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選挙に行っても何も変わらない?君が選挙に行かないと、君の世代の投票率が下がり、政治家はこう思う。「君の世代を優遇しても票にならない、無意味だ。投票してくれる世代を優遇しよう」。選挙に行かない=「私から搾取して下さい」という意思表示ですよ、という大学時代の教授の言葉をふと思い出す。
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仕事中に、「なんだか体調わるいかも」と妻からLINEが。
ぼく「今日は早く帰る」
妻「大丈夫」
ぼく「勘違いしないで。君のために早く帰る訳じゃない」
妻「唐突なツンデレ?あ、息子のため?」
ぼく「いや、ぼくが早く君の顔を見たい。つまりぼく自身のために早く帰る」
妻「ただのデレ!」
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妻「最近少し私を甘やかし過ぎだと思う」
ぼく「そんなことない」
妻「私が急に、高い化粧クリームを買って!と言ったらどう思う?」
ぼく「君が甘えてくれて嬉しい」
妻「違う。もっとこう、厳しく言うべき」
ぼく「バレないようもっと上手く甘やかせよぼく!」
妻「まさかの自分に厳しいやつ」
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化粧品売り場の男女。
「コスメって可愛いのが多いね。そのまま魔法少女アニメの変身グッズになりそう」
「そりゃそうよ女子はメイクで変身して戦ってるのよ」
「何と」
「クソ上司とか肌荒れとか」
「おお」
「クソ鈍い男とか」
「え、誰?」
「…」
「誰?」
「…さぁ」
…頑張れ女子!
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ぼくが一生懸命働くのは、たまには妻に贅沢して欲しいからなのですが、妻は逆に「旦那が稼いできた大事なお金!」と節約に目覚めるようで意見が折り合わない。
ぼく「じゃあ極端な話、自由なお金が100万円あったらどうする?」
妻「え、綺麗に並べてみる」
結論、うちの妻はいい妻である(自慢)。
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電車の大学生風の息子と父親。
父「就活が始まるな。挫折もあるだろう。でも別にお前が否定された訳じゃないから、落ち込むなよ。女に振られるのと同じだ。相性の問題だ。だから落ち込まなくていい」
息子「俺、振られたことない」
父「まじで?」
息子「付き合ったこともない」
父「まじで!?」
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アメリカ人上司(すごく偉い)が支店の営業車のプリウスに乗ったら「なんだこれ!オーマイガッ!静か!マジ静か!忍者、忍者ッ!SHINOBI・Car!!!」って盛大に気に入っちゃって「俺は自分でシノビ・カーを運転したい」って運転手付きの高級車を受け取ってもらえず上層部が困ってるらしい。
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「平日なのに制服の女子高生が多い…卒業した3年が、これから離れる友人らと最後の思い出作ってるのかな」って言ったら真面目な後輩女子が「あれ多分大学生です。バカな男がご飯奢ってくれるから高校時代の制服着てるんです。私もたまにやります」って夢も希望もその子のイメージもぶち壊しに来た件。
84
「ファッションとか興味ないです。中身で勝負です」と主張する彼女いない歴=年齢の後輩男子に「あれだけ美味しくて中身だけで勝負出来るであろうコカ・コーラでさえ見た目に何百億ものコスト掛けてるのに?」って真顔で問う新人女子が支店内のファッションとかこだわりません系男子に動揺を与えてる。
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妻「そう言えば、むすこと2人でお留守番してるとき、何してるの?」
ぼく「…男の会話、かな」
妻「生後半年の息子と?」
ぼく「生後半年の息子と」
妻「エロ本の隠し場所とか?」
ぼく「いや。女子の言うことには反論してはいけない。とか、1日1回は可愛いと伝える。とか」
妻「英才教育!」
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「仏様でさえ三度はミスを許してくれるのなら、まだまだ修行中のぼくなんて百回は許さないとね」って言って大抵のミスは大目に見てくれる上司が「後で食べようと思ってた俺のプリンが無いんだけど誰か知らねぇ?」って口調が変わる程激怒しながら犯人探しててフロアがかつてない恐怖に包まれてる。
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駅のホームで高校生男子が「はい」って隣の女子にペットボトル差し出し、女の子が赤い顔で一口飲んでて、(あー、間接キスでドキドキしてるのかー)って微笑ましい気持ちで眺めてたら、女子が「…契り交わした気分」と。男子が疲れた顔で「武将じゃないんだからもう少しかわいい照れ隠ししてよ」って。
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イタリアのお客様が「日本男子は手の届かない女子からの難題を乗り越え彼女を手に入れようとする、かぐや姫な展開がホント好きだよね。僕らは自分をシンデレラの王子様だと思って『ボクに誘われた子はラッキー』くらいの気持ちでナンパするのに」って言ってて、文化の差を感じてる草食系男子がここに。
