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「ルサンチマンに発する思想はヤバいし気いつけやー」って常時アナウンスするのは大人の責任やとおもうねんけどな。アンチなんとかのルサンチマンばかり振り撒いて他人を出し抜くことばかり必死なのあかんやろ。自生的な動機に発して楽しく生きるやり方を若者に見せつけるのは大人の責務やとおもいます
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「自分(たち)はこれだけ損しているから得する権利がある」という形式で考える思想がルサンチマンに基づく思想です。まあ人の情としてそういうのに引き寄せられるのは仕方ないけどさ(笑)それどれだけ自省し自制できるか、ってのが「思想の普遍的な強さ」ですよ、という常識を皆忘れてしまった21世紀
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山上徹也容疑者の全ツイートを計量分析して見えた、その孤独な政治的世界 gendai.media/articles/-/985… 伊藤昌亮さんの精緻な分析。「彼が生きていた政治的世界は、もちろん統一教会という存在を軸に作り出されたものであり、特殊なものではある」
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知性が脆弱な人は「敵の敵は味方」と早とちりして敵の敵に抱きついて疑いなく一体化してしまうけど、現実は「敵の味方が味方」だったり「敵の敵が敵」だったり「味方が敵」だったりする。複雑な現実を複雑なまま考えることができるようにするのが知性の涵養ということです
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オレ90年代院生時代にネットというかニフティで暴れてて(笑)会議室出入り禁止とか食らったことあるんだけど、あの時「増田君、トラブルの噂が立つと就職に差し支えるから理不尽だとは思うけど頭を下げておきなさい」とかゆうてきた年上の面々は筋を曲げる臆病なクズだと思った。いまだに軽蔑している
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自然科学分野の引用論文数 日本は過去最低の12位に後退 | NHK www3.nhk.or.jp/news/html/2022… 文部科学省や財務省、政府の現行の高等教育政策は着実に予想された成果をあげています。その結果がこれ
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いじめやってる奴は絶対に自分が誰かをいじめていることを認めない。いじめは常に他者からの名指しによって発見される。そしてその当人は「これはいじめではない。だってあいつが悪いから」と言う。必ず言う。賭けてもいいが100%そう言う。いじめとは常にというか定義上そういうものだ。無自覚なのよ
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chez-nous.typepad.jp/tanukinohirune…「大学の講義は基本パブリックドメインだということだ。正規の学生は授業料を払っているのにおかしいではないか、という人もいるが、授業料はその大学の卒業資格や学位を取るために払っているものであって、講義は特定の対価に対して与えられるサービスではない」。常識だよね
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安楽死や自殺幇助が合法化された国々で起こっていること/児玉真美 - SYNODOS - synodos.jp/opinion/societ…「尊厳死法制化をめぐる議論で、尊厳死を推進しようとする人たちの中から「既に安楽死や自殺幇助を合法化した国では、なんらおぞましいことは起こっていない」という発言が出ることがある」
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これ対岸の火事ではなくて、あと数年でAIに執筆させた卒論を提出する大学生が激増するだろう。剽窃チェッカー導入で対策バッチリ、といった時代は牧歌的だったとそのうち振り返られることだろう twitter.com/zerokagen/stat…
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研究科ウェブサイトが全学強制導入のダメダメシステムに代わり苦闘している。新規情報がトップページのお知らせ欄に表示されない問題と格闘していたら、なんと「この情報はSDGsの何番に該当するか」を逐一回答しないと掲載されない噴飯物だったことが判明した。脱力…この脱力感を何に喩えよう
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情報発信するときにこれはSDGsの何々に該当します、と回答しないとウェブサイトに情報掲載もできない、ってことですね。なんだよこの出来の悪いディストピアSFみたいな仕様。オレたちは想像を超えたスピードでダメな世界に突入してしまっている感が半端ない。もう帰ろう…
