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昨秋、日本のこころを離党した中山恭子参院議員。自分が代表を務める党支部の解散前日に別の政治団体を設立し政党交付金約2億円を移していた。法律上は解散で国に返すのが決まり。中山氏はその後、希望の党衆院議員に。読売新聞。
解散前日に移したのがいかにもずるい。国庫に返せ2億円!
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こうなってみると、感染拡大やむなしで、あえて五輪開催を強行したとしか思えない。金メダルで世の中の雰囲気が変わる、支持を回復するにはそれにかけるしかない。感染拡大は五輪とは関係ないと言って逃げればいい……。「命と健康より五輪を優先させることはない」という首相のセリフは何だったのか。
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読売新聞と大阪府が包括連携協定。かつての大阪社会部長、黒田清さんが憤激にかられて墓場から立ち上がってくるのではないか。
もっとも、紙面を見ると、自公政権や歴史否定主義勢力とはずいぶん前から「包括連携関係」にあったように見えるが。
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NHK会長が、政権寄りの専務理事を退任させる人事案をいったん郵送しながら、経営委員会直前に撤回し、再任する案に差し替えていたことがわかった。官邸の意向との見方も。毎日新聞。
人事に手を突っこんで独立機関の自由と独立を奪う。学術会議も同じことだ。中国の香港弾圧と手法こそ違えど……。
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安倍氏「私の答弁は、反論すべきところは強く反論・反撃するスタイルだった。そのほうが国民に政治への関心をもってもらえるし、より本質的な議論になる」読売インタビュー。
いや、あなたの答弁は官僚の作文を長々読んで質問をそらすだけだった。読売もそのまま書くんじゃなくて少しは突っ込めよ。
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「(私には)記憶がない」「(私には)記録がない」と言ったところで、それはあなたがひどく忘れっぽいこと、にもかかわらずメモ一つとらないことを語っただけで、事実が存在しないことの客観的な証明にはならないことを、いい加減、知った方がいい。それはたいてい、ウソつきが使うセリフであることも。
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「私や妻が関与していたら総理大臣も国会議員も辞める」潔かったのはその時だけ。その後は官僚にしりぬぐいさせた挙げ句、ぐだぐだ言い訳して逃げ回るばかり。自殺した財務局職員の妻の訴えにもソッポを向く。これほど見苦しい政治家がほかにいただろうか。
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「4選はありません、4選はありません、4選はありません」と首相が言うのは、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが「押すなよ、押すなよ、押すなよ」と言うのに似ている。
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首相の連続在職日数が歴代1位に。
さしずめ、隠蔽と改竄と責任放棄で塗りこめられた灰色の金字塔。
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特定秘密をもらした現役の1等海佐は実名報道なのに、それを受け取った海自OBの元海将(海自最高位)は何で名前を書かないんだろう。自衛艦隊司令官も務めた大物らしいが。メディアは理由を説明してほしい。
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片山さつき氏いわく「自分の声かどうか判断できない」
セクハラ疑惑の財務次官の言い訳をパクってどうすんの。
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「せっかく手に入れた民主主義、大切にしなければ」と台湾・蔡英文総統。
「おしつけられた民主主義、邪魔でしょうがない」と言いたげな自民党首相経験者。
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まさか、まさか。「憲法に緊急事態条項がないから豪雨への対処が遅れた。憲法が悪いんだ」なんてメチャクチャなことを自民党は言い出さないでしょうね。
気象庁が厳戒を呼びかける中、広範囲の住民に避難指示が出ているさなかに、首相も参加して宴会を開いてたんですから。
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加計理事長と首相が面会したと愛媛県職員に伝えたが、あれはウソでした、という趣旨のコメントを加計学園が発表。自分の言葉に説得力があるか、不自然でないか、よく吟味してから発表した方がいい。進捗状況を県に報告するのにウソをつくなんてあり得ない。この発表、官邸からの指示ですか。
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「自民党に対し、厳しい風が吹いている。都議選の結果もそうだった。私たちは謙虚に受け止めなければいけない」と前首相。「いけしゃあしゃあと……」とはこのことか。五輪による感染拡大を心配する人に向かって「反日」などと居丈高に暴言を浴びせたばかりなのに、何が「謙虚に」か。
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総務大臣「国民の疑念を招くような会食はしない」
福山議員「なら、疑念を招かないような会食はしたのか」
総務大臣「個別の事案には答弁を控える」
「答弁を控える」という答弁が疑惑を招いている。
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3000人は五輪のせいではないという声がある。なるほど、五輪のせいというより、緊急事態宣言下に開催を強行した政府のせいだろう。これによって政府の根拠なき楽観主義が、自粛に飽きた社会に広がった。「五輪が免罪符となってもう完全に緩んでいる」と政府関係者(毎日新聞)。責任は政府にある。
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統一教会は国会議員を対象に研修を開いていることを認めている。〈「教団の思想を理解してもらうことが目的。教団の関連施設で行う。国政で教団の考えを反映させてほしい議員を対象にやっている」と話している〉朝日新聞。
研修を受けた議員、隠れてないで出てきてください。
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これからは朝鮮半島の平和構築に期待する声が高まる一方で、これを否定し冷笑する声も大きくなるだろう。それは、朝鮮半島の緊張を口実に日本の軍拡や核武装、先制攻撃を主張してきた人たちだ。彼らは敵がいなくなっては困るのだ。彼らは表向き金正恩を罵倒しつつ、半面で金正恩に依存してきた。
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内閣広報官を辞めさせると、ほかの官僚は辞めさせないのか、と話が発展しかねない。そう踏んで首相は続投させることにしたのだろう。しかし、多くの人が失業や減収で苦しむ折も折、「7万4千円」の印象は強烈だ。辞めさせるより、辞めさせない方が首相のダメージははるかに大きいだろう。
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東京五輪。大会関係者は「中止となったら政権が持たない。投じた費用が無駄になるぐらいなら突き進むしかない」と話した。毎日新聞。
引き返せない日本。一億玉砕、撃ちてし止まん。
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「(統一教会から)金銭的な支援や人的支援などを受けたことは一切ありません」杉田水脈氏。
「女性はいくらでもウソをつける」杉田水脈氏。
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日本のメディアは、外国(たとえばイタリア)の右派、右翼、極右についてはふつうに「右派」「右翼」「極右」とよぶのに、日本のそれについては、だれに遠慮してか「保守派」とよぶ。
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廃棄したと説明してきた花見の資料が、今頃になって「やっぱり出てきました」だと。例によって「手控え」がありましたってか。
いやいや、それだって「出てきた」と言った方が有利だと踏んで、「やっぱり出てきました」と公表したわけでしょうに。もう政府が何を言っても信用ゼロですから。
200
厚労省の統計不正。幹部職員からの聞き取りの場に定塚由美子官房長が同席し質問もしていた。この事実を厚労省はこれまで伏せていた。朝日新聞がスクープ。組織的隠蔽はない、というストーリーを身内でまとめただけじゃないか。