藤井光/Hikaru Fujii(@fujiihikaru)さんの人気ツイート(いいね順)

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1年前の記事ですが、ダーウィンが『種の起源』の原稿を自分の子供たちの落書き用の紙にしていた、という微笑ましい(研究者には恐ろしい)話です。600枚のうち、現存する45枚のほとんどはお絵描き用とのこと。子供たちの絵は味わいがあります。 kinja.amnh.org/darwins-kids-d…
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ナミビアのゴーストタウンが砂と交わる光景は、何度見ても幻想的です。ただし、二十世紀初頭のドイツの植民地時代にダイヤモンド鉱山の富を独占した名残であり、支配拡大のなかでピンチョンの『重力の虹』に出てくるヘレロ族の虐殺も行われた、暗い歴史の産物でもあります。 nationalgeographic.com/travel/destina…
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楽譜を打ち込めるタイプライターがあったことを初めて知りました。1936年に登場し、53年に改良版が出たKeaton Music Typewriter、使いやすいのかどうかは素人の僕には分かりませんが(記事下部に実演映像あり)、無骨な骨組みとキーの音符記号のコントラストがいい味です。 mymodernmet.com/keaton-music-t…
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もし、あなたが読みたいと思う本があって、それがまだ書かれていないのなら、その本はあなたが書かなければなりません。 ---トニ・モリスン twitter.com/PenguinUKBooks…
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ジェーン・オースティンの未完成の小説The Watsonsの草稿から、ワープロも修正液もなかった彼女の推敲法がわかるという記事。修正したい箇所や加筆したい箇所に、新しい文章を書いた小さな紙切れをピンでとめていたそうです。17世紀初めにまで遡る編集技術とのこと。 openculture.com/2018/02/jane-a…
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1933年にナチス・ドイツで焚書の目にあった「非ドイツ的」文学を、戦後に一個人が生涯にわたって収集した12000冊をアウグスブルク大学が買い取った「焚書図書コレクション」を取り上げた映像記事。ユダヤ人作家や反戦作品が火にくべられたときの記録音声も登場します。 bbc.com/reel/video/p06…
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警察が証言から人相を再現するときの市販ソフトウェアを使い、小説にある描写のみから登場人物の顔を描くプロジェクト。比較対象に映画のキャストと並んでいます。『リプリー』などは映画もかなり忠実で、あれっと思うのは『シャイニング』と『フランケンシュタイン』の怪物。 mymodernmet.com/brian-j-davis-…
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スティーヴン・キングの短編「プレミアム・ハーモニー」を翻訳していたときの試行錯誤版。作中に登場するお菓子を日本で売っているもの(でカロリー数も似たお菓子)に置き換えようと試みるも、逆に変な違和感を生んでしまい、結局断念しました。日の目を見なかった誤訳です。
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19世紀後半にグリーンランド東岸の先住民からデンマークに持ち帰られた、手のひらサイズの流木を彫って東岸の沿岸や島々を表している地図についての記事。移動の際に使うのではなく、木を彫りながらそれぞれの土地や人や物について語るという物語の道具だったということ。 atlasobscura.com/articles/green…
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『時計仕掛けのオレンジ』の「続編」が、アンソニー・バージェスのアーカイブから見つかったという記事。キューブリック映画を受けて書き始められたThe Clockwork Conditionという未完のノンフィクションで、テクノロジーや映像文化の危険などの主題を論じているそうです。 thebookseller.com/news/clockwork…
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YouTube上でおすすめの本について語る「ブックチューバー」の人気ぶりを取材した記事。若い世代向けの新しいブックガイドで、友人におすすめされている雰囲気が人気を呼び、40万人近い登録者を持つブックチューバーもいて、出版社もその影響力に注目し始めているそうです。 nytimes.com/2018/07/31/boo…
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合衆国で現在、理髪店やコインランドリーで子供が待っているあいだに読書できるスペースを作るプロジェクトが進行中という記事。声に出して読むのもOKだそうで、すぐ読めるところに本があれば子供たちは塗り絵やブロック遊びよりも読書するという傾向も報告されています。 nytimes.com/2019/07/02/boo…
