すわぞ(@suwazo)さんの人気ツイート(リツイート順)

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#twnovel 「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」「厨房の老メイド長です」「それは誰目線で?」「彼女の夫である庭師のジョン目線で」「いいわね」「ちなみに下町の飾り紐売りの娘も世界一美しいです」「誰目線で?」「彼女の一つ年下の幼馴染みの少年の目線で」「今日もいい話を聞かせて貰ったわ」
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普段からうっすら体調悪い属の人はみんな思ってると思うが、「ちょっとでも体調おかしいなと思ったら休んで」は難しいよな(あと女性は周期的なアレもある)
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妖怪「とって食ってやろうと思ったが……おぬし、どこぞの神か大妖怪と関わりがあるな?」 人間「なぜわかる?」 妖怪「付箋が付いとる」 人間「付箋」 妖怪「人間には見えん付箋だ。勝手に食うなと書いてある」 人間「俺は冷蔵庫のプリンか」
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#twnovel 「50年待ってくださいまし」祖母は若い頃、神に求婚されてそう言った。時の概念の違う神は「わかった」と去った。そして50年がたった。孫の私は祖母そっくりだそうだ。神はかわりに私を連れてゆくだろうと皆が嘆いた。あらわれた神は、花嫁衣装の私を素通りし、祖母の墓の前で泣きだした。
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#twnovel 図書館に行くと、背中にナイフを生やしたあからさまな他殺死体が床に転がっていて、うわどうしようと慌てていたら、「あら」と眼鏡の司書さんが冷静に死体を観察し、「これはクリスティね」と棚から本を一冊出して開いた。死体は本に吸い込まれて消えた。「ときどき落っこちてきちゃうのよ」
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吸血鬼「日本、なんか川の数多くない? 行動範囲めっちゃ狭いんだけど」 人間「故郷に帰れよ」
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#twnovel 人魚姫は王子を浜辺に返す際に、自分の肉をひと切れ削いで、気を失ったままの王子の口に押し込みました。あとはただ待つだけでよいのです。人々が年老い死に国が滅び地上の何もかもがなくなっても、若いまま生き続ける王子は、やがてこの海に戻ってくるでしょう。そのときまで。
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#twnovel 本好きの叔父は独り暮らしの家にこれでもかと本を積み上げていた。いったい何百、何千冊あるのか、本人も把握していない。「俺に何かあったら始末を頼むよ」「冗談でしょ」私の返答に叔父は言った。「あの山のどこかに、お前が十五のときに初めて作った同人誌が埋もれてると言っても?」
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#twnovel 「この地獄は何の地獄ですか」「たくさんの書物を積んだまま読まなかった者たちの地獄です。彼らは自らが積んだ書物を読み続けなくてはならない。しかも読んだ端から読んだことを忘れてしまう。彼らは永遠に読み続けなくてはならない」「それって天国じゃないですか」「えっ?」「えっ?」
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ある日とつぜん地球にバグが起きて人類みんな一瞬でモルフォ蝶になって一斉にはばたくんだけどもはやそれを見て「綺麗だな」と思う人類はいない
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縦の糸は公式 横の糸は二次創作 織りなす布はいつか誰かを 引きずり込むかもしれない
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「私、魔女のキキです! こっちはあなたが15歳のときに初めて作った同人誌」 「何が目当てだ金か」
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「ストレスをためないようにしましょう」って本当そのとおりなんだけど、こっちだってストレスをためようと努力してきた覚えはまったくないんだが
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こじらせた人「坊主は憎いのに袈裟は愛しい……」
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ぽつんといっけんやなおばあちゃん「こんな山奥だけどね、孫たちもたまには顔を見せに来てくれるよ、正月とか夏休みとか、疲れて休みたくなったときとか、埋めたい死体があるときとか」 AD「いまなんて」
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トラックに轢かれて転生したら蜂の女王になっちゃった! 卵を産むだけの虫生なんて絶対にイヤ! でも皆にちやほやされるの悪くないかも……でも、あれ? 蜂って冬を越せるのって女王蜂だけ……? こんなに私を慕ってくれる部下たちを死なせてたまるもんですか! 自然の掟を超えて、皆を救ってみせる!
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勇者「魔王ッ……どうしてそこまで人間を憎む……!」 魔王「お前にわかるように説明すると、お前たち人間は私にとって大切な庭に突然増えたミントなのだ」 魔法使い「あー」 戦士「やべぇ気持ちわかる」
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#twnovel 「もう犬でも猫でも何でもいいから嫁を貰え」養い親である魔法使いは口癖のように俺に言う。「もう人形でも婆でも」「石でも牛でも」「絵でも樹でも」バリエーションは豊富なのに、頑なに「男でも」とは言わないのは、言った瞬間に自分がプロポーズされると薄々気づいているからだろうか。
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政治にはメロスがわからぬ。一般庶民てこんなに何も考えずに行動しちゃうの? メロスの友人も友人で、なに気軽に身代わりなんて引き受けちゃうの? 戻るわけな……えっ待ってマジでメロス帰ってきた。しかも全裸とか何なの? 政治にはメロスがわからぬ。服着せてやって。
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本を読まない子は「本を読め」と文句言われるかもだが、本を読む子は読む子で「本ばかり読むな」と文句言われる
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#twnovel 「子供の頃からシンデレラの物語が好きだったわ。ある意味でね」老婦人は語る。「皆が私を馬鹿にした。誰も私の夢を理解しなかった。でも私は諦めなかった。頑張って夢を叶えたのよ」「シンデレラになった?」「まさか。魔法使いのおばあさんになったのよ」彼女は女子奨学金の創設者である。
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人魚姫「嵐の夜に助けた王子様が忘れられないの。お願い」 魔女「やめとけやめとけ」 人魚姫「従者×王子様のお話を考えたの聞いてくれる?」 魔女「あ?」 人魚姫「隣国の王子ともいいと思うの」 魔女「あ?」 人魚姫「誰かに話したくて我慢できないの」 魔女「ノートとペンやろうか? 手はあるし」
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人間「なんで渡れもしないのにそう川が好きなんだ?」 吸血鬼「ふふ、いつかどうしても渡りたい川があってね」 人間「どこの? 日本の?」 吸血鬼「日本のだよ。君もいつかは渡るだろうね」
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そういえば、子供の頃ちゃんと理解できないままいろんな本を読んでたけど、後になって「あれはこのことだったのか」「あれはこういうことだったのか」と繋がる瞬間があって、それも含めて読書だったんだよね
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#twnovel 十年後にまた会おうと冗談交じりで約束した喫茶店は勿論もうなかったが、瓦礫の上で奴がキャンプグッズで湯を沸かしていたので笑った。それから泣けてきた。奴がまずい珈琲をすすり、「よく国境を越えられたな」と言った。「建設屋に国境はないのさ」「医者にもな」さあ、国を再興するのだ。