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心の痛みは時に厄介。誰かと一緒にいても痛む。笑っても痛む。忘れた頃何かの拍子にかさぶたがはがれたようにぶり返す。他の誰かが痛みを肩代わりできるわけでも、完全に癒せるわけでもない。周囲に力を借りつつも最後は自分自身で痛みと向き合うことで、いつかまた新たなかさぶたが心を覆う日が来る。
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誰かの力になりたいと思っても、その人の抱えるものの重さに圧倒され、ただ共に祈ったり沈黙したり手を握るくらいしかできないことがある。だがそれは決して無意味ではない。その人の抱えるほんの僅かでもしばし分かち合うことはきっとその人の何らかの救いになっているし、あなたは力になれている。
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あなたが自分でやらねばならないと考えることと、周りの人があなたにやってほしいと期待することは必ずしも一致しない。真面目ないい人ほど自分に課した100%のことができずに、70%とか40%しかできなかったと自身を責めるが、そんなあなたの40%で救われ、笑顔になれた人もいることをどうか忘れずに。
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心の痛みは時に厄介。誰かと一緒にいても痛む。笑っても痛む。忘れた頃何かの拍子にかさぶたがはがれたようにぶり返す。他の誰かが痛みを肩代わりできるわけでも、完全に癒せるわけでもない。必要な力を借りつつも最後は自分自身で痛みと向き合うことで、いつかまた新たなかさぶたが心を覆う日が来る。
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よかれと思ってしたことが裏目に出たり、親密なはずの誰かと険悪になってしまったり、生きるって案外難しい。でも生きづらい日々の中にも時々キラリと宝石のように輝く、幸せと思える瞬間がある。そんな貴重な輝く瞬間を無数の平凡な石ころの中から見つけ、拾い集めながら歩いていくのが人生なのかも。
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向かい風をつらく感じるのは、あなたが風に向かって歩いているから。人生頑張るばかりでは疲れてしまうけど、それでも立ち向かっていかなければ手に入らないもの、変えられないことがある。それがどんな小さな目標であれ逆風に立ち向かい、人知れず不器用でも一歩を進めようとしている人を応援したい。
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あなたが毎日何気なくしていることでも、期せずして他の誰かの痛みを癒したり心の隙間を満たしたりできることがある。道端にひっそりと咲く花のように、ふとした一言やさりげない笑顔が、人知れず苦悩する誰かに少し力を与えられるかもしれない。あすも特別なことはできなくても、あなたらしく咲こう。
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布団の中には悩みや考え事は持ち込まないのが原則。今日あったいいことや過去の素敵な思い出、綺麗な景色などを思い浮かべながら眠りに落ちたい。緊張を強いられる日々、せめて寝る前の少しの時間のリラックスだけでも心がけることで、人生の3〜4分の1を占める睡眠時間にもいい影響を与えられるかも。
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大切な人が苦悩している時、気のきいた助言ができず困ってしまったという方へ。よほどの緊急事態でない限り、必ずしもすぐに答えは必要ない。ともに考え、悩む姿を見せるだけでも相手には大きな救いになる。直ちに一発回答はできなくても、ずっと一緒に迷路の出口を探す強く優しい味方であり続けたい。
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些細なことでつい自分を責め、全部自分が悪いと考えてしまう方へ。そう考えること自体、他者を思いやることのできるあなたの素晴らしいところ。だからあなたは基本そのままでよいが、ほんの少し、これまでの考え方や生き方を微調整しよう。他の誰のためでもなく、あなた自身がもっと楽に生きるために。
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たとえ地味で目立たなくても、大勢に賞賛されなくても、周りからあれこれ雑音が聞こえてきても、今日までやってきたようにまた明日も、自分が正しいと信じる小さなことをコツコツ一生懸命やっていこう。大切な誰かの笑顔のために、この星の未来のために、そして何より、あなた自身のこれからのために。
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言葉は上手に使えば誰かの心を暖め、それは自らの心も暖かくする。逆に使い方を誤ればいとも簡単に人の心を傷つけ、それはいつか自分自身にも跳ね返ってくる。たかが言葉だけれど、不安の多い今こそ、皆ができるだけ暖かく穏やかな気持ちで日々過ごしていけるよう、ちょっとした一言を大切にしたい。
