辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(新しい順)

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アニメ『チェンソーマン』1を見る。なかなかに凄まじい。『ドロヘドロ』『呪術廻戦』を凌ぐ偏執さは原作に忠実(『ルックバック』はまた次元が違うが)。出血量も圧倒的だがぼくは面白かった。視聴者を選ぶアニメだから、あなたの感想がぼくと違っても当たり前だ。「みんな違ってみんないい」のです。
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『ガンダム 水星の魔女』3まで見る。脚本演出の名にひかれて、しばらくぶりの『ガンダム』詣でだ。そうかSEEDからもう二十年たつのか。若い人たちにはガンダムはもはや古典かも知れず、それをどうほぐして若者に新鮮な魅力を伝えるのか見ものではある。まだ全体の構図を透かし見る段階だが、期待大。
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アニメ『メイドインアビス 烈日の黄金郷』を観了。キャラ、背景、筋立ては絵になっても、物語の大きな要素である「価値」をどう絵に噛み砕くのか。手強いシリーズでした。ファプタやヴェコなど役名も覚えきれないぼくに、あげつらう資格なしと自認。ただ言い添えるなら、「それでも面白かったです。」
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アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』プロローグと、第1話を見る。横綱相撲のダイナミズムで幕をあげ、お定まりの髪色違いのライバルを紹介した学園モノ──と思わせておいて、決闘の結果はとんでもない方向に話が進みそうだ。 端倪すべからざるストーリーテリング。久々のガンダム、楽しみです。
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『リコリコ』、教えてくだすったみなさんに感謝。おかげで最終話、再視聴しました。(字幕機能なんてのもあるんですね)つまりはぼく、この番組を舐めていたようです。もう少し感性が若ければ、はじめの二三回で見当をつけたはずなのに、ちよっと悔しい。反省を自分の仕事に反映する時間不足も、残念。
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アニメ『リコリコ』観了する。クライマックスの後にもうひとつ山場を作ると蛇足になりがちだが、これはよかった。千束と真島の銃撃と台詞の応酬。ただし弁解を一言。集音器が使いこなせず勘どころを聞き逃したかも。 型通りのやりとりなら脳内補聴ですむが、捻った会話だけにこれはぼくの自己責任だ。
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石井さんのマンガについて注釈しておきます。あのころ原作路線に熱心だった講談社に対し、小学館はやや腰が引けていた。『くたばれ!!』は最初NHK児童番組の脚本家若林さんが書いて中途退場、ぼくにお鉢が回り、最後は佐々木守さんだったが、ぼくらは二人とも名前を出さずじまいだった。裏話です。
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石井いさみさんが亡くなった。『くたばれ!涙くん』は、スポーツ音痴のぼくはあまりお役に立たなかったが、「キング」の小林編集長から「エデンの東」みたいな青春ものを注文され、短期集中連載の枠をもらった。新宿西口が通路ではなく広場として機能して、若者が自作の詩集を売っていたあの時代です。
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たぶんぼく最後の鉄道ミステリになるでしょう。やはりテツの評論家戸田さんの手を煩わせました。30年にわたって書いた短編集なので、以前に幕を下ろした瓜生慎たちも顔を見せています。最近の長編には出たけれど短編はこれ一作という怪人も。ぼく自身が懐かしく読みました。おお我ながらトシですね。
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読売の川村さんから丁寧に取材してもらった。これで、ぼくのテレビ時代のミステリは出尽くした。NHKの川口元会長(歌番組でぼくの上司だった)曰く、「生放送は一期一会の潔さ」ナマで一人二役を演じた森繁さん、盲腸炎を押して出演したひとみちゃん、もう誰もいないのか。だがみんな熱かったなあ。
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津堅さん『日本アニメ史』を読む。この新書一冊の中に、下川凹天正岡憲三から片淵須直ネトフリまで詰まっている! アニメ100年の流れをドローンで空撮したみたいに明快だ。なお津堅さんがあとがきに付された宮脇さんとは、テツとしておつきあい戴いたけど、アニメの話をする機会がなかった、残念。
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光瀬龍さんの原作を萩尾望都さんが高いレベルでマンガ化した『百億の昼と千億の夜』が完全版として出版された。ぼくはその昔「少年チャンピオン」で連載されたとき読んでいたが、一冊になった本作に接して、正しく金字塔だと思い知った。時間空間人間を超えたスケール!少年で少女の阿修羅王に萌える。
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今日、敗戦の日。武田一義さん『ペリリュー外伝』1をバビルさんに頂戴、読了。ぼくが百万言を連ねるより、このマンガの方が雄弁に戦争の一断面を語るのです。どうか読んでみてください。わざとらしい泣かせの演出なんかないのに、キャラクターはとぼけた三頭身ばかりなのに、自然と涙が流れるのです。
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アニメ『リコリス・リコイル』6話まで観る。ウーン、まだ見ているぼくの腰が定まらない。大嘘をシャーシャーとしてつく『スパイ×ファミリー』に比べ、現実からどう距離を置いた設定なのか目配りが曖昧で、美少女戦闘軍団でとりあえず纏めてみました、ではノリにくいぼくって贅沢な視聴者でしょうか。
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氷川竜介さんから頂戴する。なんとなく好きで見て関わった特撮だが、こうして一冊に纏まると、心棒が一本通った気分でシャンとする。ありがとうございます。テレビ最初期のドラマ『燃える切支丹城』では胸ほどの高さの天守閣の瓦棒葺き屋根の立体感を、菜箸を並べて出した。燃えるのは一瞬だったけど。
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77年前の今、長崎は敬虔なクリスチャンもろともインフェルノの炎に焼かれています。それを「人類最後」の核爆弾の被害とするために、われわれはなにをすればいいのでしょう?