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19世紀末から20世紀初頭にかけて、図書館本の貸出によって致死性の伝染病が広まるのではないか、という「図書大恐怖」(great book scare)が英米で広まっていたという記事。NYでは蒸気で消毒が試みられ、怪しい本は燃やされ…最後には図書館の努力で沈静化したそうです。 smithsonianmag.com/history/during…
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バルセロナ在住の写真家Xavi Bouが、「鳥が飛ぶ跡が空に残ったらどう見えるのか?」という長年の興味をついに写真にした作品“Ornitografías”が紹介されています。空をカンバスにした絵画のような不思議な世界です。記事の終わりに16枚のスライドあり。 nationalgeographic.com/magazine/2018/…
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リトアニアからスペインまでの学校が協力した調査により、各国を代表する児童書を選出して地図にした記事です。フランスやフィンランドは一目瞭然、スイスとイタリアも、残りは...と思ったら、最後に作品・作家リストがありました。付録は「本」を指す各国の言葉。 bookstr.com/childrens-lite…
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ミニマリストの編集の手が入ったとおぼしき、ごみ置き場の看板。削りに削ったがゆえの凄みもありますが、消えた部分はすべてレトリックなわけで、そこもかなり豊かな世界だのではと思えてきます。
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ジュンパ・ラヒリを含むホワイトハウスの芸術委員会(オバマ大統領時代から留任)17名中16名がトランプ大統領に対して辞任を表明し、その書簡を公開しています。本文の最初の一文字を抜き出すと"RESIST"という言葉が浮き上がる仕掛け。 electricliterature.com/the-entire-pre…
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イングランド南西部にある、千年の歴史をもつ製粉所(現存する建物は16世紀中盤のもの)が、コロナ感染拡大の余波で小麦粉不足に苦しむ地元のためにフル稼働を始めたという記事。一日に30kgのペースで小麦粉を作り、地元の店やパン屋に届けているそうです。 edition.cnn.com/2020/04/29/uk/…
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シェイクスピア没後400年企画で、ロンドン地下鉄が全駅名をシェイクスピア関連に書き換えた地図を発表しています。一部しか見れませんが、モンタギューとキャピュレットが隣同士になっていたり、ジャンルのマークもあって、遊び心満載だそうです。 huffingtonpost.co.uk/entry/london-u…
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パキスタンのイスラマバード西方にある広大な武器市場に私設図書館を開いた人の記事。「武器よりも本のほうが上」という信念から、武装組織の攻撃に苦しむ地域に図書館を作って一年足らず、現在は地域の回復のために軍の支援を受けて第二の図書館を作っているとのこと。 nytimes.com/2019/06/18/boo…
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あの本は出版されるまでに何回断られたのか?というリストです。却下数二桁前半あたりでベケットやキングといった馴染みの名前が出始め、キャッチ=22が22回というのは出来過ぎだ思っていると、最後には意外なあの本の名前が。下手をすればどれも世に出なかったかも。 lithub.com/the-most-rejec…
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ル=グウィンの『ゲド戦記』(Earthsea)がジェニファー・フォックスの製作によってテレビシリーズ化されるそうです。作者の生前に映像化の承諾を得て、A24が引き受けたとのこと。監督や出演者の陣容が決まるのはまだ先になる模様。 deadline.com/2019/09/earths…
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ウィスキーのボトル一本が入店料になっている書店、フェミニスト書店「ブルーストッキングス」では高くて買えない本は店内で読書してOKなど、ニューヨークにある独立系書店のポートレートがいくつか。理想主義が息づく(がゆえに閉店の危機もある)空気感が伝わります。 theguardian.com/books/2018/jun…
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作家の執筆スランプ(writer’s block)を解消するべく1925年に登場したのが、「隔離ヘルメット装置」。雑音を完璧にシャットアウトし、原稿だけが見え、タンクからの酸素が頭を明晰に保ってくれる…はずが一年持たずに消え失せたこの発明品が、このたび復刻されたという記事。 publishersweekly.com/pw/print/20180…
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読書家だったバラク・オバマが大統領時代に公表していた読書リストのまとめ記事です。小説では『フリーダム』『ティンカーズ』『白鯨』『ソロモンの歌』『低地』『屋根裏の仏さま』『すべての見えない光』、マッカラーズ、デニス・ジョンソンなど。 electricliterature.com/barack-obama-r…