「働きすぎるな」- 実にイギリス人らしい、ポール・ナースのコメント。 研究者にとっては、仕事をしない時間(頭をオフにする時間)を持つことが大変に大事。「働いている」=つまり何かの作業にとりかかっている状態では、頭の切り替えはできない。訓練された科学者の自由な思考は発見・発明の礎。 twitter.com/NobelPrize/sta…
米国ワシントンDCの博物館のFBIコーナーで、トランプがコミーFBI長官をクビにしたことがさっそく展示物になっていた。ただちに他の歴史的事件と並ぶ大事件に位置付けられたわけだが、やることがはやい。
ちなみに科学者の盗癖・モラルの底抜けは、特に日本で酷い。私自身、様々な形で研究を盗用された経験があるが、犯人は全て日本人。日英の研究キャリアがほぼ同年数なので、これは残念ながら日本の研究者に質の悪い人が多いことを示す。米国にもある話だが、いまや日本のほうがモラルは低いのでは。
【査読者が査読対象を盗用】 - 査読者が査読対象の原稿を却下しておきながら同時に盗用し、自分自身の研究結果として発表 - 犯人は盗用を認め、論文を撤回 enago.jp/academy/peer_r… *酷いことだが、ありえる事件。類似した査読者の行動を私も目撃したことがある。
そもそも科学者とは、我々の社会が科学的問題に対応する能力を持つために投資して育成した人材である。すなわち科学者は、科学的問題に対する社会の分業機能であり、社会の専門能力を体現する。そうした専門家全般への不信を煽ることは、社会の問題解決能力を麻痺させ、文明を退行させる行為なのである
今から考えるとこれら学者叩きの動きは、まるで初めから社会の分断とデマの固定化を意識的に目指していたかのようである。放射線問題で、科学者・専門家が萎縮してしまうと、社会はその問題に対応する専門的能力を失う。全ての専門家に敵意と不信をもつことは、人々が自らの右腕をもぐ作業に等しい。
カナダ新政府が「科学大臣」を二人任命:新内閣で科学大臣と技術革新・科学・経済発展大臣に役割が分けられた。商業利益と無縁な基礎科学研究を再興への期待が高まる。前保守党政権下で大学研究が過度な産業志向にされたが、これを軌道修正する見込み ottawacitizen.com/news/national/…
STAP細胞は実際には通常のES細胞由来であったことをゲノム解析で証明した論文と、複数研究グループの追試によりSTAP現象の存在を否定する論文がNatureに掲載された。STAP論文での主張は全て否定され、科学界として区切りがついた twitter.com/NatureNews/sta…
放射線のデマ問題は気付いてはいたが、あまりに荒唐無稽なデマは自然消退するとタカをくくり、私自身も放ってしまっていた。実際どこまでがデマでどこからが科学で未解明であるかの境に、漠然と気づく人は増えているはず。 しかし反省している。目撃したのに証人にならないのは罪深いことなのだから。