801
彼女「両親の喧嘩を見てて思ったんだけど、結婚したら愛情って徐々に減っていくのかな」
僕「親の喧嘩って色々考えちゃうよね」
彼女「今までは私の敵はお前を目移りさせる他の女だと思ってたんだけど、今日から私の中にあるお前への愛情を減らすもの全てが敵かな」
僕「敵の範囲すごい広がったね」
802
彼女母「あなた達結婚しないの?」
彼女「するよ!」
僕「します」
彼女母「もうすれば?紙切れ一枚よ?」
彼女「心配しないでも私が一番最初に子供を産んで、親戚中から可愛いって一番お金使ってもらうつもりだから大丈夫!お母さんもお金貯めておいてよ!」
彼女母「えっ」
僕「リアルです」
803
彼女「初孫って可愛いらしいじゃん?期待してるよ!」
彼女母「そういう話は実際に子供ができてからね」
僕「まだ皮算用ですが彼女は本気で色々買ってもらうつもりです」
彼女母「やめてよ」
彼女「さすがにあれもこれも買ってもらおうとは思ってないから安心して!家だけ買ってくれたら良いよ!」
804
僕「オリンピック最高だった!」
彼女「熱心に見てたね」
僕「何て言うか、努力が報われて喜ぶ選手の笑顔が超良いんだよ!良すぎて泣く!超素敵!超可愛い!」
彼女「何かごめんね」
僕「?」
彼女「さすがに今からオリンピックで金メダル取って超可愛い笑顔見せるのは無理かも…」
僕「」
806
彼女「ごめん…」
僕「何が?」
彼女「怒らない?」
僕「怒る」
彼女「じゃあ、遠慮しとく。墓場まで持ってく」
僕「怒らない」
彼女「よし!お前の帽子借りて出かけたら風で飛んで車にグシャグシャに踏まれた!黙ってたら怒られると思って素直に言った!ごめん!」
僕「おいいいい!」
807
彼女「自転車洗うからホースの水出して」
僕「うん」
彼女「これお約束の水かけるアレした方が良いやつ?」
僕「やめて」
彼女「でも前振りとしては完璧だよね」
僕「まあね」
彼女「びゃー!」
僕「うおおお!」
彼女「楽しい!」
僕「次、俺やる!」
彼女「嫌!」
僕「えっ」
808
彼女「自転車のチェーン錆びてるから交換する!一人でやるから隣で見てて!」
僕「うん」
彼女「チェーンカッター!切断!」
僕「上手」
彼女「うえぇ…錆びたチェーンって何か蛇みたいで嫌だね…」
僕「は?可愛いこと言ってんじゃねーよ」
彼女「あ?可愛いんだから仕方ねーだろうがよ!」
809
彼女「あれ?部屋が綺麗になってる!」
僕「お前が寝てる間に俺が掃除したんだよ」
彼女「何だ。私が寝ながら掃除してたんじゃないのか。すごい才能が開花したのかと思ったのにガッカリ」
僕「掃除してやったんだぞ。何か言うことあるだろ?」
彼女「ふざけんなよ!」
僕「ふざけんなよ!」
810
僕「こちょこちょ」
彼女「やめてよーw」
僕「こちょこちょ」
彼女「もーやめてーw」
僕「こちょこちょ」
彼女「くすぐったいーwww…ちっ!可愛く嫌がってるからって調子乗ってんとぶちのめすぞ!ずっとやめろって言ってんだろうがテメー!ワレェ!どつき倒すぞ!あぁん?」
僕「えぇぇ…」
811
彼女「この鞄可愛いな?」
僕「誕生日プレゼントの前倒しで買ってあげようか?」
彼女「誕生日プレゼントじゃなくて今買ってくれても良いんだよ?」
僕「は?頭おかしいのか?」
彼女「そうでーす!頭のおかしいモンスター彼女でーす!頭おかしいから何言っても良いんでーす!鞄買って!買って!」
812
彼女「足の裏が痒い。舐めて!」
僕「やめろ」
彼女「ん?どうしたの?足の裏舐めるの好きだったよね?」
僕「今そういう気分じゃないから後にして」
彼女「えっ…いや、冗談だし…さすがにそんなことされたらまあまあ引くし!」
僕「おふざけに付き合う気分じゃないって言ってんの!」
813
僕「心配かけたくないから前もって言っておく。しばらく火・金曜日はテンション上がらないと思う」
彼女「どうしたの?」
僕「別に大した理由じゃないから」
彼女「前振りでかいな。期待に応えられんのか?大丈夫?言えよ」
僕「ダンガンロンパのアニメの展開が鬱」
彼女「しょーもなさすぎて鬱」
