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二流の人間は自分が本当は二流であり、誰が一流なのかを知ってる。一流の人間はそもそも人を格付けしないので自分が何流かということに関心がない。三流の人間は二流の人間を一流だと思い、頑張ればあそこまで行けると思い込みながら、本当の一流についてはよくわからない人たち、と考えている。
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アート関係者は往々にして、どうやってもっとミュージアムやギャラリーに来てもらえるか、という論点を立ててしまいかまちですが、そもそもなぜここまでアートに関心のある人が居ないのか?という問いを考えないと、根本的な打ち手に繋がらない気がします
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すみません、なんか私のピアニカとリコーダーのツイートで不愉快になった人が多量にいるようで、みなさんの反論に接して「リコーダーやピアニカは子供向けの楽器」という私の認識はあらため、内閣官房に伝えた意見についてもこのあとで是正するようにします。
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多くの方から反論・意見をいただいて認識を改めましたので、元のツイートについては混乱を避けるために削除致しました。あらためて僕のツイートで不愉快になった皆さんにはお詫びします、本当にすみませんでした。件の内閣官房への提言についてもちゃんと修正します。不勉強でしたね、反省してます。
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アマゾンは創業から2017年までの間に70近い数の新規事業に参入していますが、3分の1は失敗して撤退しています。大事なのは成功の数ではなく、この失敗の数で、だからこそ彼らはどんどん失敗から学んで成功確率を高めてる。意図的に質の良い失敗を織り込むのは成長にとってとても大切です。
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アインシュタインってパラレルキャリアのお手本だと思うんです。特許事務所で安定した給料をもらいながら、論文を趣味で書いてノーベル賞をもらう。ダウンサイドリスクミニマムの仕事とアップサイドリスクマキシマムの仕事を組み合わせてる。これは理想的なパラレルキャリアのあり方だと思います。
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チャレンジが大事と言われれば、みな「その通り」という。なのに多くの人は大したチャレンジもせずに人生を終えてしまう。なぜかというとチャレンジには「それまでやっていたことを一旦止める」ことが必要だからです。チャレンジそのものよりも「それまでやっていたことを止める」のが難しいんですね。
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直近15年間で中小企業が多い東証二部の平均株価はプラス67%なのに対して東証一部の「TOPIX Core30」はマイナス24%。よく「失われた20年」というけど、この20年で本当に停滞しているのは「大きくて古い会社」で、中小・中堅企業には成長している会社がたくさんある。権力の終焉を感じさせます。
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1日8時間働く労働モデルって工場がベースなんでしょうけど、頭脳労働を8時間やるのって無理だと思うんです。執筆みたいに集中力を要する仕事って5時間もやるとボロボロに疲れる。AIが出てきて人の仕事が創造のみになれば時間より密度が大事になるので、1日4時間労働みたいな会社も出てくるかなあ、と。
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ツイッターを始めてわかったのは、世の中には、舞台に上がって発言している人に対して、観客席からヤジを飛ばして喜んでる人もいるんだ、ということです。でもね、そこは観客席ではなく舞台なんですよ。舞台で「ヤジを飛ばして喜ぶ」という役をやっているわけです。どっちを選ぶかは自分次第ですね。
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勉強のための時間が作れない、という悩みを聞くのですが、テレビありますか?と聞くと、ありますと。だったらまずテレビを捨てると、軽くて1日数時間の勉強時間はできますよ、と。これにSNSの禁止を加えれば、五年後には知識人として働く素地はできます。あとはやるかやらないか、それだけですね。
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一流の人材が三流に牛耳られる。それが現在社会だということをシェイクスピアはリア王やハムレットで指摘してますね。我が国では同じことを夏目漱石や太宰治が言っていて、だから血を吐いたりドブで自殺したりするわけですが、9月に出す新著で、一応の解決策=こうしたら?を提案します。
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なぜ打席の数が大事かというと、成功は基本的に運だからです。運というのは確率ということですから、出力を大きくするには、率よりも数を増やすしかない。堀江さんはこれを多動力と言ってますが、成功してる人ほど色々やってるし、だから失敗もたくさんしてる。
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やったことに対する後悔は日々小さくなる。やらなかったことに対する後悔は日々大きくなる。
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備忘録です。心理学者の河合隼雄さんの説明。人生で一番大切なのは「お話」で、自分の人生をストーリーとして語れる人は心の病にならないし、落ち着いて生きていけるけど、一方、心の病で苦しんでいる人は、つじつまの合う「お話」が見つけられずにいることが多いんです、と。
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イノベーションの停滞を教育の失敗と紐づけて語る人がいますが、全く逆で教育が大成功しているからイノベーションは停滞しているんです。システムの規定に従順でルールに従う素直な子を育てるという教育がうまくいけば、イノベーションが停滞するのは当たり前のことです。
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僕はいろんなところで「正解のコモディティ化が起こっている」と言っていますが、では「正解に価値がないのなら、これから何に価値があるのですか」と聞かれれば、それは「問題」ということになります。
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「問題」を見つけられる人に大きな価値がつく。Airbnbの創業者二人は「部屋がこんなに余っているのにどうしてホテルは一杯なのか?」という問題を発見して大きな富を生み出しています。アインシュタインも「60分時間があれば55分を問題の発見に使い、5分を解決に使え」と言ってますね。
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誰もが「株式会社オレ」の経営者です。自分で経営しなければ、誰かに勝手に経営されてしまう。それは自分の運命を他人にコントロールされてしまうのと同じことです。
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グーグル、アップル、IBMが採用条件から大卒を外しました。大きなモノガタリの完全崩壊ですね。一方でこの国は未だに昭和の第四楽章みたいなことやってて、夜の飲み会で駿台模試の順位とか自慢してる残念なエリート気取りが多い。
axios.com/google-apple-c…
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備忘録です。ダイヤモンドメディアの武井さんの言葉。単に副業がいいとか悪いとかいうことではなく、その人の能力を社会がちゃんと使い切れるかどうかが大事。ある会社だけでその人の能力を使い切れなければ、副業して社会に貢献してもらった方がいい。とても美しい考え方だなあ、と。
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日本の組織や社会は年長者ほど能力も知識もあるということを前提にしています。一方、存在感のあるスタートアップのほとんどは二十代の若者によって起業されています。こんな時代において、年長者が組織や社会で果たす役割や貢献はなんなのか、改めて考える時期に来てると思います。
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経営者にとっては、自分の会社って命がけのものですけど、働いてる人にとってはたまたまそこにあった自動販売機と同じですよね。一定の労力を入れると一定の給料が出てくるという自販機。そういう温度差の違いがいろんなところで摩擦の原因になるのは当たり前だよなあ、と。
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自分の意思を持つこと。家畜の反語である野生を意味するWildという語は、もともと「意思する」を意味するWillの過去分詞形である。つまり野生というのは自ら意を決することで、その逆は他者に阿る、委ねること、つまり家畜となることである。