自分から去っていく人を追いかけなくていいんだよ。あなたから離れていった人は、あなたとは縁のない人。あなたに合わない人が、合う人に席をゆずってくれただけ。新しい”ステキな出会いの前触れ”だから。
日本では「人に迷惑をかけては、ダメ」と教えるけど、インドでは「人には迷惑をかけてしまうものだから相手も許してあげなさい」と教える。迷惑をかけないように、気を張ってばかりじゃ疲れちゃうよね。「迷惑をかけるのはあたりまえ。お互い様なんだ」って考えたら、少しはこころが楽になるでしょ?
“ひとりぼっち”ってね。恥ずかしいことじゃないんだよ。合わない人から離れることは、自分のこころを守るために大切なこと。たとえ、周りにだれもいなくなっても、穏やかな気持ちでいられるから。
怒らない人ってね。自分で怒りをコントロールしているの。合わない人に、ムダなエネルギーを使うくらいなら、大切な人のために使いたいって思うんだ。
怒らない人ってね。優しい人ではないんだよ。怒るには、エネルギーがたくさん必要なの。だから、こころが疲れてしまうんだ。自分のこころを守るために、苦手な人からはすぐに離れるし、簡単に関係を切ってしまうこともある。怒らない人ってね、意外と冷たいんだよ。
「思いやりのある人」ってね。相手が『悲しいのか、うれしいのか、そっとしておいて欲しいのか、わかる人』なんだよ。自分が「相手の立場だったら、どう思うか」をいつも考えて、想像できる人。だから、”見返り”なんて求めていないの。
”ほんとうにやさしい人”ってね。自分で自分のことを「やさしい」なんて言わないんだよ。自分が、やさしいってことさえ、気づいていないんだ。
人ってね。「自分で自分をあつかうように、他人もあなたをあつかう」の。だから、自分で自分を大切にすれば、他人もあなたを大切にしてくれるんだよ。
はっきり言います。あなたが考えるほど、まわりのひとは、あなたのことを気にしていない。
あなたに「大切に思う人」がいるように、あなたも「誰かの大切な存在」なんだよ。あなたが、気づいていないだけだよ。
がんばっている人は、見えないところで努力をしている。優しい人は、見えないところでガマンしている。いつも笑っている人は、見えないところで泣いている。「見えないところ」に気づいてあげられる人って、少ないと思うんだ。だから、もっと自分を素直に出せたら、きっと、こころが軽くなる。
「深くつきあおうとする」から、”別れ”がやってくる。おつきあいって”ほどほど”の方が、永く続くよね。
「自分のため」だけではなく、「だれかのため」にがんばれるようになった時、人は、強くなれるんだ。
「自分から去っていく人」のことを追いかけなくてもいいんだよ。自分に合わない人が、合う人に席をゆずってくれただけ。「ステキな出会いの前触れ」だから。