山口周(@shu_yamaguchi)さんの人気ツイート(新しい順)

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きたきたきたきた。 gendai.ismedia.jp/articles/-/690…
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ビジョンはなぜ大事なのか?それは「困るため」です。ビジョンを描いて現状と比較して初めて「問題」が明確になる。つまり「困る」わけです。困ると粘り強い努力が生まれます。逆にいうと「困ってない人」は努力もしないし周囲も助けられません。
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よく「全員経営」みたいな理念を掲げている会社がありますね。不思議なのは、こういう理念を掲げているくせに経営情報を現場には開示していない、ということです。「全員経営」なのに、なぜ現場担当者に全情報を開示しないのか?理由は単純で「本気ではそう思ってないから」ですよね。
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個人の知的成長もシステムで考えるとわかりやすい。見る→感じる→考える→表現するの4モジュールで考えると、論理思考は「考える」に該当するけど、そこだけ鍛えても「見る」「感じる」が少なければ意味がない。だから「見る」力が大事という。
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死ぬ気でやれ、などというアホ指示しかできないクソ管理職がこの国にはゴマンといますが、彼らがなぜい続けられるかというと下の人が逃げないからです。みんな逃げればそのクソ管理職もその企業も存続できません。流動性も高まっていいことづくめです。
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あなたには「逃げる責任」があります。理不尽で苦しい状況に置かれたら「逃げてもいい」のではなく「逃げなければならない」んです。そうすることで社会は発展する。みんながもっと逃げればこの国は確実に良くなるはずです。将来のこどもたちのためにも「逃げる勇気」を持って欲しい。
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福澤諭吉は『文明論之概略』で幕末から明治への転換について「 一身にして二生を経るが如く」と言っています。私たちの社会も然り。このとき「人生の前半」と「人生の後半」では「常識」が変わってしまう。特に「人生の前半」に過剰適応してしまうと後半でおかしなことになるので注意が必要です。
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昔から一番嫌いな・・・というか困る質問が「尊敬している人は誰ですか?」という質問です。よくされる質問なので答えられない自分はアホなのかと思ってたのですが、先日、茂木健一郎さんから「それで良いんだよ、カリスマに心酔してる人って脳の活動レベル低下してるからね」と言われて、あああと。
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「これまでの人生が、これからの人生を決める」と考える人が多い。心底、それは間違いだと思いますね。そうではない、「これからの人生が、これまでの人生を決める」のです。今日の、いま、ここからの人生が、これまでの人生に意味を与えるということです。
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君の作品への批評について、批評の中身は読む必要はないが、文字数は数えなさい、というのがアンディ・ウォーホルの教え。鋭い。これを翻訳すれば、君のツイートへの反論を読む必要はないが、どれくらいのリツイートがあったかは数えなさいという。肯定も反論もどうせ同じ。フロイトの転移ですね。
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「優秀さ」とはなにか。それは「その時代において希少なものを生み出す能力」のことです。正解が過剰な時代にあっては問題を解く能力の価値は減損する一方、希少な問題を見つける能力の価値が高まり、そういう人が「優秀」ということになります。kyoto-art.ac.jp/tg/designlp/?u…
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目標の与え方で組織の能力は豹変します。ソ連に勝て!と叱咤するアイゼンハワーの元で失敗に終始したメンバーが「ソ連に勝つ?そんなことどうでもいいよ、月に行きたくねえか?」と言ったケネディの元で大活躍する。目標の与え方が上手な人は「錬金術師」なんです。ゼロから価値を生み出してしまう。
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アイデアを盗まれるのではないか、と心配になることがありますよね。本当に独創的なアイデアは本人が説明しないと理解できません。サクッと盗まれるようなアイデアなのであれば元々大した価値はない、ということですね。
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いい文章を書くための究極のコツ。それは書いた文書を「必ず音読する」こと。音読してツマルところは必ず文章がヘンだし、しばしばロジックもおかしいことが多い。緻密にチェックするのは大変だけど、音読するとそれを教えてくれる。
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一番重要な「どの船に乗るか」「どちらへ漕ぎ出すか」という論点には無頓着なまま、沈みつつある船の中で一生懸命、上司や同僚にアピールするためのスキル学習に余念のない人々。あの、沈んでますよ、その船。
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パワーポイントはクソ仕事の元凶です。人を「仕事してる気」にさせてしまう。パワーポイントを禁止にすれば仕事の質も上がるし能力も高まるのに…と思って調べてみたらAmazon本社では既に禁止だとのこと。さすが。文章と口頭で明快に説明するには整理された論理が必要ですからね。
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「知」と「美」。特権階級が独占しようとたのはこの2つです。なぜならこの二つは強力な武器になるからです。だから図書館も美術館も元は王宮だった場所にあるでしょ。でも不思議なことに、これが解放されたのに手に入れようともしないで毎日ボンヤリ生きてる人が多い。
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本当に辛いのは「長時間の労働」ではなく「意味のない労働」なので、働き方改革を謳うなら「仕事の量」よりも「仕事の意味」に目を向けないといけません。まあ量は可視化しやすいですからね、みんなすぐそっちに流れてしまう。
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「働き方改革」の問題は「長時間労働は嫌なものだ」という通念を前提にしてることです。僕もそうですが、世の中には「仕事を取り上げられたら鬱病になってしまう」という人もたくさん居ますからね。もっと多様性を前提にしてもらわないと。
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最近よく「じゃあどうすればいいのか」「どうしたら意味をつくれるのか」と聞かれます。答えは「知りません」。だいたい、その問いに答えがあるなら誰もがやることになるので優位性を生みません。できる人が少ない上に言語化も難しいからこそ強みなんです。
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都市デザイナーや建築家は別に建物の建て方を知らなくても構わない。施工業者やセメント業者がやってくれますからね。デジタル時代におけるプログラミングのスキルも同じだと思ってます。構想するセンスと実際につくるスキル。常に希少で高い価値が着くのは前者。
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アートに親しむ人はサイエンスにも長ける。ノーベル賞受賞者は無論サイエンスで高い業績を上げたわけですが、アートを趣味にしてる人が統計的に有意に多いことがわかっています。google.com/amp/s/news.liv…
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「やりたいこと」と「なりたいこと」を常に切り分ける。「なりたいこと」は職業名になるので、必ず「過去にあった仕事」になります。一方で「やりたいこと」は行為なので未来に開いている。その他大勢の他者の真似をしたくなければ思考は常に「なりたいこと」より「やりたいこと」に向けるべきです。
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新しい職業には名前がない。名前をつければそれは必ず「過去」になります。名前がないということはそれを材料にして思考できない、ということなので、だからこそ新しいことをやろうとしてる人ほど思考より直感が大事だということになりますね。
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アメリカでベストセラーになった「Fuzzy and Techie」が日本では全然売れない。これは「日本でこれから先に何が来るのか」ということをわかりやすく示してくれます。わかっている人にはある意味で「とても美味しい状況」がしばらくは続く、ということでしょうね。