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ネット上ではリアルと違い痛みや流血を伴わないためか、すぐ喧嘩を売ってくる者が多い。だがその大半は買うに値しない無駄なもの。店に並ぶ多くの商品と同様手にとらず通り過ぎるのが一番。相手の挑発に乗った時点で自分も同類。時間と労力を浪費せず広大なネットの海から真に価値あるものを探したい。
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どんな人との繋がりにも永遠はない。だからこそ誰かを強く想い、愛する。また時には誰かと激しく感情をぶつけ合い、憎しみ合う。永遠でなくいつまでも続かないから人生は豊かで彩りあるものになる。どんな貴重な人との出会いも期限つき。その一つ一つ、一日一日をできるだけ無駄にせず真剣勝負したい。
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これは逆も言えることで、自分にできることが他人も必ずできるとは限らない。今は皆で頑張ろうという同調圧力が強まりがちだが、大多数ができることがどうしてもできない人がいてその人にはやむを得ない事情があるのかもしれない。自分と違う人への想像力、少しの優しさも今こそ忘れないようにしたい。 twitter.com/doctorsnowman0…
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過去は変えられないし、うんと先のことなどどうにもできない。であれば、ともに過ごす人と互いの目を見て会話に集中する、わずかな時間小さなことでも昨日と違うことをする、ありふれた日常の景色の中で昨日と違うものを見つける、などなど、今この時を楽しみたい。それがきっと素敵な未来への第一歩。
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誰もが大切な誰かの力に、光になりたいと願うもの。だが実際はうまく力になれなかったり、受け入れられなかったりすることも多い。誰かに尽くしたいと思ってもそれが実を結ばない時、人は深く傷つく。でも大丈夫。人が人を想う尊い力は心の中で仄かに輝き続け、またいつの日か光を放つ時を待っている。
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一見八方ふさがりのように思われても、そこから一歩進んでみることで見える景色が大きく変わり、以前には考えられなかったような解決策が導かれることがある。追い込まれた時には思考停止に陥り、つい現状維持に傾きがちだが、そういう時こそこれまでとは違う方向に行動を起こす少しの勇気を持ちたい。
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些細なことでつい自分を責め、全部自分が悪いと考えてしまう方へ。そう考えること自体、他者を思いやることのできるあなたの素晴らしいところ。だからあなたは基本そのままでよいが、ほんの少し、これまでの考え方や生き方を微調整しよう。他の誰のためでもなく、あなた自身がもっと楽に生きるために。
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「私は欠点だらけでいいところなど一つもない」と自分を責め続ける人にも、少し話せばいいところがたくさん見つかる。影があるその側には必ず光があり、影が濃いほど光は眩いもの。あなたの周囲の人にはあなたの光が見えている。それは思い込みを捨て視点を変えれば、あなた自身にもきっと見えるはず。
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長く生きていても昨日までとは生まれ変わったように何かが劇的に変わることはそうはない。だが髪や爪が日々伸びるように私たちには小さな変化が繰り返され、一見変わりばえしない毎日のようでも私たちは少しずつ生まれ変わっている。新しい時代もこのことを忘れず、できるだけ大切に日々を過ごしたい。
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不安や恐怖の中にいる時、その対象について考えないことは難しい。ただそれに注意が集中してしまうと、余計不安の悪循環に陥りかねない。側にある興味のあるものを見る、音楽を聴く、頭の中で暗算する、今まで見た最も素敵な光景を思い浮かべる、軽く運動するなど、注意をそらす方法はしばしば有効だ。
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睡眠に悪影響を与える生活習慣は多い。たとえば長すぎるあるいは遅い時間の昼寝、カフェインや香辛料の摂り過ぎ、夜遅くの喫煙や熱い風呂、寝床でのスマホ操作など。寝酒のイメージのある夜の飲酒も睡眠の質を低下させる。「薬が効かない」と嘆く前に、知らずにこれらが習慣化していないか確認しよう。
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どんな言葉を投げかけても響く人とそうでない人がいて、同じ人でも響くタイミングというものがある。誰にでも等しく響く言葉など存在しない。それでも絶妙のタイミングで伝えることで、誰かに何かよい変化をもたらすことができるはず。そう信じて明日も目の前の人に、拙い一言でも心を込めて発したい。
