冬樹蛉 Ray FUYUKI(@ray_fyk)さんの人気ツイート(古い順)

自分の頭でものを考える人間が減るとき、ヒトラーの宣伝手法は息を吹き返す。嘘でもデタラメでも、何度も何度もあたりまえのように言うことで既成事実になってしまう。この宣伝手法を使おうとする者に対して、民は怒らなくてはならない。「おまえらの多数派は、どうせアホなのだ」と思われているのだ。
二階幹事長が『わが闘争』を読んでいるかどうかは知らないが、「ダーウィンも喜んでいるだろう」などというもの言いには、「どうせアホが多数派なのだから、インテリが“正しいこと”を主張しようが、アホをけしかけてねじ伏せられる」というヒトラーの宣伝手法のエッセンスが染み着いている。
二階幹事長のあのような発言に対して、「それはおかしい」とツッコまないマスコミは、マスコミ自身が「多数派のアホ」の側にいると二階幹事長にナメられているのだ。二階発言をただただ垂れ流すことで、アホ向けの宣伝に荷担していると言ってもいい。
こうしたヒトラー的宣伝手法をのさばらせるのは、マスコミの怠慢だ。いちばん頭を使わずにすむ報道は、公正を期すると称して、糞意見も味噌意見も並記することだ。「2+2は7だというのが幹事長の見解ですが、4だという批判もあります」とだけ述べて報道でございと言うのなら、報道なんかやめてしまえ。
日本人って、つくづくフリップ・フロップだな。自粛ならとことん自粛、経済も回さなきゃとなれば、「コロナ終わったー」みたいな空気になってしまう。“バランスを取る”ことが日本人はすごく得意であるかのようなイメージがあるが、量の概念をうまく操りながら制御するのは、じつはひどく苦手だよね。
〈県警より、「現在140キロで飛ばされていますが、このようなことをされたら、こちらとしてはかばいきれません。時間に余裕を持って、時間割を組んでください」とお電話がありました〉ねえ。かばうことが前提なのか。これが日本の警察なんだな。 bunshun.jp/articles/-/152…
人間というコンピュータにデータ(プログラムを含む)をロードするのが読書だと思っているとつまらない。むしろ書物のほうがハードウェアで、その上で“自分”というソフトウェアを走らせるのが読書だと考えれば、ほかの誰でもない“あなた”がその書物を読むことのかけがえのない意味が出てくる。
はて? 撤回されるべき論文がちゃんと撤回されたのであれば、科学への信頼は揺らぐどころか、より強固になっただけの話だよね。朝日新聞は、科学についてなにか大きな誤解をしているのではないか? asahi.com/articles/ASN7G…
「優れた人の遺伝子を残そう」などと言い出したら、その人は少なくとも三つの大きな誤解を抱えた人だとバレてしまう。 (1)ダーウィン進化論を誤解している (2)なにが「優れた」形質なのかを定義できると思っている (3)遺伝子が生物のすべてを決めると思っている 愛にできることはまだある。
ひええ、遺伝学用語の「優性・劣性」のあまりにも典型的な誤解は、論客を自称するインテリのあいだですら、まだ滅びていないのだなあ。日本遺伝学会は、前から言われているように「顕性・潜性」への切り替えを提案しているよね。とっとと変えちゃえばいいと思うんだけど、そう簡単にはいかんのかなあ。 twitter.com/T_akagi/status…
生まれ育った国というのは親のようなものであって、成熟した大人であれば、心底感謝している部分もあれば、心底憎んでいる部分もあるものだ。他人に誇りたい部分もあれば、恥ずかしくて隠しておきたい部分もあるものだ。親日だの反日だのと単純に二分しているやつは、単に未熟な子供であるにすぎない。
自民党はふだんから中国を仮想敵国に据えているくせに、なにかあると腰が引けてろくろく抗議もできない。それを共産党に叱られているとは、茶番もいいところだ。 twitter.com/shiikazuo/stat…
