これをそのまま延長(外挿)していくと2週間で新規感染者が9千人ほど=現在の2倍で封鎖時の10倍=まで増えつつピークに近づく。 つまり、英国の勢いで増えると、封鎖の効果がでてピークに近づくのに1ヶ月で、その間に新規感染者数が10倍になる 緑の線は新規感染者=100、次のグラフの目安のため
英国と日本のデータを比較。指数関数的な感染爆発の理解のため参考まで。精密な予測ではない 直線回帰でみると3−4日に2倍の勢いで新規患者が増加しているが、ロジスティック回帰(LL3)でみると2週間前は日々の新規患者が 3日で2倍に増加の勢いだったが、現在は1週間で2倍に減速しているのがわかる
主要国の感染者数と死亡者数(累積・新規)の推移。伊・西は封鎖後3週間で新規感染者・死亡者の増加が止まり山を越えたか。鎖国のシンガポールも効果あり。英国はまだ指数関数的増加だが簡単な回帰計算ではあと2週間でピークの予想。日本は過去10日間新規感染者数の増加率が増えているのが気になる
まだまともなコロナウイルスの抗体検査が存在しないとのニュース。未だに、先進各国(G7)のどの国も使い物になる迅速テストを見つけていないし、つくれていないとのこと。 twitter.com/AdamBienkov/st…
緊急事態だから今年中にワクチン・治療薬をという話になりがちだが、実は新治療開発は簡単なことではない。疫学データは長期化を予測 だから、科学者は平常心でいつもの堅い方法でコロナに取り組むべきと思う 私も免疫の側面から研究始める準備中。ウイルス学・臨床の方、コラボ興味あれば連絡ください
西浦教授:早急に欧米に近い外出制限をしなければ、爆発的な感染者の急増を防げない 何も流行対策をしなければ東京都の感染者数は急増、1日あたり数千人を超え増加する恐れだが、(人の接触を)8割程度減らせられれば制御可能な見込み→つまり自粛要請より強い外出制限が必要 nikkei.com/article/DGXMZO…
ついでにいうと、ELISAをきちんとたちあげて、抗SARS-Cov-2に対するIgGとIgMの挙動をきちんと調べ、みているIgGが免疫に効いているか臨床とリンクして調べて、効いているIgGが何ヶ月維持されるかを調べる。ここまでやると疫学モデルを精密にできて、集団免疫成立ができるか、その時期はいつか分かる。
ELISA・免疫クロマト法両方のキットが多数発売されています。中国製が多いと思う。問題は性能がどれも未確定で危うい。産学で開発し、患者のコホート決めて、きちんとした免疫系の研究室で臨床状態みながら抗体価の推移をみつつ、機能評価するのがよいと思う。つまり、まだ一般むけではなく開発段階。
英国の出口戦略である「免疫成立証明書」発行の予定は、購入した抗体検査の性能が芳しくない様子。いったん挫折の可能性 *ここは焦らず、まず抗体量を精密に評価できる定量検査(ELISA)を開発し、それを参照しつつ迅速検査(免疫クロマト法)で性能のよいのを作るべきかtheguardian.com/politics/2020/…
日本でもコロナ治療に特化した野戦病院を作りはじめるべきと思う。無秩序に病院に患者が押し寄せると病院機能の麻痺や院内感染で危機のさらなる拡大につながる懸念。普段から大病院の入院患者は、循環器疾患・糖尿病・がんの化学療法・免疫疾患などコロナに脆弱な人が多い bbc.co.uk/news/in-pictur…
東北大押谷先生のクラスター対策班資料 日本が感染制御できていた理由はクラスター対策班の想像以上の努力によるところ大きい jsph.jp/covid/files/ga… *懸念は、感染が広がるほど対策班への負荷は過大になりいつか必ず決壊する。外出の自粛、流行源となる施設の閉鎖が必要だろう。封鎖は不可避と思う
英国王立協会が数理モデルやデータ解析の技術をもつ研究者に広く助力を呼びかける 現在の封鎖の最適な解除方法を計算し、封鎖からの出口戦略をたてる目的。チームを組んで検討・解析する royalsociety.org/news/2020/03/u… *数理疫学の人たちの手が回らないのだろう。日本も同様に助力を集めてもよいのでは
中国からロンドンに支援医療チーム団が到着 twitter.com/samharveyrural…