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日本の人々は「番付思考」が強いのだろうなと思う。「格上ドイツ」に勝てば過剰に歓喜し「格下コスタリカ」に負けると過剰に悲嘆する。目の前の相手にどう勝つかをシビアに考えるより「上か下か」に基づき結果を想像してしまいそれに縛られる。「多様な種類の強さ」への多様な対処にオレたち慣れてない
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うちの業界でいえば「国際的大学ランキング」が過剰に尊重されるのもそれと同種の思考だと思う。さまざまな意思決定における最終審級としての「番付」の重視、およびそれを「どっかの権威ある他人」がフェアに決めてくれているという、さほど根拠のない信憑に依存する心性である
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さらにいえばそのような思考は「番付に相応しい振る舞い」をわれわれに(知らぬうちに)強いることになり、さらにわれわれの行いは硬直する。「場違い」「身の程知らず」をオレたちは無意識裡に忌避する。「格下」に対しては横綱相撲しか許されない。かくしてオレたちの行いは無意識裡に制限されてゆく
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なんかさいきんツイッター眺めてるとあちこちで論争とか訴訟とかいろいろドンパチやってるのばかりなんですが、ハイコンテクストすぎて何をめぐって争いになってるかすらよくわからない。全共闘末期の内ゲバってこんな感じで「闘争する人」は一般の関心を失っていったのかなと想像する
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【全文掲載】クリニック放火事件1年を前に遺族が手記 | NHK www3.nhk.or.jp/news/html/2022… 長いが最後まで読もう。胸を打つ。いろんなことを考えさせられる
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なぜ大学で第二外国語やるかって多くの人にとっては実用コミュニケーションのため、ではないんだよね。そうではなく母語や英語以外の言語を通して物事を見ることで、自言語や英語での思考を相対化するためにやってるの。その辺わかってなくて安易に第二外国語廃止するのは大学の自殺です
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まオレはフランス語ぜんぜんダメだけどな!でも(こないだも書いたけど)著作権の研究やってるときかじってただけのフランス語がすんごく役立った。copyrightとdroit d’autuerが「意味が違う」って気づけるだけで世界認識は格段に広がるわけよ
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近年の紅白は特別企画とかスペシャルメドレーとかそういうのばかりで、かつての「その年にヒットした一曲をそれぞれの歌手が歌う」番組ではなくなってしまった。それは番組制作者の側が、歌番組というものを「歌を聞かせるだけでは成り立たない」と信じ込むようになったことの帰結なのだろうと思う
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卒論ていつから指導教員が手取り足取り「書かせてあげる」ものになったんやろなとおもう。オレは指導はするけど自分でモノ考える気がなくて何もしねえやつはほっとくよ。モノ考える気があるやつにはなんぼでも教えてるけど。4年間おれば自動的に卒業できるとか思われてるんなら大学も舐められたもんや
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査読って手を抜こうと思えばなんぼでも手を抜ける(し、それによって公然と批判されない匿名制)が、むちゃくちゃ丁寧にやっても得することはない。査読者の学問的良心と分野を支えるコミットメントだけが支えている制度で、業績主義が蔓延する昨今の学術業界ではその土台はやがて侵食されていくと思う
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いつの間にか「理解されることが最重要/理解されないものは意味がない」になってしまった。大学の授業などでも「わかりやすいこと」が最優先されるようになった。「自分の理解を隔絶したすごいもの」に触れてわかろうとする機会がものすごく減った。結果人類はどんどん無能になっていきます
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日本の最高学府の「大崩壊」が始まった…京大ほか国公立大で起きている「ヤバすぎる事態」(現代ビジネス)
#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/articles/3d271…
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今の若人らが「正解」志向になってるとかよう言われるし、学生に授業コメントとか書かせても「私たちは教育の過程で唯一の正解を答えるよう教育されてきた」とか自己認識してるんだけど、そういうのって正解志向というより「その場での最適解志向」なのだろうとおもう。真理ではなく求められた答え志向