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「ロシア軍はBTG(大隊戦術グループ)より、小さく敏捷な襲撃部隊「アサルトユニット(アサルトデタッチメント」へと部隊構造を変化させている」
ウクライナ軍予備士官という方が、入手したロシア軍教本をもとに、陣地化された並木沿いや市街地への強襲を特に目的とした新編成について解説。以下翻訳 twitter.com/Tatarigami_UA/…
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またぞろ「戦争は外交の失敗」とかは言ってる方を見かけたんですが、一年前のウクライナがどうすれば戦争を回避できたのか、教えてもらいたいもんです
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こちらは市街地戦の専門家ジョン・スペンサー氏による「12ヶ月の戦争が明らかにした市街地戦に関する4つの教訓」より抜粋したもの。
4つの教訓は以下の通り。
1.軍事的価値が無くとも都市は重要である。
2.市街地戦で重要なことはクリアリングではない。
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3.市街地戦では攻防両方の能力が必要で、これを迅速に切り替えられなければならない。
4.市街地戦では諸兵科連合によるマニューバーを実行できない者は苦戦する。
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一連の戦いにおいて重要であったのは、防衛側・攻撃側ともに火力と機動力によって、相手を不利な状況に陥らせることにあった。
例えばヘルソンでウクライナ軍は、ロシア軍を防戦困難な状況に追い込むことで、撤退せざるを得なくした
(訳者注:ウ軍は後方の橋を破壊することで露軍の補給線を断った)
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「市街地戦に関するウクライナ戦争の教訓:市街地戦で重要なのは部屋や建物をクリアリングすることではない」
正規軍同士の密集した都市地形での戦闘における重要な目的が、部屋や建物のクリアリングで無いことを、ウクライナでの戦闘は明らかにしている。…以下翻訳
mwi.usma.edu/twelve-months-…
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「侵攻一周年を前に、ロシア軍に政治的プレッシャーが増大している」
ロシア指導部は、最前線の状況などお構いなしで、一周年にあわせて“バフムト占領”を主張する可能性が高い。
バフムト、ヴフレダルでは高い死傷率が続いており、特に第155/40海軍歩兵旅団の損害が大きい。 forces.net/node/135812#.Y…
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メチャクチャな激戦で、なおかつインフラが破壊され、退去を促されても残る住民。
国土防衛戦が前提の自衛隊にとっても、他人事ではないよなあ、と twitter.com/Col_AYABE/stat…
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ロシア軍(+ワグネル団)の、この侵攻以来の推定死傷者は約17万5千~20万人。うち死者4~6万人。一般的水準と比べて負傷に対する死者の割合が大きい。極めて稚拙な医療体制によるものと思われる。 twitter.com/DefenceHQ/stat…
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「ロシアは動員した大量の兵士をうまく捌けていない」
30万人を動員したロシアだが、その膨大さゆえに充分な数の指揮官が足りず、訓練体制も貧弱で、それがために現在東部に投入されているロシア軍は戦闘能力の低い可能性がある、との記事。以下翻訳
wsj.com/articles/ukrai…
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「タイフーン戦闘機はウクライナでは役に立たない?」
スナク英首相は英戦闘機供与の調査を命じた。F-35は気密・技術的な問題により除外されるため、2025年退役予定のタイフーン・トランシェ1が候補に挙がるが、それは現在のウクライナ空軍の状況に適しない……以下翻訳
rusi.org/explore-our-re…
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侵攻当初こそ、「ウクライナへの攻撃」へのロシア国内の反発や戸惑いがあったようですけど、いまは「欧米との戦い、祖国防衛戦」ってロシア政府の唱えるナラティブが受け入れられているっぽいですよね
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『ロシア軍は損耗に順応しつつある』
ロシアは数万の兵士と(現役)戦車の半数を失ったが、ロシア軍はそれに順応し、また充分な人的資源がある。
「ロシアが戦術レベル、作戦レベル、そして一部は戦略レベルでも、損害に順応する方法を学んでいることを理解すべきだ」
defensenews.com/pentagon/2023/…
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ロシアは地上軍の80%を戦闘に投入しており、それは“著しく劣化”している。一方でまだ投入可能な人的な“控え”を有しており、それがバフムトでの血みどろの戦いを現出させている、と。
「ロシアがウクライナで戦略的失敗に直面しているとしても、軍事的に有力な敵対者であることを忘れてはならない」
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『次世代型戦車「パンター」供給でウクライナと協議、独企業』
「ラインメタルAG」は12日までに、最新技術を盛り込んだとする次世代型の戦車「パンター」の輸出についてウクライナ側と交渉を進めていることを明らかにした。
……びっくりだわ
cnn.co.jp/world/35199934…
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偵察衛星が飛んでる時代に成層圏バルーンに意味はあるの?…という記事
・衛星軌道より地上に近いため、通信や電波信号、赤外線などを収集しやすい。
・衛星が軌道通りに動くので偵察される日時が予測可能だが風船は予想できなかった。
などの理由を挙げている。以下翻訳
c4isrnet.com/battlefield-te…
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フィリピンの対ゲリラ戦で民間伝承を利用した心理戦の効果を認めたアメリカ軍がベトナム戦争で実行したのが有名な「彷徨える魂」作戦。
適切に弔われなかった死体の魂は苦しみながら地上を彷徨い続ける…という俗信に基づき、不気味な声を拡声器で流した。実際の音声→youtu.be/THMAchwBwgs twitter.com/Col_AYABE/stat…
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「吸血鬼になったアメリカ軍心理戦部隊」
1950年代、フィリピンの共産ゲリラと戦う在比CIA準軍事作戦責任者ランズデール中佐は、ゲリラや支持基盤である農村が非常に迷信深いことに注目し、民間伝承の吸血鬼「アスワン」をゲリラ掃討に利用することを思いつく……以下翻訳
coffeeordie.com/craziest-ameri…
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「ミサイル原潜の原子炉冷却パイプを瞬間接着剤で手抜き修理したが…ポロリ」
英海軍のヴァンガード級戦略原潜で、民間の作業員が誤って破損させた原子炉冷却パイプのネジを瞬間接着剤でゴマカしたものの、乗員のチェック時にポロリと外れて大問題になってるみたい
mirror.co.uk/news/uk-news/s…
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NATOとロシア、戦車の性能を比較する議論は無意味だ。たしかにNATOの戦車はロシアのそれに勝るが、これはフルスケールの地上戦なのだ。
個々の兵器の優劣より、どれだけの数を戦場に揃え、有効に使えたのか重要となるだろう。
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露軍を率いるゲラシモフは攻勢を強め、ウクライナの予備戦力を防戦に引きずり込もうとしている。これによりウ軍の攻勢能力を奪おうというのだ。占領地維持のため、ウ軍の精鋭部隊に出血を強要したいと考えている。
一方でウクライナは今後数ヶ月、現状の装備でロシアの脅威を退けなくてはならない。
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ロシアは今、どん底にある。低練度の兵士を貧弱な装備で送り出し、弾薬も不足している。一方でウ軍の前進を困難とするのに充分な地上戦力があり、より多くの人員を動員・訓練でき、防衛産業は増産に向かっている。
ゆえにウクライナは主導権を維持できなければ、領土奪回は次第に困難となろう
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ドイツの妨害と無能は、得られる成果として最悪の結果を招いた。単一で多数の戦車を得るのではなく、それぞれ異なる整備維持が必要な3車種を少しずつだ。これにより戦線投入は遅れ、効果を発揮するには数ヶ月を要する。
この数ヶ月の戦いは厳しいものとなるだろう。~以下翻訳
spectator.co.uk/article/german…