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そんな北原が出会った自分とよく似た相手――それが南條でした。ライバル相手だろうが仲間相手だろうが無警戒に信用したりせず、背中を見せず、弱みを晒さず、それ故に強か。団結しなくても、助け合わなくても、勝手にやらせときゃ悪くはならない、team鳳とはまるで違う距離感な2人です。
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冷静と情熱の間でダンシングする男――と去年は書きました、入夏将志の誕生日。作品に登場してまだ年が浅いので、改めて入夏情報をざっくりまとめてみようかと。
両親は著名な音楽家。殊更スパルタな英才教育を受けたわけではなく、彼の音楽的才能の85%は遺伝と天性によるものと言えるでしょう。
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ちっちゃくってカワイイ双葉大我お兄さんの誕生日、でした! スタミュ界のキレ者クセ者クエナイ男枠――個人的には南條双葉入夏あたりだと思っていますが、大きなことを成すとその分大きな天罰がしっかり下る、それも双葉の武勇伝。タチの悪い悪戯に美味しいオチがついて、一生モノの笑い話になります。
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そんな役を演じた遥斗の現実世界での弟・月皇海斗の誕生日。将来天花寺が伝統芸能の世界を牽引してゆくように、いつしかミュージカル界を牽引してゆくであろう彼。そろそろ社会へ飛び立つ準備を始めなくては。なので今年はちょっと背伸びをさせて、兄貴や師匠と同じように“役者”としての彼の話を。
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スタミュ はっぴばーすでー★★★★★☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆★★★★☆☆☆☆☆★★🐈
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あの時――北原の拳が南條に届かなければそれはそういうことだったということです。でもちゃんと届いたので。縄張り争いやボス頂上決戦とは違う、あれはグルーミングですね(笑)。ずっと同じ群れで、背中を預け合って、彼らは彼らなりのやり方で、一緒に戦ってきた仲間。そしてダチ。もういいね?
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本来なら「俺たち似てないね!」「でもそういう君が好き!」「俺も!」で良かったはず。自分たちの全く違う考え方や生き方を当たり前として、時にぶつかっても堂々と自分のやりたいことを主張し合い、それで離れたら「行ってきます」「行っといで」「ただいま」「お帰り」。それが、今の彼らです。
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スタミュ界の『美』そのもの。容姿だけでなく生き様さえも美しい、早乙女律の誕生日。ちょうど星箱の方で彼らをメインにしたエピソードを連載中ですが、構成を練るにあたってこれまで世に出した早乙女たちを描いた物語を久々に振り返り、やはり私は、彼のことも大好きだなあと感じました(笑)。
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「やあ、早乙女。今年も大役を仰せつかって光栄だよ。本当は一番乗りでお祝いを言いたい位だったけれど、きっともうたくさんの人に祝福されているだろうな。でも、気持ちの方は一番だよ✨ なんてね。そうだ、いつもこの場を借りてしまうんだけれど、今年も俺の誕生日に凄いものを送ってくれて有難う。
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彼女から、お前が俺のスケジュールや地方での滞在先を聞き出していったって聞くと、いつ早乙女が現れるのか楽しみになるよ。寮での同室時代からずっと、元気に好きな事をしているお前を見ると、俺も元気が出る。容姿以外のお前のいい所を、俺はたくさん知ってるよ? おめでとう。今後とも宜しく!」
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私は『優男』という表現をよく使うので、この間改めてその意味を調べてみました。『品があり、スマートで優しく、雅やかで、芸術に理解のある男性のこと』だそう。スタミュ界の文句なし優男オブ優男、月皇遥斗の誕生日です。穏やかで人格者な一面は父親譲り、カリスマ故の大胆さは母親譲りでしょうか。
