101
彼女「まだ電話中?」
僕「うっせーな」
彼女「相手、女だ!」
僕「あっち行け」
彼女「お前がどっか行け!」
僕「じゃあ、今からこいつのとこ行くわ」
彼女「えっ」
僕「今夜帰らねーから」
彼女「ごめん!待って!」
という夢を彼女が見たそうで、いきなりビンタされて朝目が覚めました。
102
僕「何で俺ビンタされたの?」
彼女「夢でお前が知らない女と仲良く電話してて、ウザかったから出て行けって言ったら、その女のとこに行ってくるって躊躇なく家を飛び出した」
僕「クズだけど現実の俺より男らしいな」
彼女「男らしいお前になんか需要ないから。なよなよしくあれ。私が導いてやる」
103
彼女「ケータイの電話帳見せて!」
僕「?」
彼女「隠すとためにならないぞ!」
僕「どうぞ」
彼女「…ない」
僕「?」
彼女「夢でお前が浮気相手の名前と画像を見せて挑発しながら電話してたの!」
僕「ちなみに何て名前だったの?」
彼女「2LDK」
僕「は?」
彼女「2LDKさん」
104
彼女「背が同じくらいだとハグしたときに首筋に息がかかってくすぐったいよね」
僕「お前がふざけるからね」
彼女「前の彼女は身長低かったよね?これくらい?もっと小さい?」
僕「このくらいかな。ギュッ。ああ、この感じ。うん。このくらい」
彼女「ご丁寧にありがとよ!クソが!(腹パン)」
105
彼女「テニスのワールドツアーファイナルってすごいね。グラウンドだけライトアップされてスポーツの試合っていうよりライブみたいっていうか、これどこかで見たことあると思ったらテニプリのミュージカルだ!ユーアーザプリンスオブテニース!」
106
彼女の誕生日が近付いてるのに、彼女がプレゼントに何が欲しいのか見当がつかなくて素直に尋ねてみたら、「こんなに長く一緒にいるのに分からないなんて最低」ってなじられた後にいきなり壁ドンされて、ジッと目を見つめて「子供」って言われた。イケメンすぎて「あ…はい」としか答えれませんでした。
107
彼女がiPadでゲームをしながら、iPadの端で胸の谷間にタンブラーを押し込んでストローで飲み物を飲んでて、おっぱい(Eカップ)ってすごいなって思いました。
108
彼女「前から猫背が気になってたから矯正バンド買ってみたんだけどどう?」
僕「おっぱいがすごいことになってる!」
彼女「だよね!姿勢良くしたら胸の位置が高くなった!」
僕「これがEカップの真の姿か!」
彼女「待たせたな!最終形態だ!大気が震えてるだろ?私のおっぱいが揺れたからだ!」
109
彼女とデートしてたら正面から向かってきた人にすれ違い様に体当たりされた。
僕「痛っ!(こっちは半身避けたのに最初からぶつかる気だったな。ふざけんなよ。怒声を浴びせてやろうか。でも空気が悪くなる。我慢…)」
彼女「大丈夫?!てめー!ってーな!!カスが!!」
僕は彼女をなだめた。
110
僕「楽だからワンピースパジャマ貸して」
彼女「良いけどワンピースを着ることに抵抗ないの?」
僕「お前しか見てないから平気」
彼女「私は見たくないけど」
僕「足が寒いからメディキュットも貸して」
彼女「女子か」
僕「どう?似合う?」
彼女「太ももの絶対領域がお前史上最高にキモい」
111
彼女「嫌な夢を見た」
僕「何?」
彼女「私とお前が高層マンションの一番上の階に引っ越しするんだけど、浮かれたお前がふざけてベランダの手すりに立って飛び跳ねたりしてね。足滑らせて転落死したよ。泣いた。あんな事故が起きないように将来的には一軒家を買ってもらうことに決めたから」
僕「」
112
僕「起きろ!」
彼女「やめろ!」
僕「お前が起こせって言ったの」
彼女「こんな寒いのに起きれるか!」
僕「俺は起きた」
彼女「私が頼んだ起こすっていうのは、お前が先に起きてストーブで室温を20℃以上にしてから起こすことをいうの!それくらい言われないでも理解しろ!バカか!」
僕「」
113
僕「嫌な夢見た」
彼女「どんな?」
僕「家の事情でお前と色々うまくいかなくなって別れることになる夢」
彼女「正夢だったらどうするの!ふざけた夢見てんな!(腹パン)」
僕「ぐっ」
彼女「お前が見て良いのは私と結婚する正夢だけなんだよ!」
