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昼のツイートで、「公表されてないだけで」と留保を入れたのはまさにハルキウ反攻の時の情報管理が頭に残っていたからだが。あのときの繰り返しになるか、勝ち切れるか。
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ヘルソン反攻、やはり黙ってたのか。ハルキウ反攻と同じパターンだな。問題はドニプロ川西側を奪回しきれるか。そして渡れるかだが。
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防衛戦闘だけなら戦車をトーチカ代わりに使えばよい。しかし機甲突破戦術となると難度は格段に上がる。
実は公表されてないだけでヘルソン反攻が進んでいるなら別だが。
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このあたりを合わせて考えると、ウクライナ陸軍は防勢には備えていたが、攻勢的な機甲突破戦術を実施するには準備不足なのかもしれない。装備だけでなく、連隊戦闘団をまるごと3つ4つ作るような、教育訓練を含む支援が必要なのではないか。
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ここ何日か、ウクライナ陸軍の戦いについて思い始めていること。
1.ロシアのキーウ撤退の際、追撃戦による戦果拡張がほとんどできなかった。
2.ハルキウ反攻の際ドネツ川渡河を阻止され決定的戦果を得られなかった。
3.ヘルソン反攻がはかばかしく進んでない。
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主要メディアの方へ。
IAEAが行う「査察」は、秘密に核兵器を開発していないかどうか確認するためのものです。なのでIAEAがザポリージャ原発で行おうとしている行動に「査察」の語を当てるのは不適当です。「調査」にした方がいいです。
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上記の仮説が正しいとすると、今月あったとされる「原発に対する6回の砲撃」は、原発を射撃陣地とするための偽旗作戦であった可能性がありますね。
原発に弾薬庫を置いた場合、HIMARSでも攻撃できません。
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ロシア側の情報統制下で起こった赤外線発生というのは実は重要なポイント。ウクライナから、精密誘導で原子炉を外して攻撃を行うことは不可能ではない。しかしそれが実際に行われていたなら、遅くても8/24にはロシア側から発表があったはず。
それがなかったということは留意すべき事項。
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ただし原子炉近傍が正確に避けられていることから、人為的な赤外線発生であることは推測できる。また、敷地南縁での赤外線発生当時にロシア側から情報が出てなかったことから、ロシア側の情報統制下で起こった赤外線発生であることも推測できる。
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アメリカ社会における「軍」への距離感の変化についてはこの本の考察が素晴らしい。マティス元国防長官も関わった研究プロジェクトです。
Warriors & Citizens: American Views of Our Military amzn.asia/d/2ASw6Hy
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今回思ったのだが、現代における戦争ってパラレルに比べると意外な類似性に気づくことがある。
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「アメリカにとって重要な戦争なのに、全く切迫感がない。週末にアウトレットモールに行ったり、NFLに行ったり、バーベキューをする生活を変えていない。これはなんなんだ?」という発言をしたのをよく覚えている。
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どこかで話したけれど、いまの「モスクワ周辺にいるロシア人」と、イラク戦争当時のアメリカ人」と、戦争に対する距離感は似てるんじゃないかな。
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どこかで言ったことがあるけど、イラク戦争が始まったとき、アメリカに留学していたのだけれど、ベトナム従軍経験のある元軍人の授業で、彼が「この戦争は奇妙だ」とある日の講義を切り出した。「ベトナムの時には、社会の中に戦争が入り込んできた。しかしこの戦争は日常が変わっていない」(続く)
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これ以上強力な攻撃は通常兵器ではできませんわねえ。 twitter.com/MichitoTsuruok…
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先日話し損なった(国際政治chでは話した)が、経験則として、2か国での共同開発は費用は1.5倍かかると言われている。それでも単独開発よりは安くすむという意味での割り切りが必要。
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少なくとも「専門家」の立場で、いまの議論のなかで総論で終わらせてらならないのは防衛費。主要なアイテムに年間いくらかけているのかくらいは調べればすぐわかるので、「2%」を表層的に論じるのではなく、きちんと各論に踏み込んだ議論が深まってほしい。