山口周(@shu_yamaguchi)さんの人気ツイート(古い順)

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ヤフーさん、アクセルをさらに踏み込みましたね。何度か指摘してますけど、この期に及んで未だ都心にオフィスをおいて毎日出勤させるということは社員に「家を持てない人生を送れ」と言ってるのと同じことです。 watch.impress.co.jp/docs/news/1379…
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一万人のコアなファンが年に千円出してくれれば十分に生きていけます。現在、YouTubeのユーザーは世界で20億人いますから、このうち一万人に一人、つまり0.01%の確率でファンが作れれば20万人のファンが生まれる。スーパーニッチを深く刺す、というのがこれからの戦略になるんじゃないかな、と。
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欧州でトヨタへの風当たりが強まってる。日本社会が火力発電に依存しているのでトヨタの工場も火力発電で動いている。従ってトヨタ車を買うことは火力発電を容認することになる、という論理です。日本におけるエネルギー政策のあり方がグローバル企業の競争劣位に繋がってる。
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鈍感力みたいなことが言われてますけど鈍感な人は共感力がないのでイノベーションも起こせないしリーダーシップも発揮できないでしょう。ジョアン・ハリファクスが「コンパッション」で指摘してる通りで「敏感だけど感情に圧倒されない強度」が大事なんだと思います。ただ鈍感になるだけじゃ、ねえ。
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世界はどんどん良い場所になっているのに多くの人は逆に感じている。理由は「起きなかったことはニュースにならないから」です。例えば2018年はジェット旅客機の事故による死者が歴史上初めてゼロを記録した年ですが、これはニュースになりません。ニュースになるのは常に「堕ちた」時なんです。
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アイデアを上司が認めてくれない、と腐ってる人の話を聞くと「ラインの上司二人から両方ともダメ出しされた」とか、そういうことを言ってるわけです。ちなみにGoogleはスタートアップ時の最初の資金調達に成功するまでに350回のピッチをやってます。まあ、そういうことです。
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自分の頭で考える習慣のない人の特徴は「すぐに事例を聞きたがる」ことですね。このような人が指導的立場にいると永遠に先行者になれません。
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抜擢人事が重要なのは、抜擢された人は、また誰かを抜擢することで「抜擢の連鎖を生む」ということです。大隈重信に抜擢された渋沢栄一が、やがて英国に留学していた山辺丈夫を抜擢する。「人に賭ける文化」が生まれるわけですね。これも「ペイフォワード」の一種と言えます。
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多様性という観点から最も問題ある組織が国会です。例えば自民党の世襲議員の比率は30%を超えている。「親が議員」という特殊な環境で育った人からなる特殊な集団が、多様な人からなる社会の運営を議論してるわけで、これは相当にマズイ状況だと思います。まあ選んでいる僕らの問題なんですが。
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やることのリストが間違ってる人ってあんまりいないんです。じゃあなんで成果に大きな差が出るかというと「順番が違う」んですよね。あんまり言われてないですけど「なにをやるか」よりも「どういう順番でやるか」が大事だと思います。戦略の蘊奥だと思います。
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ワークとライフを分けて考えないといけない状況がそもそもマズイ。友人が大手SI会社に勤めながらイタリア食材の輸入をやってるんですが、彼にとって食材調達のためのイタリア出張は完全な趣味であると同時に完全な仕事でもあります。だからものすごく幸福そう。
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絶対に壊れない巨大なエンジンを作るために莫大な費用をかけるよりも、多少なら壊れても大丈夫なように多数の小型エンジンを搭載してコストを下げる。これがスペースXの戦略ですが、同じことを「専業か兼業か」という問題に当てはめて考えると人生の戦略そのものが変わります。
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ロジック偏重の人はなぜ若い時に活躍するのにキャリアの後半で停滞しがちなのか?答えは単純で「人はロジカルじゃないから」です。そして加えれば「ビジネスは全て人を介するから」。これとは逆に「人の不合理さのパターンを知る」のがリベラルアートの核心です。両方できたら良いんですね。
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最近は二十代からヒッチャキに働いて成功するのが「イケてる人生の典型」みたいになってるようですが個人的には勿体ないなあと思っています。二十代ってあれこれ無駄ができるのが良い点で、それが後の人生を豊かにしてくれる。肥やしになるような「良い無駄」を織り込めるかが重要だと思いますけどね。
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他人と比較することでしか自分の幸福度合いやステータスを確認できない、というのは致命的な悪癖です。「成功してるのに不幸な人」という人はみんなこの思考様式に人生をハックされてる。
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いま「勝つ技術」だけが研究され、議論され、追求されていますけど、こと「幸福に生きる」ということを考えた場合、本当に必要なのは「負ける技術」なんですよね。
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モチベーションが企業の競争優位に直結する時代ですからアクティヴィスト投資家がこういったデータを投資先に求めるのは当然の流れでしょう。個人的には財務・会計データの公表と同じように、従業員の「労働幸福度」のデータも公開を義務付けるべきだと思っています。 jp.wsj.com/articles/inves…
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多くのCEOは「人財=人が最大の資産」と美辞麗句を宣います。もし本当に思うのであれば、その資産の状況を経営報告に載せて欲しいと思うのはステークホルダーとしては当然のことです。 twitter.com/shu_yamaguchi/…
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利益には「目に見える利益」と「目に見えない利益」があります。前者ばかりを追いかけていても、それなりに会社は続きますが、やっぱりツマラナイ会社になっていきますね。「魅力的な不良」のような面白い会社は「目に見えない利益」をわかっているし、そういう会社には素敵な人が集まってきますね。
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アマチュアというのは随分と誤解されている言葉ですが、元々は「プロになれない人」という意味ではなく「プロになりたくない人」「やってるコトを金で汚したくない人」「プロになる必要のない人」のことを言うわけですね。だから「キミ、アマチュアだな」なんてね、もう最高の褒め言葉ですよ。
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その人にはその人特有の「生きるリズム」というのがあって、これが「仕事のリズム」と合致するかどうかがすごく大事だ、ということにこの歳になってやっと気づいた。振り返ってみれば電通のリズムも戦略コンサルのリズムも、僕には合っていなかったですね。ものすごく無理していたように思います。
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競争において「時間軸の捉え方」はとても重要です。スプリントの戦い方でマラソンを戦えば惨敗は目に見えてる。人生はとても時間軸の長いゲームなのに多くの人は非常に短く捉える傾向があります。これは長期目線でマイペースに歩を進める人にとっては有利なことで、あんまり焦らなくて良いと思います。
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Twitterなんか見てないで本を読みましょう。
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米国での研究では、給与情報の秘匿を禁ずる法律を持っている州の方が報酬が高く、また性別の給与格差も低いことがわかっています。「報酬データを開示しない」というのは格差を守り続けたい人にとって「最大の砦」だということです。 twitter.com/shu_yamaguchi/…
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これ、とても良い本でした。「給料がその人の価値を決める」という考えがいかにに間違っているかをさまざまな研究データから明らかにしています。著者の提案する「最低賃金の引き上げ」と「富裕層への大幅な増税」に強く賛同します。 amazon.co.jp/%E7%B5%A6%E6%9…