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統一教会とは何か。自民党とはいつからどういう関係なのか。安倍元首相とはいつからどういう関係なのか――。メディアはわれわれの知る権利に、すみやかにこたえてくれ。もちろん、だれの意向も忖度せずに。
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鹿児島県西之表市長選は31日投開票され、無所属現職で馬毛島訓練計画「反対」の八板俊輔氏(67)が、自民推薦候補を破り再選した。
八板さんとは新聞記者時代、連載「新聞と戦争」の取材班で一緒に仕事をしました。当選おめでとうございます!
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読売新聞によると、経済界は政府の求めに応じて、春闘での賃上げに協力してきた。一方で経済界は「裁量労働制の拡大」を求めてきた。「人件費が残業代に左右されないなど」メリットが大きいからだ……。
なんだ、そういうことか。春闘で賃上げしてください、その分、残業代を減らしていいですから。
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東大安田講堂の攻防の際、文学部長として学生と渉りあった林健太郎は「ゴリゴリの保守」と目されていた。しかし林は晩年、
右派の「アジア解放戦争」論を批判して一歩も退かなかった。保守主義と歴史歪曲は別物。歴史歪曲はただの歴史歪曲でしかない。拙著『諸君!正論の研究』(岩波書店)
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「普天間飛行場の危険を一刻も早く除去したい、それには辺野古しかない、でも辺野古はいつできるかわからない」
こんな欺瞞はない。一刻も早く除去したいなら辺野古以外の道しかない。民意ははっきり示された。
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「東京五輪をコロナ勝利のエネルギーに 安倍晋三、弘兼憲史」雑誌「WiLL」最新号。
「コロナ制圧は菅政権しかできない! 安倍晋三ロングインタビュー」雑誌「Hanada」最新号。
いずれも読売新聞掲載の広告から。
なに言ってんだろね、この人は。今度は五輪をやってコロナに勝とう、か。
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「個別の事案」の印籠が目に入らぬか、と言わんばかりのNTT社長。あなたは「個別の事案」を説明するために国会に呼ばれたのですよ。
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自民党という名の池の水を抜いたら、得体の知れない真っ黒な物体が腐臭をはなって底にたくさんうごめいていた。やっ、まずい。あわてて水を戻して、これからは池をきれいにします、見なかったことにしましょ、と言われても……。
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反対の民意を受けて採決を見送ったかのようなポーズをとりながら、黒川氏の定年延長は変更しない、現行改正案のまま成立をめざすというなら、実際には民意なんて無視したも同然だ。どこまでズルいのか、この内閣。われわれは「ホトボリ」でもなければ「ノドモト」でもない。
#検察庁法改正案を廃案に
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「帰省は慎重に」
「通勤やめてテレワーク」
「さあ、旅行に行こう」
いったい、どうしろってんだ、この国の政府は。
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「温暖化のおかげで北海道のコメがうまくなった」の麻生発言に関し、「適切ではなかった。申し訳ないと思う」と岸田首相が陳謝した。共同通信。
麻生は何で自分で謝罪しないのか。首相も情けない。麻生の使いか。
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「そもそも五輪をこういう状況のなかで、何のためにやるのか。それがないと、一般の人は協力しようと思わない」と尾身氏。
その通りだ。このコロナ禍に何のための五輪。今にいたるも政府は説明できていない。無理やり開けば感染拡大で空中分解の恐れも。
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「順法精神が弛緩していた」と無免許運転都議。こんな言い訳、はじめて聞いた。ずり落ちる靴下のよう。
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隠す、捨てる、逃げる、はぐらかす、ごまかす、開き直る、黙る……。フェアプレーの精神のかけらもない政治家に握手を求められてもなあ、五輪メダリストたち。
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「(第一次世界大戦の)戦争開始責任を敵側にすべて転嫁する方法が正しかったのだ」「事実がどうであったか、は問題でなく、本当の経過がそうでなくても問題はない」ヒトラー『わが闘争』の一節(芝健介『ヒトラー』岩波新書から)。
「歴史戦」などと言い出したNHK。ついにこの域に入ってきたか。
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昨秋、共産党の田村智子氏の質問に安倍氏は〈「(参加者が)ホテルに直接払い込みをしている」と答弁。会計処理の方法まで触れた。田村氏は……違和感を覚えたという。「安倍さんは夕食会の問題を初めから意識して、それを取り繕うため、相当早い時期からストーリーを作っていたのではないか」〉朝日新聞
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トランプ大統領が北朝鮮に核兵器の廃棄を求めるニュースを見ていると、米国だって廃棄しなよ、と突っ込みたくなる。
1268
明日は七夕。そして、日中全面戦争の端緒となった盧溝橋事件から82年の日にあたる。日中戦争が4年半続いたところで日本はさらに米英との戦争に突入。中国との戦争もその後4年近く続いた。対米英開戦の「12月8日」は記憶されても「7月7日」がほとんど忘れ去られているのはなぜなのか。
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「反撃能力は敵基地攻撃能力とも呼ばれ……」とNHKニュース。
えっ、ちがうでしょう。「敵基地攻撃能力」を自民党が聞こえが悪いといって「反撃能力」と言い換えたんでしょう。ひどいなあ。
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「日米安保は不公平、改定が必要」発言といい、金正恩委員長との電撃会談といい、米大統領の一挙手一投足にあわてふためく日本政府。おべっか・おもてなし外交、功を奏さず。
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共産党議員が資料請求した日に内閣府は招待者名簿を廃棄した。つまり、請求があったから、これはまずいと「遅滞なく」廃棄したということだろう。しかも、本当に廃棄したのかどうか。だれかのパソコンに残っているとみる方が自然だろう。
1272
法的根拠のない、国会を通さない「国葬」という名の儀式が終わった。今日を最後に、虚偽答弁や公文書の改竄、議事録の非開示、閣議決定や人事権の乱用などなど、安倍政権で顕著になったあしき「政治文化」とサヨナラしよう。
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同じ時間、同じ場所で酒を飲んでいたのに、竹下自民党総務会長は「どんな非難も受け入れます」と申し訳なさそうに言い、首相は「万全の態勢で対応にあたった」と胸を張る。どんな非難も受け入れません、とばかりに。この違いは何なのか。
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安倍首相(当時)にヤジを飛ばした男女2人を北海道警が排除したのは違法だとした札幌地裁判決について、小林ヒサヨ・道公安委員長が道議会で「公安委として判決文を確認していない」と述べたのに対し、原告側が「責務放棄」と抗議した。朝日新聞。本当なら職務怠慢、ウソなら虚偽答弁。更迭を免れない
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元号は、日本人の視野を日本の内側に閉じ込める一つの「壁」のような役割を果たしているのではないか。空間的にも、時間的にも。
世界の中に日本があるのでなく、日本の外に世界がある、というような。