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折角なのでもう一年続けようと思った2019年。付き合いが長くなるにつれ彼らを信頼する気持ちが強くなり、綴れることは少なくなったので、来年どうしようかと考えていたのですが、冬沢や春日野、四季や入夏、3期放送前や放送中でじっくりお祝い出来なかったメンツもいるのでもう一年細々と続けます。
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メッセージなどの女性向けの台詞を書いていると少女漫画のヒーロー属性あるなと気付かされる所、スタミュ節を「どうにもならねーことってのもあるんだぜ」と一刀両断する所、群像シーンになると口数が減る所、どのキャラクターもそうですが、彼の彼らしい所が好きです。長くなりました、おめでとう。
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そして物理的に手は出ていませんが、チクッと鈍感男の鼻っ柱に針をお見舞いしてやった蜂矢とも、やっぱり良い友達だと私は思いますよ。不思議と彼らはなんだかとてもナチュラルに、大人になっても芸能人になっても特に理由なくメシに行ったり飲みに行ったりしている姿が目に浮かぶのです。
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クールでドライな相棒関係は3期を経た今も健在ですが、変化もありました。2人は似た者同士。北原がそうであったように、南條も、相手がチームメイトであろうとも決して自分の急所に触れさせるような人間ではなかったでしょう。
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遥斗が双葉の事を『男友達を堕落させる男』と言っていましたが、単に掃除洗濯料理ができて話し上手で気遣い無用の気持ちのいい奴――というだけではなく、双葉の、見返りを求めない、単純に自分が楽しむ為のエチケットとしての察しの良さや無差別な愛情深さが心地よいという事なのかな、とも思います。
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一人地元を離れて夢を実現する為に頑張っている、卯川晶の誕生日でした。たまに卯川宛のお手紙をお預かりするのですが、どれだけ励みになるだろうと殊更嬉しくなります。卯川カッコいいですよね。焦って八つ当たりしちゃったり不安で悔しくて涙したり、泥臭い事を沢山経験して成長している男の子です。
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無意識に、本能的に、警戒心を持って他者と接しています。ライオンや狼が群れる仲間を見極めたり、その中で自然と上下関係を築いてゆくような、そういう本能に頼るスタンスの取り方が抜群に上手いのです。敵であろうと味方であろうと無防備に背中は見せない。それ故デコを小突かれ即参ったのでしょう。
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2期5幕、3期5幕と、奇しくも彼にまつわる話数の脚本を書いた縁もあり、何となく、気付くと横目で見て気にしてきました。
彼の心は格闘家です。無自覚に本気になるきっかけを探していた北原が、生まれて初めて親父と漣先輩以外の男に、あろうことか急所を一撃されたことは衝撃だったことでしょう。
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team柊の指導者を務めたことで知らず知らずのうちに教え子から贈られていたギフト――『変化』と『気付き』、教え子を誇らしいと思うことで堂々と自分を誇ること。これらが彼の背中を押したのですから、どんな苦労をしたとしても、今回の渡米は柊にとって宝物になったに違いありません。
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最近では那雪と仲良しだったり空閑に憧れていたり(フランスで天花寺と珍しく意気投合したり)とチームの垣根を越えた交流も描く機会が増えましたが、何となく卯川相関図のベースには第1期の頃から『男子高校生トリオ』と呼んでいる戌峰・虎石との関係性があります。今年は原点回帰でその3人の話を。
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薄暗い、深い深い森の奥。灰色の石の玉座があり、美しい人が座っている。目を閉じて、運命を受け入れて終わりの時を待っている。どんなに高い地位があっても、どんなに容姿や心が美しくても、不自由な、冷たい玉座に蝕まれている――生贄の王。
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仲間達に「暁の指導が一番月皇先輩に近い」と言われていましたが、備わったデリカシー量がノミとマンモスほど違います。容赦なく厳しい指導をしている最中も頭の中で「また冷たい言い方をしてしまった…」「ひょっとして今嫌な言い方をしてしまったんじゃないか?」「頼むから泣かないでくれよっ?」