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目の前の大切な誰かのために、今日も献身的に尽くしたという方へ。相手の喜怒哀楽に一喜一憂しすぎてどっと疲れてしまっていませんか?誰もが感情を持った一人の人間。明日もゆとりを持って大切な人と向き合うために、たとえほんの僅かでも自分自身の喜怒哀楽を大切にする時間を持つこともお忘れなく。
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どんなに順風満帆で幸せに見える人生を送る人でも、必ず何かを抱え、背負っている。それが何かは当然人それぞれであるし、その重さも各々で違い、かつ主観的なものだ。表面的な物事だけに惑わされず、誰もが笑顔の裏に抱え背負う何かに少しでも思いを致せれば、もっと互いを認めリスペクトできるはず。
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今日も何もできなかったと嘆きたくなる夜。だが無事一日を終えられるのは、目立たぬ無数のことがちゃんとできていたから。それは決して当たり前のことではなく、毎日の地道な苦労と努力の賜物。あなたの平凡な日常は小さな奇跡の連続の上にあることを忘れず、一日の終わりに自分を労い明日を迎えたい。
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どんな時も、大切な人やもののためにずっと変わらずにい続ける一人でありたい。様々な雑音や、人と人との争い事、噂や中傷等、周囲は刻々と変わり続ける。それらに全く影響されないのは難しいことだが、できるだけ巻き込まれず振り回されずに適度な距離を置き、変わらずぶれない自分でいたいものだ。
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布団の中には悩みや考え事は持ち込まないのが原則。今日あったいいことや過去の素敵な思い出、綺麗な景色などを思い浮かべながら眠りに落ちたい。緊張を強いられる日々、せめて寝る前の少しの時間のリラックスだけでも心がけることで、人生の3〜4分の1を占める睡眠の質にもいい影響を与えられるかも。
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うまくいかない時ほど隣の芝生は青く見えるもの。つい自分もとあれこれ手を出しがちだが、結局どれも半端に終わり余計に自信喪失してしまいかねない。不調時こそ自分の足元をしっかり固めることが大事。あせらずに最優先でやるべきことにまずは集中しよう。今のままであなたの芝生も十分青いのだから。
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人生よい出会いも悪い出会いもあるけれど、無駄な出会いなど一つもない。関係がうまくいかなくてもその中で学んだり強くなったり、会えなくなって何年も経ってからふと思い出し、そこから何かに気づいたり。誰かと出会うたびに生きる力がついていく。明日からもたくさんのよい出会いがありますように。
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人生の中で悩み苦しむことは決して無駄ではない。つらい経験をすることで、日常の小さな幸せの素晴らしさ、有難みを感じられるようになり、それらを同じく悩める他者へと還元できる。頑張っても報われないことも多く、生きづらい今の時代。そのつらさを分かち合い、支え合いながら共に生きていきたい。
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人生のどこかで、道を間違えて引き返したり回り道をすることはよくある。一見無駄足をしたように思えるが、その間も移動した分のマイルはしっかりたまっている。今すぐに役立つことはなくても、その経験は今後の人生の中で思わぬ形で生きてくるかもしれない。迷うことを恐れず、明日も歩みを続けたい。
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「そのうち誰かが何とかしてくれる」と先送りしているうちに取り返しがつかなくなってしまうことは多い。今の時代、多くの分野で「誰かが何とかしてくれる」力は弱くなりつつある。もちろん限度はあるができるだけ「自分で何とかする」力をつけ、いざという時自ら行動を起こす準備をすることは大切だ。
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日々葛藤の中にいて、悔し涙を流し、自分は何の役に立っているのか自問する人へ。あなたは人生の課題と真摯に向き合い、戦っている。思考停止や逃避の末にただ長いものに巻かれ、弱者を見下し、時に陰湿に攻撃して独り満足するような者よりずっとよい。人生は甘くない。だからこそ生き抜く価値がある。
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角度を変えるだけで同じ物事でも全く違って見えることはよくある。人が生涯のうちに自ら経験できることなどごく僅か。だからこそ多様な考えに触れ、異なる立場を理解しようと努めることは大切。あらゆる物事を自分中心の狭い視点でしか考えられない人は、目の前の物事の本当の素晴らしさに気づけない。