も、義務教育の間に身に着けてほしいことは「基礎的な知識や技能」よりも「自分は(自分のペースでなら)学ぶことができる」という信念だと思うのです。
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子育て中は「あの時こうしていれば、今頃状況はもっと良かったのではないか」と思いそうになったら全力で腕立て伏せ20回するくらいイマココの活動に集中するように(助言)してる。これほど生産性がなく心身ともに有害な思考パターンは他にないと思うもん。