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人生思い通りに行くことなんて少ないし、強くてかっこいい自分にもなかなかなれるものではない。人生は日々挑戦と挫折の繰り返し。今の居場所がため息と悔し涙の末に転げ落ちたところであったとしても、そこは人生の通過点の一つ。そこから抜け出し這い上がる挑戦権は、いつだって自らの手の中にある。
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誰かが誰かに捧げようとした優しさが、まっすぐ届かなかったり誤解されたりして行き場を失う。このご時世、心優しい大人同士いろんな繋がりやしがらみの中、迷子になった優しさがそこらじゅうに漂う。でもそれらは無駄じゃない。宙を舞う皆の優しさの欠片は、きっと明日の世界を少し明るく照らし出す。
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この国では生真面目な人々の頑張りが発展を支え、今日の繁栄の礎となった。今も職場や家庭で、多くの生真面目な人々が誰かを支え、元気にしている。だがその一方で生真面目さゆえに自らを責め、苦しむ人も多い。何かと不安定な今、折角の生真面目さという長所を、自身の笑顔のためにもぜひ活かしたい。
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やる前からできない言い訳を並べたり、失敗を過度に恐れたり、新しいことを試す時にはつい悲観的な方向に考えが囚われてしまいがち。だが前例のないことへの挑戦の積み重ねが、現在の私たちの足場を築いてきたことも事実。新年度、時代の変わり目、今までとは違う方向へと一歩踏み出す勇気を持ちたい。
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目の前で苦悩する人に対し、自分が同じ状況ならどう感じるか想像力を働かせることは大事。そんなの当然と言われそうだが、今の時代、立場や地位を問わず、向き合う相手への想像力や配慮を欠く者が非常に多い。悩める当事者に誠実に謙虚に寄り添い、その苦悩を受け止め知ろうと努めることから始めたい。
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どんなに順風満帆で幸せそうな人生を送る人でも、必ず何かを抱え背負っている。それが何かは当然人それぞれで、かつ主観的なもので、その重さも各々で違う。表の顔だけに惑わされず、誰もが笑顔の裏に抱え背負う何かに少しでも思いを致したい。そうすればもっと互いを認めわかり合うことができるはず。
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新しいことを学ぶのに気負ったり構えたりする必要はない。完璧主義にならず、自分の興味のあることから気楽にあせらず少しずつ。頭の中の知識の引き出しを一つでも増やせれば、多少偏っていようとそれは一生の財産になるし、難しく考えすぎていつまでも入り口で立ち止まっているよりずっと有意義だ。
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自分に厳しい人は、周囲にもそれを求めがち。人生がうまく回っている時はそれがプラスに作用することが多いが、逆にうまくいかない時は厳しさが自身の手足を縛り、周囲との関係も緊迫化して悪循環に陥りかねない。思うようにできない自分をまず許して受容することが、負の連鎖脱出の第一歩となるかも。
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緊張や不安が連日続けばそれが普通のようになって、どんな人でも徐々に心身が影響を受けてくる。一日のどこかで、意識して全身の力をできるだけ抜きソファに深くもたれる、目を閉じて綺麗な景色を思い浮かべる、ゆっくり深く呼吸を繰り返すなど、僅かでもリラックスできる時間を頑張った自分に贈ろう。
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今日誰かと出会えたのも、素晴らしい景色を見られたのも、新しい知識を得られたのも、皆今日まで一生懸命生きてきたから。一日一日生きていく過程にはつらく悲しいこともたくさんあるけれど、新たな積み重ねもある。毎日は同じことの繰り返しではなく、日付を跨ぎ一夜明けたその先は誰にもわからない。
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大きな志を抱き、何度失敗しても挑戦し続けるのもよいけれど、それよりうんと小さい、人に言うのも恥ずかしいような身近な目標に取り組むことも決して無駄ではない。たとえ簡単なステージでもクリアすれば、自信と達成感というアイテムが手に入り、それらはより難しいステージを戦うための武器になる。
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頑張っても報われないと感じることが多い時代。達成感や満足感がなかなか得られない一方で、負の感情が少しずつ心に蓄積していく。たくさん溜まって心が折れてしまう前に、周囲の誰かに小出しにしたい。誰もが抱える満たされぬ思いを皆で分かち合い、小さな頑張りを認め合って、また明日へ漕ぎ出そう。
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誰かが頑張ってできたことが、自分にもいつもできるとは限らない。今はできなくても後になってできることだってあるかもしれない。だから今、他の誰かが頑張れたことが頑張れなくて、そのことで責められたり笑われたり惨めな気持ちになったとしても、あなたは弱いわけでもないし情けないわけでもない。