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そういえば、子供の頃ちゃんと理解できないままいろんな本を読んでたけど、後になって「あれはこのことだったのか」「あれはこういうことだったのか」と繋がる瞬間があって、それも含めて読書だったんだよね
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#twnovel 「そんなに愛していたなら、なぜその人を仲間にしなかったんだ?」友である吸血鬼に訊くと、彼は答えた。「人と吸血鬼では寿命が違いすぎる」「それが理由?」「寿命が違うと生きる速度も感情の速度も違う。愛してると気づいたのは、その人が寿命を全うして百年ほどたった頃だったよ」
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魔王「世界を滅ぼしに来た」
人間「どのレベルまで?」
魔王「草木も生えぬくらい」
人間「もう少しまけて」
魔王「草木と虫は残す」
人間「もう一声」
魔王「人間以外の動物、鳥類も残す」
人間「猫もだよね?」
魔王「猫も残す」
人間「じゃそれで」
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勇者「魔王ッ……どうしてそこまで人間を憎む……!」
魔王「お前にわかるように説明すると、お前たち人間は私にとって大切な庭に突然増えたミントなのだ」
魔法使い「あー」
戦士「やべぇ気持ちわかる」
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「私、魔女のキキです! こっちはあなたが15歳のときに初めて作った同人誌」
「何が目当てだ金か」
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もしものときのために、どこかに探し人掲示板みたいなのできないかな、『Twitterにいた○○はいま○○や○○にいます』みたいなの
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#twnovel ケルベロスの仔犬をもらった。小さな体に小さな頭が三つ付いていて、すごく可愛い。「大抵、成長すると頭は一つになっちゃうんだよ」「そうなの?」「可愛い顔をいっぱい見せなくても、複数の口で無理矢理いっぱい食べなくても、ちゃんと大事に愛されて守られると安心できたら、そうなる」
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#twnovel 久しぶりに帰省すると、昔ケンカ別れした友人から連絡があった。「漫画家になったんだって? どんなのか知らないけど、姪っ子がファンらしいからサインしてやってくれよ」その子が母親と共に家に来た。「僕の漫画を好きになってくれたきっかけって何?」「叔父さんの部屋に全巻揃ってたから」