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これから生まれてくる息子に「こんなに素敵なお父さんのもとに生まれてきてよかった」と思って欲しいので、父の理想像を考えてみたところ、「お母さんのことが大好きなお父さん」が一番素敵なのではという結論に至る。と、言うわけで。
妻へ。お母さんになった君をもっと好きになるので、よろしく。
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社内報の「奥さんの好きなところは?」というアンケートに「妻が年上なので、普段は『○○さん』とさん付けで呼んでるのですが、ここぞというタイミングで『○○』と呼び捨てにすると嬉しそうな顔をするところ」と書いて編集委員から「爆発しろ」という短いメールをもらったアカウントがこちらです。
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電車の高校生の、「ツイッターの『友達を見つける』ってメルアドで知り合いのアカ調べる機能、誰も幸せになれないよね」「え?あれ、見つけた人を片っ端からブロックしておくためにあるんじゃないの?」「何その攻撃は最大の防御みたいな発想」という会話を受け周囲の客がツイッター開きだしてるなど。
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今日、妻とのデートの前に指輪をしようとケースから手に取ったらキツくて入らなくて、「…太った…?」って思ってよく見たらそれ、妻の指輪で。そりゃ入らないわと思いつつ妻を見たらあっちはあっちで「私、やせた!?」みたいな顔でぼくの指輪してて。
朝から二人で、苦笑しながら指輪交換してる。
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カフェで店員さんがコーヒーをこぼして勉強中の高校生男子のノートにかかってしまう→店員さんが一生懸命におしぼりで拭くも結局落ちなくて「すみません…」って謝ってたら彼が「大丈夫です。僕は受験生なので逆に縁起がいいです」って微笑んでて女性店員が「対応がイケメン過ぎる…!」って顔してる。
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カフェで女の子が「歩くと痩せるって言うからここ最近徒歩で大学行ってるんだ。三駅分。でも運動したらいつもよりもお腹が減って、そしていつもよりご飯が美味しくて、結果気が付いたら2kg増えてたwこんな私を笑ってw」という発言に対し彼氏が「でも肌はキレイになったね」と。イケメン過ぎる。
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家の廊下で、妻「ここを通りたくば私を笑顔にしてみせろ」僕「唐突に何」妻「ここは関所。私は番人。私を笑顔にしないと通さない」→とりあえず、頭をぽんぽんしてみたところ、妻はにへらと笑い「やるなお主」と通してくれたんだけど、その後すれ違う度のぽんぽんが義務化されてる。気に入ったんだ…。
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家に帰ると、妻が「なんだか体調わるいー」と横になってて、慌てて「何かいる?水とか、おかゆとか」と聞いたら、「まずは手を洗って」と言われる。急いで手を洗い、次の言葉を待ってたら、「何もいらないから、あとはぎゅーってして」と。
君が不意に見せるそういう可愛いところが、本当にずるい。
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妻「聞いて聞いて!おもしろい話があるの!」
ぼく「ほう」
妻「あ、待って。今のなし。ハードルあがった」
ぼく「じゃあつまらない話?」
妻「それはプライドが許さない」
ぼく「プライド」
妻「あ!これだ!」
ぼく「?」
妻「…今日は、あなたに聞いてもらいたい話があるの」
可愛い。
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妻「むすこが少しずつ、私に似てきたのではと」
ぼく「ぼくもそう思ってたとこ」
妻「やっぱり?」
ぼく「顔立ちはもちろん、仕草とか、甘えたがりなところとか、君にそっくり」
妻「じゃあ、あなたに似てるとこは?ここは自分に似てるなってとこ、ある?」
ぼく「君を大好きなところ?」
妻「」
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すやすや眠る我が子を眺めて、妻と「ここはパパ似」「こっちはママ似」と話す時間が幸せすぎてとろけそう。ぼくは「ママは美人だから、きっとイケメンに育つぞー」と言い、妻は妻で「パパ似ってことは、優しいオトコに育つね」とか言って。こんな時間が、うちの子からの早速の親孝行なのかも知れない。
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これから生まれてくる子どものために、ベビー用品をたくさん買ってきて、使い方を確認しながら、未来のことを妻と話す。「家族が増えるね。これからどうなるか、想像もつかないね」と言うぼくに、妻が返したひと言。
「幸せになるんじゃない?」
君が口にするフレーズは、たまに、すごくずるい。