僕「!」
彼女「エンダアアアアイヤァアアア」
114
彼女「今日の私いつもと違うでしょ?」
僕「分からないな」
彼女「髪触ってみて!どう?」
僕「えっ」
彼女「オイル変えたの!指通りが良いでしょ!」
僕「そんなの分かるかよ!」
彼女「普段から私の頭をなでなでしてたら分かるよ!お前にはなでなでが足りない!今日から毎日なでなでしろ!」
115
-寝る前-
彼女「暖炉で薪が燃えてる音が延々と流れるアプリすごい良い!何だか癒される!」
僕「ヒーリングBGMだね」
彼女「寝るときに流したら暖炉のあるオシャレな家で生活してる夢が見れるかも!」
-深夜-
彼女「!」
僕「どうした?」
彼女「はぁ…はぁ…大黒柱が燃える夢見た…」
116
彼女「起きて!誕生日の始まりだよ!早く祝って!」
僕「おはよ…」
彼女「どんなサプライズがあるのかな!」
僕「厚かましいな」
彼女「早く!」
僕「少し待ってて」
彼女「ベランダに隠したケーキとシャンパンならここだよ!お前が寝てる間に見つけた!」
僕「えっ」
彼女「逆サプライズ!」
117
彼女「雨降ってたから洗濯物を取り込もうとしたら誕生日ケーキ見つけた!」
僕「ベランダにケーキがあるなんてどう考えてもサプライズ的なものなんだから気付かないふりしてよ!」
彼女「逆サプライズされたときのお前の驚いた顔が見たくて!良い表情だったよ!ナイスプレゼント!」
僕「何だこれ」
118
僕「誕生日おめでとう!プレゼントだよ!」
彼女「箱?」
僕「開けてみて!」
彼女「何で箱?」
僕「?」
彼女「プレゼントってお前の名前が書いてある婚姻届じゃないの?そこに私が押印してお前の誕生日にさらにプレゼントするんじゃないの?」
僕「!」
彼女「エンダアアアアイヤァアアア!」
119
僕「お前が欲しがってた手袋買っちゃった!早めのクリスマスプレゼント!」
彼女「ありがとう!」
僕「開けてみて!」
彼女「クリスマスプレゼントなんだからクリスマスの朝にこっそり枕元に置いておいて!それまで我慢!」
-翌朝-
彼女があわてんぼうのサンタクロース歌いながら開封してた。
120
彼女「クリスマス何する?」
僕「イルミネーション」
彼女「却下」
僕「えっ」
彼女「教会行く!」
僕「何で?」
彼女「クリスマスの原点にかえる!」
僕「お前がそうしたいならそれで」
彼女「本当にしたいのはそこで式を挙げることだけど」
僕「!」
彼女「エンダアアアアアアアイヤァ!」
121
彼女「昔コンビニでバイトしてたときの話なんだけど、野球部っぽいガキがタバコを買いに来てね。「セッタ(セブンスター)」ってなめた態度で注文してきたから身分証を求めたら、「は?何で?」って尋ねてきて、「未成年の方にはお売りできません」って答えたら「は?何で?」って同じことの繰り返し」
122
彼女「未成年だから売れないって丁寧に教えてやってるのに「は?何で?セッタ!」って、そいつ終いには「セッタ!セッタ!」ってセッタしか言えなくなっちゃったみたいで、すごいキレてるの」
僕「そいつ野球部ってことはガタイ良かったでしょ?身の危険とか感じなかったの?怖くなかった?」
123
彼女「包丁や金属バット持ってるわけじゃないし、そいつ「セッタ!」って連呼してるだけだし、セッタって単語が死の呪文だったら流石に怖いよ。でもそうじゃないし。だから、ニコチン切れて苦しめって追い返した」
僕「この話を聞いてこれからもお前に守られたいって思った」
彼女「大丈夫。守るよ」
124
僕「来年は嫌なことを後回しにしないで先にやる!お前もそうしろ!」
彼女「分かった」
僕「言ったな!絶対だぞ!」
彼女「じゃあ、お前の彼女は嫌だからもう終わりにするね」
僕「えっ…」
彼女「来年は恋人をやめて夫婦になる」
僕「!」
彼女「エンダアアアアアアアアアイヤァアアア!!!」
125
-深夜-
彼女「zzZ……っ!」
僕「?」
彼女「ガウ!ガウガウッ!」
僕「痛っ!手噛むな!」
彼女「…zzZ」
-今朝-
彼女「ライオンと闘う夢見た」
僕「お前、威嚇して噛み付いただろ」
彼女「何で知ってるの?」
僕「正面からやりあうなよ」
彼女「だって丸腰だったんだもん」