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今夜床に就いたら、これまでの人生の中で一番美しかった景色や一番楽しかった出来事を思い出そう。体の力をできるだけ抜き、ゆっくりと呼吸しながら。人間関係のストレスや過酷な仕事や悩み事で疲れ果てた一日の最後の短い時間くらい、それらから心身を解放したい。リラックスして心地よい夢の世界へ💤
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あらゆる現場で余裕がなくなっているこの時代、過酷な状況に必死に耐えている人は多い。そんな中、常に明るく暖かく見守り、絶妙なタイミングで声をかけてくれる誰かがいれば、苦しさも乗り越えられる。現場で上に立ち引っ張る立場の人はもちろん、誰もがそのことを時々思い出し、互いに支え合いたい。
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今日誰かと出会えたのも、素晴らしい景色を見られたのも、新しい知識を得られたのも、皆今日まで一生懸命生きてきたから。一日一日生きていく過程にはつらく悲しいこともたくさんあるけれど、新たな積み重ねもある。毎日は同じことの繰り返しではなく、日付を跨ぎ一夜明けたその先は誰にもわからない。
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どんなに頭のいい人も要領のいい人も一度にできることは限られ、一日は誰でも平等に24時間。だからやるべき物事に優先順位をつけることは大切。特に心が疲れ余裕のない時には案外このことを忘れがち。うんと先のことを取り越し苦労するより、今日明日必要なことを見極め、それらを着実に実行しよう。
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多少の失敗があっても何とか一日過ぎて行くのは、それ以上の成功の蓄積があるから。ただ流れているように見える日常の中にあなたの頑張った成果が眠っている。大人は簡単に人から褒めてもらえない。一日の終わりに小さな成果を拾って自分を褒めよう。失敗を責め続けるよりその方がずっと明日に繋がる。
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不安や緊張の中にいる時その対象を意識しないことは難しい。ただそこに注意が行きすぎてしまうと余計不安の悪循環に陥りかねない。側にある好きなものを見たり触れる、音楽を聴く、頭の中で暗算する、今まで見た最も素敵な光景を思い出す、軽く体を動かすなど、注意をそらす方法はしばしば効果的だ。
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どれだけ努力を重ねてもまたいつかどこかで顔を出すダメな自分。ついため息の一つもつきたくなるが、これまでもダメな自分があなたを奮起させ一回り成長させてきたはず。ダメな自分も大切なあなたの一部。自分への厳しさは必要だけど、時々は緊張から自身を解放し、これまでの頑張りを認めて労いたい。
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猛スピードで走り続けていれば前だけに注意が集中し、視野が狭くなって見落とされるものも増えてしまう。心身が不調に陥ると生活に支障を来たし人生のスローダウンを余儀なくされるが、逆に突っ走っていた時には見落としていた、自分にとって本当に必要なことや大切なものを再確認できる好機でもある。
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無駄なものを買っても少しずつポイントがたまるカードのように、今日あなたが失敗や回り道したことは、未来を生きるために役立つポイントになって蓄積されている。一つ一つの苦い経験でその時得るものは少なく無駄と思われても、それらを重ねるうちいつか何らかの思わぬ形であなたに還元されるはずだ。
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目の前で苦悩している人や応援したい人に対して、見返りを求めずずっと縁の下で力になり続けることは難しい。どうしても自分が、自分だけ、という考えがよぎりがち。だから人の力になることは苦しい。でもそんな人がいることは幸せなこと。その人と幸せを少しでも分かち合えるように、明日も微力を。
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自分には何も取り柄がないから人の役に立てないなんて、そんなことはない。自分のことだけでも大変な時代なのに、取り柄を探して人の役に立ちたいと願うことだけでも素晴らしいこと。考え探し続けていれば、いつかあなただからこそできることが見つかり、誰かのための大きな力になれる日が訪れるはず。
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感染者数や死者数が増えただの「数字」となって久しいが、その一つ一つに関わり、不安に怯え、涙に暮れる人が大勢いることを忘れてはいけない。隔離され、面会もできず、死に目にすら会えない。回復しても後遺症に苦しんだり周囲の好奇の目に晒されたり。一つ一つの「数字」の後ろに壮絶な物語がある。
