高橋 杉雄/Sugio(@SugioNIDS)さんの人気ツイート(いいね順)

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「アメリカにとって重要な戦争なのに、全く切迫感がない。週末にアウトレットモールに行ったり、NFLに行ったり、バーベキューをする生活を変えていない。これはなんなんだ?」という発言をしたのをよく覚えている。
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自軍のいうことを信じるという点で違和感はない。必要なのはウクライナの手で確認させること。その意味で合同調査の実施は非常に重要。 なお、インシデント調査にはそれなりの時間がかかるので、瞬時に「自国の責任ではなく、相手の責任」という国のいうことはあまり信頼できない。
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戦車についてもう1つ。バラバラと逐次投入的に供与したら、西側戦車といえど前線の消耗戦の穴埋めとして溶かされてしまうと思う。 なのでまとまった形で部隊単位で投入し、反攻戦に使うべきという米国側の要望は理解できるし、そうあるべき。その文脈でのキャンプヘルソンでの訓練なのだろうし。
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先方:サルマトはウクライナ攻撃用ですか? 当方:射程考えればウクライナ攻撃になんか使いませんよ。対米用です。 先方:サルマトが使われたらどうなりますか? 当方:(人の話聞いてないだろ?)そのときは世界の終わりですよ。 知識もだけど、答えを聞いて考えながら次の質問を発してほしい。
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主要メディアの方へ。 IAEAが行う「査察」は、秘密に核兵器を開発していないかどうか確認するためのものです。なのでIAEAがザポリージャ原発で行おうとしている行動に「査察」の語を当てるのは不適当です。「調査」にした方がいいです。
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あの人、いまのことに文句言うより、自分が外交を仕切ってた1990年代半ばから2000年代初めをきちんと内省的に検証する方が日本の役に立つのではないかな。 いまみたいな厳しい安全保障環境になってしまったのは、あの時代の外交政策の帰結でもあるのだから。
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備忘のために昨日からの自分の考えをまとめてみる。 まず朝起きてスマホ見たらワグネルが動いているとの情報。この時点では武装反乱かどうかはわからなかったが、ロストフ(字数)市内での火炎のSNSを見て、これが仮に本物だとすれば武装反乱と評価。 ただし場所はモスクワから遠く離れたロストフ。
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どこかで話す機会があればと思っていたが結局話していないウクライナ軍の組織について。 ウクライナ軍はここ数年で組織改革を行っており、フォースプロバイダーとウォーファイターを原則分離している。その意味で米軍的(違いもある)。 フォースプロバイダーとは、軍の戦闘力を作り出す機能。
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ここ何日か、ウクライナ陸軍の戦いについて思い始めていること。 1.ロシアのキーウ撤退の際、追撃戦による戦果拡張がほとんどできなかった。 2.ハルキウ反攻の際ドネツ川渡河を阻止され決定的戦果を得られなかった。 3.ヘルソン反攻がはかばかしく進んでない。
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こんなこともあろうかと、明日は午後出勤の設定にしてあるのでこれから飲みます。
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誤解を避けるために一言。目立たなくても、組織の足腰を支える仕事をしている人は研究者、事務官問わず大勢います。彼ら彼女らの支えがあるから、私はメディアに出ることができるのです。
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第一次ハルキウ反攻の際、ウクライナが勝ちきれれば(補給線を切れれば)、イジューム周辺のロシア軍を包囲殲滅できる可能性があり、そうなれば年内のドンバス地方奪回はあり得ると話した(たぶん日曜スクープ)。「包囲殲滅できれば」という前提部分を無視して批判してきた某評論家もいるが。
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誤解されてるようだが、「防衛省が組織的にテレビ出演を売り込んでいる」という事実は存在しない。売り込んだからといって出演させてくれるほど日本のメディアは甘くない。
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核戦略の専門家なら、「核兵器が使われたらどうなるか」という問いから逃れることはできない。 「核の忘却」の時代からこの問題は数えきれないほど考えてきた。米欧の同業者と数えきれないほど議論してきた。しかしそれを一般の人の目の前で話すことになろうとは。
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今日のプライムニュースには中山俊宏さんのバッジを着けて行きました。 中間選挙がサブテーマ。中山さんもスタジオに座っていたはずだから。
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昨日は日米露中韓の安全保障専門家のリモート会議。これまで10回以上会っている同士だからお互いに信頼関係がある。中露の同業者とも政治的要素を抜きにして軍事的分析を交換できたのは有益だった。 これがシンクタンク業界の底力。こういうときこそ普段どれだけ活動してきたかが問われるということ。
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週明け月曜のプライムニュースは核抑止について、日本で過去に例を見ない重量級の番組になりそうです。 私以上の専門家が出る予定で、私はつなぎ役に徹します。核に関心ある方は録画されることを強くお勧めします。
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いろいろなメディアの方と話していて気づいたのだが、電波情報収集の重要性ってあまり知られていないのだな。 気球の重要性は画像情報ではなく電波情報にあると思うのだが。
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実は5年くらい前まで、アメリカの国防予算に詳しい同業者の間では、「トップガン2」というのはブラックジョークだった。トップガンやってた頃と機種が大きく変わってないからだ。 まさか本当に続編作るとは。
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今日のサンジャポでは、詳しく話しすぎて準備していただいた点をすべてはカバー出来なかったのですが、ポイントだけ再掲。 ・アジア諸国の国防費のGDP比の平均は2%。2%に増えるということは平均に追い付くということ (続く)
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先週の話題だったダーティボム。私はどちらかというと情報戦ではないかと言う見方をしているが、理由はある。この戦争で、化学兵器などを含めて、「偽旗作戦」っぽいものは実際に行われてきてない一方、ロシアが「何かやる」時はいきなりやるからだ。そもそも開戦がそうだし、インフラ攻撃もそう。
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日本記者クラブでの講演で、「この戦争の補助線としての中国のパワー増大」の話をした関係で言うと、いわゆる代理戦争論として、「ウクライナが米国の代理」なのではなく「ロシアが中国の代理」という立論が成り立ちうる気がしてきている。仮説ですらない思いつきの段階なので今後棄却するかもですが。
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@show_murano 端的に言えば、その時代に外交で目標を達成できなかったからこそいまの状況があるので、いまの世代を批判する前に、自分達の世代は「なぜ平和な2020年代」を実現できなかったのかについての内省が不可欠でしょう。彼らの「失敗」の結果今があるのだから。
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米政府から、「核の態勢を変えるような兆候はない」というメッセージが出てきているが、この文章を読み解くには実は相当な専門知識が必要。 いま話すと番組に申し訳ないので、プライムニュースでお話しします。終わってからツイートします。
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第二次ハルキウ反攻、このまま進めるとは楽観的でありすぎると思うが、もし進んだ場合、この戦争が始まって以来、核使用の可能性がもっとも高い状況になるかもしれない。 アメリカは明確なメッセージをロシアに送っておかないと。公の場である必要はないが。