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この50年くらいの世界の医療と衛生の普及はおどろくほどのもので、とくに子どもの健康状態は劇的に改善しています。何百万人もの命を救ったのはなんといってもワクチンの普及でしょう。世界中の子ども全体のワクチン接種率は、1980年当時の20%から、2020年には86%まで増加しています。
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今朝の河北新報一面に、SNSをよく使う20代の若者にワクチン忌避が広がっていると報道されていました。反ワクチンがデマを広め、メディアはそれを否定せずに、ワクチン拒否の権利ばかり強調しています。HPVワクチンのデマを修正するのには10年かかりました。今回も将来に禍根を残すことになるでしょう。
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お産による死亡はいまでも出血によることが多いのですが,それを産科危機的出血といいます.このたびフィブリノゲン製剤の適応が拡大され使えるようになりました.大出血のため命の危機にさらされる産婦さんと,それに対処するわれわれ産科医にとってグッドニュースであることはいうまでもありません.
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院内食堂のおばちゃんが,米と切り干し大根をどこかから自力で調達してきて,7日目から食堂が再開.事務方のひとも手伝って,無料炊き出しみたいな感じでだしはじめました.おかずの切り干し大根がとてつもなくうまかった.
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マスクをしているのは世界で日本だけとか、5類にすれば医療崩壊しないとか、PCRを全員にすれば感染はおさまるとか、政治家というのはツイッターでよくみる浅はかな意見のレベルで政策を決めているんだなあ。
yomiuri.co.jp/politics/20230…
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ワクチンはきわめて公共性の高い事業です.自らの感染を予防するだけでなく,集団免疫により弱者を守るという意義があります.低い頻度ながら副作用が存在しますが,その場合,予防接種法に定められた健康被害救済制度によって公的に補償されます.まさにOne for everyone, everyone for oneの精神です
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震災直後はなにも食べるものがなく,ナースステーションに行っては,おかしをもらって飢えをしのいでいました.沿岸の被災地に支援物資を運ぶためたくさんのヘリコプターが病院の頭上を通過していくのを,うらやましげにながめていたものです(一機くらいここにおちてこな、もとい、おりてこないかなと)
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名古屋市大の鈴木貞夫教授が,世田谷や愛知,広島でおこなわれた大規模PCR事業の失敗を総括しています.日本公衆衛生学会「新型コロナウイルス感染症対応記録」263ページより.
jpha.or.jp/sub/topics/202…
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ワクチン接種率で日本が出おくれた当時は政府批判がかまびすしかったものの,最終的にはアメリカより10%以上高くなり,コロナ感染拡大が劇的に低下しました.自公政権への信任が増えたのはその一点につきます.反対に立憲民主のいういわゆる「ゼロコロナ」のリアリティは完全に崩壊したということです
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検討委員をもう8年やってますが,TBSが取材に来たのを一度もみた記憶がありません.特番つくるのに依拠したひとたちがあまりにかたよっていて,HPVワクチンの轍をまた踏んでますね.専門家にひとこと聞けば,過剰診断に与するか否かにかかわらず,被曝による甲状腺発がんは明確に否定されたでしょうに.
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中部病院のような先進的な施設に、ワクチン拒否のスタッフの集団がいてクラスターとなった驚く向きがありますが、沖縄はもともとエコロジー派が多いところで、EM菌の運動なども盛んです。おそらく院内に影響力のあるひとがいてまわりに感化をおよぼしていたのではと推測します ryukyushimpo.jp/news/entry-134…
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コロナワクチン開発競争は米国のひとり勝ちの状況ですが,実はMRAワクチンの開発は,数年前までは日本も先行していました.しかし「医療費削減を掲げる政府による予算「打ち切り」が,プロジェクトを立ち消えとさせた」.日本経済の近年の凋落を象徴するエピソードといえます.
msn.com/ja-jp/news/opi…
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子宮頸がんは世界的に減少傾向にありますが,日本は世界で唯一の増加国で,過去10年間の罹患率増は世界ワーストとなりました.これはHPVワクチン副反応のネガティブキャンペーンにより,この10年間,積極的なワクチン接種勧奨のさしひかえが続いたためだと考えられます.
carenet.com/news/general/c…
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新型コロナのワクチンについて、接種は任意であって強制ではないと騒いでいるひとがいますが、予防接種法では臨時接種に該当し、その接種は任意ではなく「勧奨」であり、自治体には接種を勧めるよう「努力義務」が果たせられています。いったいだれが「任意」なんていうことばにすりかえたのだろう。
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2011年の福島原発事故によって福島県民に健康影響がおきたかの調査がなされてきました(県民健康調査).事故後10年以上がたって,妊産婦や子どもについてはまったく影響がなかったことが結論づけられました.現在焦点になっているのが,事故当時20歳未満だったこどもたちの甲状腺への影響です.
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もっとも救いのない悪徳とは、自らすべて知っていると信じ、自分には他人を傷つける権利があると考える無知です。新しい道学者がたくさん横行し、あれこれとふれまわっています。わたしたちの結論はいつもなすべきことだけをなすというものですが、多くのひとたちにも理解していただきたいと思います。
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昨日のコロナ死者はとうとう100人をこえました.第6波では死者100人ごえが2か月間だらだらと続き,ピークは250人程度で,合計死者数は1万人をこえています.今回の第7波では全体の感染者数次第ですが,前回なみとしてもこれから1万人以上のひとが死んでいくことになります.それを許容しますか?
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世間に存在する悪は、ほとんど常に無知に由来しており、よき意志も知識がなければ、悪意とおなじくらいおおくの害をあたえることになります。人間は悪であるよりはむしろ善良であすが、いまそのことはたいして問題ではありません。しかし人間はだれでも多少なりとも知らないところがあるのは当然です。
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@kerorinrin1 実際に患者をみているひとは、コロナは風邪だとか、一度かかって免疫をつけたほうがいいとか、あるいはワクチンは毒だなどと無責任でいいかげんなことは、絶対に言えないものなんです。
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CDCのファウチ博士によると、12月中にすでに1万人以上の妊婦がワクチンを受けました。その多くが医療従事者であり、COVID-19のハイリスクであったためです。その結果、特に心配することはまったくおきなかったので、今後も妊婦へのワクチン接種を進めていきたいとのことです。
cnbc.com/2021/02/03/fau…
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夜中の救急搬送,緊急帝切,出血で寝不足の目に「amazonでお産」という字が飛びこんで,とうとうお坊さんのつぎに,医者助産師の宅配サービスがはじまるんだなと思ってしまった.
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専門家がPCRによる全員スクリーニングは医学的には無意味だ、やめたほうがいいと言っているのに、できないことの理由ばかりさがすなとか、そもそもは医学は科学ではなく、PCRを
制限するなどエセ医療だと論難するのは、もはや理性のたががはずれたマスヒステリー状態としかいいようがないみたいです。