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私は統一教会の関係者が一人でも関わってたら全力でその場を離れる。それくらい危ないってことが分からないならわからなくても知らんよ。
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全学校のなかで日本人一人という体験をしたことがあるので、多様性なんてめんどくさいウザいと公言する人、自分がある日突然マイノリティになる心細さとかそこでの苦労とか想像しないんだろうなあ、呑気だなあとある意味感心する。
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AV出演の年齢引き下げ、高校生に対する出演強要が進むかもという危惧に、私は自分の意志で決めたし強要されてないという元女優さんのツイートがでてきてるけど、そういうことじゃないんですよ。これもツイッターの欠点だけど、誰か一人の体験がそのシステム全体の安全性や傾向を保障するものではない。
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広告ってそれによって犯罪が誘発されたりとか、性欲ギンギンになる男性が出てくるとかかそういう話ではなく、その広告が表象する欲望が丸出しになってるのがきっついんですよね。特に自分と関係のない性欲って見せられるときついじゃないですか。そういう話だと思ってた。
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朝日新聞にインタビューがのりました、どうぞよろしくお願いします:
スピリチュアルにひかれる理由 背景にある「母親」になる痛み：朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ6K…
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水子供養の歴史は単に水子が金になる歴史の話だけではなく、それまで胎児の生命をまるきり無視して母体ごと都合よく扱ってきたのに、医療の発達において胎児に「人格」を与えて、男性が妊娠・出産に口を挟む口実にした女性の身体性への、新たな侵襲経路になったからですよ。
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それまで簡単に中絶させてたのに、今度は中絶や流産に罪悪感を持たせることで産ませることに口を挟みたがるようになった。非常にグロテスクな儀礼にしか見えないんですが、とはいえそこで救われる女性もでてきてしまうので、余計に腹立たしいというか。
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波平恵美子先生の本だと、出産まで妊婦を隔離する出産小屋は80年代初頭まであったので、胎児と妊婦をケガレと見なす社会も80年代まであったわけです。つまり妊婦と胎児に対してこの国は二枚舌を使い、どちらにせよ都合よく管理していた。宗教がそのイニシアチブを握ってたわけです。
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水子供養は妊娠・出産する身体性をどのように社会が、あるいは男性が支配・管理するかの一つのやり方なので、70年代に作られたんだ面白い、という感想は否定は全くしませんが、私は全く面白くないです。きっっつい…という感想。
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質問と答えがあってなくて、水子供養が70年代に始まったというのはもう散々調べられてますし、実証もされてます。水子供養の調査・議論って層がかなり厚いんですよ。その背景には新宗教の台頭と、檀家が減ったことにより新しい商売になったことは言われてます。
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「水子」という言葉が指すように、子どもは生まれて育つまで一個の人間として認められるものではなく、まして胎内にいるあいだは(雑に言えば)死者と同じ「人間未満」でした。水子を祀る習慣があっても、個別の「人間」として供養されるようになったのは70年代ごろから、というのは定説です。
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七五三なんか典型ですね、あれこそまさに「人間未満」だった存在が共同体に位置づけられる過程を祝うものです。
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ここらからが問題で、流産や死産は当たり前の時代があり、家父長制度や共同体の都合で中絶させられた女性はごまんといた、そして胎児の魂なぞ顧みられない時代があったんです。
その胎児に人格を与えて、供養を課して、流産死産、中絶に罪悪感を課したのが70年代。
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そこに母体保護法などが絡んで、今度は中絶を選ぶ女性への批難に転化しかけたわけです。新宗教の政治的影響もありました。けっこうな騒ぎだったんですよ。
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なんつうか、母体を人質にこの件をエモーショナルに語るのは同じことの繰り返しなんでやめていただきたい。水子供養をして何が問題なんだ、というプリミティブな話ではないんですよ。だって水子供養も水子供養以前のあり方も、女性差別以上でも以下でもないんで。
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仏教も神道も「女性ウケ」コンテンツ作りに乗り出してるのに、一皮捲れば差別的であることを直視しておかないと、いつかツケがまわってくるんじゃないかなと思ってる。
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しかし原宿駅本当につまんない駅舎になり、でも原宿はなんかまた文化の発信地になりたいらしく新しい商業施設建設中の壁に原宿華やかなりしころの写真がプリントされてたけど、やることが矛盾してるんよ。
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街の記憶みたいなものをガッサリ削っていくにもかかわらず、かつての栄光には縋らなきゃならないの、原宿ってほんと街の方向性を見失ってるよね。
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まあつくづくなんだけど神道そのものにはLGBTQを近代家族の枠組みに当てはめる理屈を立てることができないなか、飛んで火に入るキリスト教右派に染まった大学教授をつれてきて当てはめたって感じだけど、全ての問題は要は自民党の家族観を強化するためだけに引用されたというか。
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統一教会については千葉のvtuber署名活動のときに問題と心配を指摘した時に宗教差別とか心配するふりをして邪魔をするつもりだろとか、問題ないという楽観論をさんざん聞かされて逆にびっくりしたけど、本当にもう一度考え直して欲しいです。そんな簡単な話ではないので。
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なんであれ宗教は利用できる/制御できるほど甘っちょろいものではない。まして「カルト」はそうです。ほんとに再考してください。
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同時に、二世問題は多様な側面を含んでいるし、その問題の根幹にあるのはままならない家族のあり方です。苦しんだり悩んだりしている二世はたくさんいる。偏見や差別ではなく、どう「カルト」問題と付き合うのかという態度が求められてると思う。針を振り切ったような排除言説もやめて欲しい。
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求められているのは冷静さと理性です。われわれはせめて表面だけでも、宗教に左右されない国家や政治のあり方を模索し続けなくてはならないんだから。
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そもそも「カルト」問題といえばオウムとか人民寺院とかマンソンファミリーみたいな派手な話は知られているけど、一番深刻なのは家族の問題だということは知られてないからなー。
社怪学者。博士。 転載禁止。「占いをまとう少女たち」(青弓社) 「妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ」（集英社新書）アンチトランス、クソリプはブロック。まとめ転載拒否。(she/her)