英国の出口戦略である「免疫成立証明書」発行の予定は、購入した抗体検査の性能が芳しくない様子。いったん挫折の可能性 *ここは焦らず、まず抗体量を精密に評価できる定量検査(ELISA)を開発し、それを参照しつつ迅速検査(免疫クロマト法)で性能のよいのを作るべきかtheguardian.com/politics/2020/…
ELISA・免疫クロマト法両方のキットが多数発売されています。中国製が多いと思う。問題は性能がどれも未確定で危うい。産学で開発し、患者のコホート決めて、きちんとした免疫系の研究室で臨床状態みながら抗体価の推移をみつつ、機能評価するのがよいと思う。つまり、まだ一般むけではなく開発段階。
ついでにいうと、ELISAをきちんとたちあげて、抗SARS-Cov-2に対するIgGとIgMの挙動をきちんと調べ、みているIgGが免疫に効いているか臨床とリンクして調べて、効いているIgGが何ヶ月維持されるかを調べる。ここまでやると疫学モデルを精密にできて、集団免疫成立ができるか、その時期はいつか分かる。
西浦教授:早急に欧米に近い外出制限をしなければ、爆発的な感染者の急増を防げない 何も流行対策をしなければ東京都の感染者数は急増、1日あたり数千人を超え増加する恐れだが、(人の接触を)8割程度減らせられれば制御可能な見込み→つまり自粛要請より強い外出制限が必要 nikkei.com/article/DGXMZO…
緊急事態だから今年中にワクチン・治療薬をという話になりがちだが、実は新治療開発は簡単なことではない。疫学データは長期化を予測 だから、科学者は平常心でいつもの堅い方法でコロナに取り組むべきと思う 私も免疫の側面から研究始める準備中。ウイルス学・臨床の方、コラボ興味あれば連絡ください
まだまともなコロナウイルスの抗体検査が存在しないとのニュース。未だに、先進各国(G7)のどの国も使い物になる迅速テストを見つけていないし、つくれていないとのこと。 twitter.com/AdamBienkov/st…
主要国の感染者数と死亡者数(累積・新規)の推移。伊・西は封鎖後3週間で新規感染者・死亡者の増加が止まり山を越えたか。鎖国のシンガポールも効果あり。英国はまだ指数関数的増加だが簡単な回帰計算ではあと2週間でピークの予想。日本は過去10日間新規感染者数の増加率が増えているのが気になる
英国と日本のデータを比較。指数関数的な感染爆発の理解のため参考まで。精密な予測ではない 直線回帰でみると3−4日に2倍の勢いで新規患者が増加しているが、ロジスティック回帰(LL3)でみると2週間前は日々の新規患者が 3日で2倍に増加の勢いだったが、現在は1週間で2倍に減速しているのがわかる
これをそのまま延長(外挿)していくと2週間で新規感染者が9千人ほど=現在の2倍で封鎖時の10倍=まで増えつつピークに近づく。 つまり、英国の勢いで増えると、封鎖の効果がでてピークに近づくのに1ヶ月で、その間に新規感染者数が10倍になる 緑の線は新規感染者=100、次のグラフの目安のため
日英データを重ねると(日本が赤紫)、日本は英国が封鎖を始めるより少し前の段階にあるようにみえる。ただし直近10日ほどは増加率があがっており、6日に新規感染者数が2倍になるくらいの勢いのようである。 *なお、新規患者数はノイズを落とすためそれぞれが1週間の平均をとっている
英国は2−3週間でピークに近づきそうな様子だが、本当のピークがいつか、いつ山を越え減少が始まるのかまでは、わからない。2、3週間後で山かもしれないし、その後もだらだら増える可能性もある。これは単純な解析ではわからずモデルが必要で、英政府がピークの時期を明言できないのもわかる
誤解が多いようだが、イタリア・スペインなどで新規患者数がピークに達し、英国もピークが先に見え始めたが、これは集団免疫の成立によるものではなく、封鎖による人と人の接触が減ったことによる一時的な流行の抑制にすぎない。封鎖を解除すると、感染爆発が再燃する危険があり、出口戦略の検討が必要
