高橋 杉雄/Sugio(@SugioNIDS)さんの人気ツイート(新しい順)

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仮にこれが武装反乱だとして、過去の歴史から見ると、成功するには、中央政府に呼応者が出るか、民衆の蜂起が必要。それがなければいずれは鎮圧される。今知りたいのはこの2点が起こるのか?あるいは起こっているか?かな。これが「情報要求」。
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ずっとワグネルを「軍閥」と呼んできたが、ここまで来たのか。ただロストフに行ったと言うだけでは単に戦線を離脱したというだけのこと。今手に入る情報を見る限りではワイルドカードシナリオに向かうとはまだ言えないかな。
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「ただの写真」とは、informationとintelligenceの違い。intelligenceは、意思決定者からの情報要求に基づいて収集・加工された情報。informationはナマの情報。どんな精細度の高い衛星写真であっても意思決定の材料にならないのならただの写真でしかない。 yomiuri.co.jp/world/20230620…
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なお、「強くなったロシアが次に狙うのはバルト三国やポーランド」というヨーロッパ内でのドミノ理論は理解できます。それを恐れているからこそバルト三国やポーランドが必死でウクライナを支援していることも。
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↓で書いてますが、実は私は、「ロシアが勝ったら次は台湾」というような単純なドミノ理論は支持してません。ただ、ロシアがウクライナを吸収して、「強いロシア」になった上での中露連合の出現は阻止すべきだと思います。私がウクライナへの支援を支持するのは、純然たるパワーの論理に基づく判断です twitter.com/SugioNIDS/stat…
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イラクやアフガニスタンで米軍はクールダウン措置を講じていた。それでも帰還兵士のPTSDは重大な問題になっている。自衛隊のイラク派遣からの期間の際もクールダウン期間が設定された。 しかし先の負傷兵の例を見る限り、今回はそれが行われている形跡がない。ものすごく心配なのです。
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昨日は時間の関係かお話しを振っていただけなかったのですが、この戦争における兵士のPTSDは深刻な問題で、すでに昨夏に負傷して除隊したウクライナ兵士のPTSDについての報道があった。おそらくロシア側にも同じ問題は起こっているはず(帰還したワグネル囚人兵の例)。
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正面突破は成功すれば効果は大きい。1944年の英米の欧州反攻も、チャーチルが間接アプローチ的に主張したバルカン半島など周縁部での作戦ではなく、直接アプローチで正面からフランス上陸を行ったがゆえに成功した。ただ損害は大きくなる。 twitter.com/SugioNIDS/stat…
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6/20刊行予定の『ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか』、私は複数の章を書いてます。まず第1章では開戦までの振り返り。果たしてNATO拡大は戦争の原因なのか? アメリカの戦略とは? 何故「2022年2月」に戦争が始まったのか?などです。 amzn.asia/d/0wosyBa
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カホフカダムについて。当初は作戦上の理由でウクライナが破壊工作を行った可能性があると思っていたが、その後の展開から現在ではその可能性は否定して良いと考えています。理由は、下流住民の避難の準備が全くなされていなかったこと。自分で仕掛けるならば避難の準備はちゃんとやるはず。
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というわけで現在は以下の3つの可能性かと思っています。1つは、純然たる事故。4月の大雨で貯水量が増大していたが、戦争もあって水量管理ができておらず、放水ゲートの破壊に至った可能性。ただ、複数ある放水ゲートが全壊していることと、よりによってこのタイミングで??と言うことで疑問は残る。
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2つめは、下流で実際にウクライナ軍が渡河しており、それを妨害するため。3つめは、ヘルソン撤退の頃から、何らかの状況に備えて爆発物を設置していて、何らかの理由で現場指揮官が爆破してしまった可能性。ロシアにもダメージがあるわけで、周到に準備された作戦とは思えないのですよね。
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ロシア側の仕掛けだとしたら、現在進行形でウクライナが渡河を試みている場合か。
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3.ノヴァカホフカダム破壊自体が陽動。バフムト付近での限定反攻と連動してロシア軍を分散させ、オーソドックスにメリトポリを狙った攻勢を発起する。 まだどれかわかりません。
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2.本命はベルジャンスク周辺の奪回によるアゾフ海までの前進。ノヴァカホフカダムの破壊によりクリミアの水源を断ち 、アゾフ海沿岸からクリミア大橋を攻撃し、クリミア半島を孤立させる。
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いまの情報から考えられる反攻オプションを3つ。 1. ドニプロ川氾濫で沿岸陣地を押し流し、水が引いてから渡河、クリミア半島の付け根まで前進。
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はい!私です!! 私の代は早稲田の文系学部2人いました! twitter.com/ohnuki_tsuyosh…
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ウクライナのArmy of Droneは、参謀本部、デジタル省、政府の通信部門からなり、United24からの寄付を受けながらドローンの開発・調達を行う。軍の枠にとどまらないという意味でこれもまた「デジタル時代の総力戦」と言えるし、war time innovationとして見ても非常に興味深い。 twitter.com/nhk_news/statu…
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今日はこちらを聴きに行きました。めちゃくちゃ勉強になりました。自分なりの理解まとめ ・ディープフェイクの検知は可能。 ・復元するワクチンもあらかじめ付与可能。 ・ディープフェイク側がデータを生成しなければならないのに対し、真贋判定はイエスかノーかなので相対的に容易。 twitter.com/jouhouken/stat…
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6月下旬に、共著で新刊出します。 NATO拡大と戦争の因果関係、代理戦争論の検証、この戦争の抑止可能性、宇宙・サイバーの役割、終戦につながる3つのシナリオといったところが論点です。 ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか デジタル時代の総力戦 (文春新書) amzn.asia/d/4Ymx5N1
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はっきり言いますが、北朝鮮の衛星打ち上げについて、衛星でターゲティングしてミサイルで攻撃できるようにするなんていうのは間違いです。固定目標しか攻撃できないんだからそんなのグーグルアースでわかる。繰り返しますが弾頭切り離し技術がポイントです。 twitter.com/SugioNIDS/stat…
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繰り返しますが、偵察衛星としての機能にはナショナリズム以外の意味はありません。「衛星切り離し」の試験を行うことが、ICBM開発のために必要なのです。私が違うことをいっているようにコメントが引用されていたら、それは切り取り方の間違いです。(昨日某番組で間違って引用されたらしい)
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どうも電話取材だと意味が通じてないことがあるみたいだ。私は3月に火星17が成功したあと、「次は人工衛星」と言ってきているが、それはロケットから「物体」を切り離す技術が重要だから。端的に言うと、「上」に向かって切り離せば衛星、「下」に向かって切り離せば弾頭になるのです。 twitter.com/SugioNIDS/stat…
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衛星を本当に打ち上げたいというのもあるだろうが、以上の理由で、これは対米攻撃用の長距離ミサイル開発計画の一部と考えた方が良い。
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北朝鮮は長距離ミサイル自体の試験を繰り返し、信頼性を一定程度達成した。なので次は人工衛星打ち上げだろうとはいくつかの番組で話してきたこと。それは弾頭リリース技術の試験に必要だから。