814
自転車「チリンチリン!」
彼女「?」
僕「(ここ歩道だし、道幅広いし、人も車も走ってないのに何で鳴らされるの?)よく分かんないけど縦に避けて」
彼女「うん」
自転車「チリンチリンチリン!」
彼女「は?」
僕「えっ」
彼女「ベル壊れてますよ。それとも頭壊れてますか?」
僕「しっ!」
815
彼女「危ない!下がれ!お前は私が守る!」
僕「何?!」
彼女「バババ!」(傘で銃を撃つ真似)
僕「は?」
彼女「よし!ヘッドショット!確実に死んだ!はい、死んで!」
僕「撃たれたの俺?!守ってくれるんじゃなかったの?!」
彼女「バカめ!さっきのは嘘だ!騙されたな!」
僕「」
816
彼女「昨日は十五夜だったしお団子作る?」
僕「もう終わってるしいらない」
彼女「でも、これタダだよ」
僕「は?」
彼女「…あ、よく見たら値段書いてある。タダじゃない」
僕「値段書いてないと無料なシステムとかないから」
彼女「このスーパー遅れてるね」
僕「お前が先行きすぎなんだよ」
817
彼女「…zzZ」
僕「おい!起きろ!お前まだ歯磨いてないだろ!」
彼女「…ん?寝てた?」
僕「いびきかいてたよ」
彼女「…どんな?」
僕「すーって」
彼女「…それすーって言う遊び…私の中で流行ってるやつ…寝てないから…寝てない………すーっ……zzZ」
僕「おい!」
818
僕「お願いがあるんだけど、一緒にダンガンロンパの最新話見てくれない?」
彼女「何で?」
僕「多分怖い回だから」
彼女「でも、私今までの見てないし」
僕「それなら登場人物はこんな感じだから」
彼女「あ、この子可愛い!」
僕「多分この回で死ぬよ」
彼女「んなもん見るわけねーだろ!」
819
僕「モンスト覇者の塔38階クリアできない…絶望だ…」
彼女「絶望うるせぇな!早くダンガンロンパ終われ!」
僕「これが絶望…」
彼女「絶望するくらいならモンストもダンガンロンパもやまちまえ!」
僕「はぁ…」
彼女「私どうしたら良いの?それは違うよって言って励ましてあげれば良いの?」
820
僕「覇者の塔は一度制覇出来たんだから、俺は38階をクリアできるはずなんだ!絶望には屈しない!」
彼女「はあ」
僕「勝つために弾く!弾くならば勝つ!」
彼女「何その台詞?」
僕「俺が今考えた」
彼女「ついにモンストの変な決め台詞自作し出した!狂気の沙汰!お前もう絶望してるからー!」
821
彼女「今からぎゅってするから受け入れ態勢になって!」
僕「今ちょっと無理」
彼女「それは困る!これは給料の発生する私の大切なお仕事だから!」
僕「給料?何それ?どういうこと?」
彼女「私の口座に月末振込みの契約でしょ!雇用契約書確認して!」
僕「俺達って雇用関係だったの?!」
822
彼女「スニーカー欲しい」
僕「誕生日プレゼントってことで買ってあげようか?」
彼女「マジ?」
僕「いくら?」
彼女「2万円くらい」
僕「良いよ」
彼女「でも、お前とお揃いで履きたいんだけど」
僕「それはきつい」
彼女「じゃあ、安いのにするから2人が気に入ったのをおそろで履こう!」
823
彼女「暑い…暑いっていうか湿度がうざい…だから暑く感じる…つまり暑い…」
僕「さっきから耳元で鬱陶しいな」
彼女「ぎゅってするから今だけ冷たくなってくれない?」
僕「つまり死ねってこと?事件じゃねえか!」
彼女「大丈夫!ぎゅってしたら私の愛で蘇る壮大なストーリー始まるから!」
824
彼女と喧嘩したときのこと
僕「…」
彼女「…」
僕「(居心地悪いから家出るか…)」
彼女「出かけるの?」
僕「…」
彼女「…」
僕「…」
彼女「…気を付けてね。帰ったら喧嘩の続きするから。ボコボコにしてやるから事故に巻き込まれて勝手に怪我しないでね」
825
僕「お願いしたのにゴミ出してないじゃん!」
彼女「あ、忘れてた」
僕「はぁ…」
彼女「ごめん!(パンッ)」
僕「えっ」
彼女「許してくれるまで自分のことセルフビンタするから!(パンッ)早く許して!(パンッ)顔がボコボコになる!」
僕「怒ってないからやめて!何かごめん!」