未完成品であったコロナ迅速抗体検査~現状の分析と今後の見通し news.yahoo.co.jp/byline/onomasa… 英国の対コロナ戦略の要は抗体検査による集団免疫状態の評価と「免疫成立証明」によるコロナの前線医療者の人員確保である。この戦略が変わることはないが、現在流通している迅速抗体検査は使いものにならない
政府の現実認識の甘さが痛々しいです あえていうとコロナのパンデミックは二次大戦と同じ規模の犠牲者と年月になる可能性が高まっています。ならば、観光・飲食はデリバリー・バーチャル・医療介護ケア参加で生き残るか、廃業するかの2択にみえます。この勘違い政策は業界にも国民にもマイナスと思う twitter.com/reiwanekotomo/…
日本集中治療医学会西田理事長 •医療体制の崩壊が非常に早く訪れるおそれ •集中治療室で新型コロナ重症患者を診るには通常の3~4倍の看護師が必要 •今の段階で最も必要なのは人工呼吸器よりも医師や看護師の人員 •国は人員確保に予算投入すべき→医療崩壊を遅らせられる www3.nhk.or.jp/news/html/2020…
オリンピック延期の根回しをやっているせいで、重大な感染制御のための政策決定が遅れ、無駄に時間を失ったことにより失う命の数は、相当に大きいかもしれません。この人命の損失は事後で科学的に評価・計算できることなので、曖昧にすませず、徹底的に検証しないといけないです。 twitter.com/georgebest1969…
医療現場の報告 •回復者の血漿投与は重症者の救命に必要だが限界がある •2週間前から状況が厳しくなっている話は気になる。今の勢いで東京で患者が増えると2週間後には患者数8倍か •封鎖効果の見通しが楽観的だが、欧米の経験では封鎖から3−4週間でようやく新規患者数が頭打ちし減り出すだけ twitter.com/nonbeepanda/st…
ジョンソン首相が入院... コロナの診断がついてから11日目に... twitter.com/SkyNews/status…
緊急事態宣言は日本型封鎖。これが当面の日常生活になり人生となる。だから一部外国のような暴力的・強権的方法より、法治と民主主義、国民の良識に基づく自粛が良いと思う。但し今から困窮する労働者は社会のため自粛で貢献中なのだから、国が救済すべきだし、救済は実行力のある封鎖のためにも重要
ジョンソン首相が集中治療室に入ったとの速報 なんとか無事回復して帰還してほしい.. theguardian.com/world/live/202…
ボリス・ジョンソン首相は国民全員に手紙を送っていて、それが今日私のところにも届いていた。そして首相本人が今日NHSの集中治療室入り.. 彼のメッセージ が重たい.. we know things will get worse before they get better... Stay at home, protect the NHS and save lives.
コロナ重症患者への回復者の血漿投与の報告が出版される *10人の重症患者に投与。現時点では特に大きな副作用・悪化なかった点が重要→次の段階=ランダム化比較臨床試験に進められる pnas.org/content/early/… twitter.com/masahirono/sta…
感染時に体内に取り込んだウイルス量がその後の重症化に関係するかという話が話題だが、これはデータが足りず結論はまだ。ただしインフルエンザの動物実験ではウイルス投与量と重症化に明瞭な関係。皆が感染予防に気をつけること、医療者を防護具で守ることがかわらず重要 independent.co.uk/news/health/co…
コロナについての子供用eBook(無料)、LSTHMの研究者が監修。コロナとは何か・感染の仕方・なぜ問題か、治療は?封鎖の理由、家でどう過ごすか 封鎖で流行を制御し医療・科学者に時間を与え、医療を維持、そのあいだにワクチン・治療法を開発する.. そして、いつかこの奇妙な時代も終わることについて twitter.com/NosyCrow/statu…
政府の緊急事態宣言は口だけか。2週間の遅れで、事業者に少々の時間を与えて社会が多くを失うことになるのではないか、心配である twitter.com/kyodo_official…