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もうすぐ落下するでしょう、今日が77年前であったなら。名古屋で兵器を作っていたぼくには、「新型爆弾」が数機の来襲(当時の報道による)で広島に相当の被害を与えたと知ったのみですが、原爆の惨禍を知る唯一の国の人なら、想像するべきでしょう。やがて立ちのぼるキノコ雲、現出する地獄絵図を。
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『アイの歌声を聴かせて』、絵を紹介するの忘れたっ。キャラたちみんなイイ。右端で吼えている柔道少年も泣かせます。
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脚本家大河内一楼さんから『アイの歌声を聴かせて』ディスクを頂戴、観了する。公的にはコロナ私的には頻尿とドライアイでスクリーン離れしていた身、ありがたや。AI少女の危ういほどまっすぐな造形(太鳳の声演も)が成功した。五人の少年少女のひとつ踏み込んだ描写、企業城下町の風物が鮮やかだ。
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四半世紀前に書いた作の文庫化。宮沢賢治の文体模写で遊んだ「序」を手始めに、日本旅のペンクラブ代表を務めていたころで、取材のための旅か旅のための取材かわからん思い出が。盛岡は旅ベン総会の会場で、先輩会員永六輔さんが駆けつけてくれた。安曇野も山梨もみんな懐かしい。去年の雪いまいずこ。
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アニメ『よふかしのうた』1を見る。コトヤマ作品はなぜか(ホントなぜだろう?)『だかしかし』第一回からずっと読んでる。ぼくの本格的な徹夜は中学三年で、先輩(中学が五年制だったころ)たちに誘われた通称「イモ会」。中ニまで空襲でよく徹夜したのに、平和な夜は新鮮で微かに背徳の匂いがした。
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ウチの冷蔵庫が生涯を終えました。数日前から異音を  発していましたが、一昨日ついに、キッチンの白面の勇者は45年の戦跡を残して息絶え、ぼくを慌てさせました。昨日になり電器店から在庫を調達してホッ。内容は酒類とつまみばっかりですが。全然関係ないけど有権者のみなさん、投票は終えてる?
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アニメ『バリピ孔明』観了する。109前の戦いゲリライベントの激突は、アニメならではのカメラワークやモブの処理など、山場に相応しいピークを目指す演出がつづいて、よくできていた。英子の厭味のないキャラに引っ張られて、爺がカタルシスを覚えることが出来たのは、自分で少々驚きました。拍手。
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高橋葉介さん『夢幻紳士 夢幻童話編』読了。高橋さんデビュー45周年おめでとうございます。マンガとミステリと道は違っているが、ぼくもおなじ朝日ソノラマ出身だから、ながらく愛読していたし、文庫のときファンタジーものの装画をお願いしたこともある。また描いていただく機会がありますように。
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アニメ『パリピ孔明』4まで見る。このとんでもない設定を、じゅんじゅんと展開してゆくしたたかな構成演出には、音楽世界に無知なぼくであるにせよ、原作の強みもあるにせよ、音と色彩と動きとアニメの武器を駆使して、見る者を引きずる力があると思う。令和が似合う軍師を最初にイメージした人偉い。