このあたりまえの感覚が失われたのは、ほんのここ十年ばかりのことで、少なくとも三十代以上の人間は、人々がみな呼吸をするように政治風刺をしていたまともな時代を知っているはずだ。このあたりまえの感覚を取り戻さなくてはいけない。 twitter.com/Cristoforou/st…
日本の「IT化の遅れ」は、ほんとうに「IT化の遅れ」なのかなといつも思う。「IT化の遅れ」もなにも、日本がやってきたことは、そもそも「IT化」ではなかったのではないか。日本で進んだのは、ただの「電算化」だ。タッチパネルに算盤の画像を映して、その玉を指で弾いて計算をするような「電算化」だ。 twitter.com/aono/status/12…
日本人はこうやってITを殺してきたんだよなあ。そのうち、「実際に通勤するときに家を出るのと同じ時刻には着替えておくこと」などと言い出すぞ。 twitter.com/takedasatetsu/…
それにしても、今回のドコモ口座の事件は、ダメ企業の危機管理という観点で、7payの事件と判で捺したように似ているなあ。 ・前から指摘はあった。 ・サービス自体をなかなか止めない。 ・よくわかっていない人間が記者会見に出てきて、基本的な事柄すらわかっていないことをわざわざ宣伝してしまう。
四十五歳にもなって「僕は差別はしません」などと中学生みたいなことを言ってるやつは、差別をしている人はみな、意識的に差別をしている根っからの悪人ばかりだと思ってでもいるのだろうか? 四十五年もなにを見て生きてきたのだ?
人は誰かの“資源”になるために生きてるわけじゃない。「人材」というのは、人の多様なありかたの一部を指して便宜的にそう呼んでいる言葉なのであって、人が「人材」にしか見えなくなったら、人間おしまいだと思う。 news24.jp/articles/2020/…
ディストピア小説をいかに読むかについて、じつに保守的でまっとうな見解を述べているだけの大学の英文学の先生に、「いまの日本にディストピア要素なんかあるものか」とわけのわからない連中が絡んでいるさまそのものが、紛れもないディストピアの描写になっているのは面白いよね。
正直なところ、おれは家に閉じこもっていることになんの痛痒も感じないタイプの人間なので、新型コロナ禍でのふつうの人の精神的苦痛に無頓着になりがちだ。だから、ふつうの人がいま感じている苦痛は、おれが毎晩パーティーやイベントに参加させられているような苦痛なのだろうと想像してみたりする。
もし、新型コロナに対するのとまったく逆の行動をしなければならない病気が流行ったら、厭だろうなあ。できるだけ人の密集したところに行きなさい。食事は必ず5人以上で。けっしてひとりで行動しないでください。映画をひとりで観るなどもってのほかですーーうわぁ、気が狂う!
以前は、誰かが「いわば」と言ったら、「おっ、いままでのわかりにくい話を、誰にでもわかりやすいものになぞらえて整理してくれるのだな」と期待したものだし、「まさに」と言ったら、「おっ、これを説明するのにほかにはふさわしいものがないくらい明解な言葉が次にくるぞ」と期待したものだった。
これは、江川紹子氏の記事だからこそ、いっそうの説得力を持つ、よい記事だよねえ。彼女はこの風景をずっと見てきたんだから。若い人たちに語り継がなくてはいけないことだ。 news.yahoo.co.jp/byline/egawash…
「『寒ダラ』という語感を聞いた瞬間、僕が引き受けるしかないと決めた」 なんという使命感であろう。たしかに、そりゃそうだけどさ。 kahoku.news/articles/20210…
豊田有恒氏は、小説を書くのにいちばん役に立っていることはなにかと問われて、「受験勉強」とお答えになったそうだが、歳を食えば食うほど、この言葉の真意と重みが実感されるな。人間、自分の好き嫌いとは関係なく、知識を広く浅く強制的にインプットする時期が必要だと思う。あとで効いてくる。