もともと東京五輪の売りは「世界ー環境に配慮」「既存施設の再利用」でエコな大会でした。ぜひオリンピック施設をコロナウイルスの野戦病院や隔離施設として最大限活用し、将来コロナ終息後のオリンピックで再使用できるようにしましょう。これなら誰も何も心配ないはず。誘致時の公約を達成できますね twitter.com/masahirono/sta…
インペリアル疫学チームの最新報告。数理モデルと実際のデータから 1)英・欧の人口のうち数%から数十%がコロナに感染 2)封鎖で2万〜12万人の命が救命できた と推定し 3)学校閉鎖など封鎖の方法ごとの流行抑制効果を推定 *推測に幅がありやはり抗体検査で集団免疫状態を確認する必要大きい twitter.com/MRC_Outbreak/s…
このコースに免疫学が入っていないので幾つか本を紹介 マンガの免疫学もある。著者は免疫学研究の第一人者で内容は確かamzn.to/3bFIMkW 英国でヒットした免疫学の一般向け読み物の邦訳 amzn.to/2UObjO5 大学の学部レベルならamzn.to/2WYqpTZ ー私は大学の時この原著で勉強した twitter.com/masahirono/sta…
今後のコロナ流行遷延、米国の流行が広がり中国で感染が再爆発していく可能性を考慮すると、人工呼吸器など必須の医療機器とマスクなどの医療防護具は国内生産で確保できる体制にするべきと思う。国外生産は危うい気がする。政府が国内工場に生産依頼して買い上げれば企業・労働者への経済対策にもなる twitter.com/mainichijpnews…
1年でコロナ流行が終息すると思うのは甘すぎる。英国は現在の第一次封鎖が6ヶ月間になる可能性が予告されており、その後も2年以上にわたり感染爆発の波が襲う可能性に備えている。こうして流行の波が世界中で来年以降まで遷延する可能性が高くなっているというのに、何を寝ぼけた事を言っているのか twitter.com/tbs_news/statu…
インペリアル・カレッジ・ロンドンのコロナウイルスをめぐる科学についての無料オンラインコース。内容をみていないので詳細はわからないがシラバスをみる限り、疫学の基本を学び、感染爆発の予測や感染制御の基礎の理解をめざしているよう。興味のある方、自宅隔離や封鎖の間の勉強に twitter.com/Imperial_Jamee…
日本は流行を制御してきた分ゴールが遠いが、これが人道危機・社会危機を避ける道。今は封鎖で多大な犠牲者を避けるべき コロナの免疫は不明な点が多く、速く進んでいる欧米が速く問題解決できるとは限らない 治療法・ワクチン開発と数年にわたる医療維持と経済対策の2本柱が攻撃と防衛の世界大戦か..
感染者累積数vs新規死者数で可視化。いずれも人口あたりで対数表示。右端は6%の人が感染確認ずみ=捕捉率10%なら集団免疫のゴール。上に急激に行くと医療崩壊 基本は上に飛び出さないよう封鎖で抑えつつ右端のゴールにいくまで耐える。欧州の軌道は膨大な犠牲を出しつつ早くゴールに向かうか...
正直いって、英国の対コロナ戦の緒戦は厳しいと覚悟している。どうも、準備が遅くて医療用防護具も、人員も、足りない様子。しばらくはかなり厳しいニュースが続くはず.. しかしこれは長期戦なので、戦略と新しい制度設計が大変重要。これらが得意な英国の強みは、半年後くらいから見えてくると信じる
私が見てきた限り、英国社会は大きな問題に取り組むときまず戦略をきちんと考え議論するが、細かな準備が遅れる。だから緒戦はいつも混乱。でも戦略を考えるからか、焦るからなのか、中盤以降から皆で協力し一気に問題を片付けて、あとで帳尻をあわせる。Brexitから大学の運営までいつもこんな感じ
そこまで考えると累積感染者数にはあまり意味がなくて、そういう意味では、このグラフがみせてくれる情報も一面的 結局一番重要なのは医療への(時間あたりの)負荷を軽減することだから、いま病院に入院している症例数、新規死亡数、新規(要入院)患者数の3つの指標が大事だと直感的には思うな
同じデータを人口あたりで可視化してみた。コロナウイルスの流行の広がり方がわかる。 国ごとに条件が違うので絶対数にそんなに意味はないだろうから、実は国同士の比較は難しい話だな。しかし、各国の中で進展のスピードがはやまっているかどうかは見えるかな。