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どんな小さな一歩でも、困難を克服して今より高いところへ突き進むあなたは本当に素晴らしい。現状に甘んじず上を目指すがゆえに、時には悔しい思いをしたり疲れて自分を責めてしまいたくなることもあるだろう。だが困難に挑むあなたの勇気に対し、あなた自身が一番のサポーターでいてあげてほしい。
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それをやっちゃあおしまいよということをついやってしまい、多くを失うことがある。大事なものを守ろうとすればするほど、視野が狭まり周囲を顧みない行動に繋がる。積み上げたものが崩れ去るのは一瞬。自らの言動が相手にどう影響し、どんな思いを抱かせるのか、想像力や危機管理意識を身につけたい。
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今夜の地震、今のところ人的被害や大規模停電の情報は入っていないが、まだ寒い冬の夜。
・携帯電話の充電
・飲料水、懐中電灯、携帯ラジオ、そして防寒着やカイロなどを寝床のそばに
・最寄りの避難場所の確認
など今後も「まさか」に警戒をして、その後はできるだけリラックスしてしっかり休息も😴
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人生はつらいこと、苦しいことの連続。誰もがそれらを一つ一つ乗り越えて、まだ見ぬ景色を目指して歩いている。困難を乗り越える道は無数にあり、どの道が正しいかなど誰にもわからない。だからたとえ誰かの生き方がひどく不器用で下手くそなものに見えたとしても、誰もそれを嗤うことなどできない。
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自分に厳しい人は、周囲にもそれを求めがち。人生がうまく回っている時はそれがプラスに作用することが多いが、逆にうまくいかない時は厳しさが自身の手足を縛り、周囲との関係も緊迫化して悪循環に陥りかねない。思うようにできない自分をまず許して受容することが、負の連鎖脱出の第一歩となるかも。
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親密に繋がりすぐ近くにいるはずの人でも、想いがすれ違い噛み合わないことは多い。こんなに多くの人の中で生きていても、人生は時に孤独で寂しくて残酷だ。だがどんな人との繋がりにも永遠はない。せめて繋がれるわずかな時間、自分の想いの精一杯を懸命に伝え続けたい。たとえうまく伝わらなくても。
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たとえ地味で目立たなくても、大勢に賞賛されなくても、周りからあれこれ雑音が聞こえてきても、今日までやってきたようにまた明日も、自分が正しいと信じる小さなことをコツコツ一生懸命やっていこう。大切な誰かの笑顔のために、この星の未来のために、そして何より、あなた自身のこれからのために。
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家族や恋人、親友など、親しい人のことは何でもわかった気になりがち。だからその人の言動や態度が予想外だと、つい裏切られたと感じたり傷ついたりしてしまう。人は一人ひとり違い、人の心は単純ではなくいつも自分の思い通りにはならない。親しき仲こそそんな当たり前のことを忘れないようにしたい。
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皆が真面目に頑張っていればどんどん繁栄して、皆揃ってそれなりに幸せになれる、そんな国だったのはもう遠い昔。社会の隅々までくまなく光を届けるような力はこの国からとうに失われていて、あるところに眩い光があれば、その背後には暗い影が伸び、そこに溜まったものが時々驚くような形で顔を出す。
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何事もわからないよりわかる方がよいが、わからないよりもっと悪いのは拙速にわかったつもりになること。特に人と直に接する職に就く者は、相手をわかったつもりになることでその人生を左右する可能性があることを肝に銘じたい。わからないことを恐れず、人が人をわかろうとすることに謙虚でありたい。
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自分の命を懸けてまで頑張らなければならないことなど、あってはならない。だから目の前の頑張らなければいけないことと、自分の命とを天秤にかけるくらい追い込まれ思い悩んでいるのなら、そこから逃げるのも一つの方法ということを忘れないようにしたい。たとえ笑われたり責められたりしたとしても。
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人の上に立つリーダーは、皆から批判されることも仕事のうち。些細な一言をいちいち気にしたり感情的になったりせず、広い視野で大局を見ながら冷静に臨機応変に舵取りと決断を続けられるかが問われる。自身に都合のよい者ばかりを重用し周囲を分断するような対応では、見えない難敵が増えるばかりだ。