諸外国にとって安部総理の国葬に参列する事は、そのパートナーシップに対する賛意を表す事でもある。 逆にあえて参列しない事で抗議する国もあるかも知れない。
安部総理は冷戦後の迷走した西側諸国陣営に「広く開かれたパートナーシップ」を提唱し、インド洋から太平洋に繋がる大きな連帯軸を作って、明らかに多大な功績を残した。 何なら日本以外の国々にとって偉大な首相とさえ言える。 だから外国から弔意が寄せられるのと対照的に国内からは評価されない。
この風刺画の解釈は人それぞれ自由だと思うけど 「まるでショーの様に見えてもそれは紛れもなくすぐそばの国の現実だし、我々はウクライナ人を他人と思わずに支援するべき」という作者の意図があるんじゃないかな。 日本なんてロシア挟んでウクライナは向こう隣の国なんだから。
何という風刺画。たしかに我々は国境線の向こうにいるというだけで、安全なところから死に瀕した人々を眺めている。
もっと言うと、死んだら国境もクソもないんだから、沖縄や硫黄島には米兵の幽霊もおおぜい出るんじゃないの?
@hiromotoyuuou そしたら、田原坂には薩摩藩士の幽霊がおおぜいウロウロしてないとおかしいですなぁ。
水兵さんや海軍軍人の幽霊はおらんの?
日本兵、それも陸軍に限定してもいろんな恰好があるんだが。
「日本兵の幽霊」の話を聞いてていつも不思議に思うのは、なぜか太平洋戦争の頃の日本兵ばかりで、日露戦争の頃の日本兵とか西南戦争のころの日本兵じゃないんだよな。
この戦争が最終的にどうなるかはわからないが、仮に領土の一部を失っても周辺国の勢力圏の一部ではない、自立した「ウクライナ」という国が残るのは間違いないだろうし、それは武力で農民を支配する東欧の悪しき伝統が、また一つの地域で崩れる事を意味するのだろう。
プーチンは西側の介入のせいだと思っているようだが、オレンジ革命・マイダン革命を経て、近年ウクライナの人々は「自分たちの政府」を少しずつ作りあげて来た。 ゼレンスキー大統領の登場はある意味で歴史的必然とさえ言える。
まぁゼレンスキー大統領も中部ウクライナの有力者の一族ではあるのだが、歴代ウクライナ大統領の中で最も特定の勢力の代表者ではない。 彼が大統領でなければ、これまでのウクライナの権力者と同じように外国の勢力と妥協して自分の勢力を保持しようとしただろう。 しかしそうはならなかった。
この点、地方政権の集合体で天皇の中央政権はシンボルでしかなかった日本が、外国の軍事力の脅威を感じて初めて危機感を持ち明治政府を作った流れにちょっと似ている。 人間社会は放っておくと地方ごとの利害政権が土地を支配して団結などしない。 例外は外国の脅威があった時だ。
皮肉な話だが、アメリカ独立戦争がアメリカを作ったように、ロシアのウクライナ侵攻で初めてウクライナ人はウクライナ人として団結し、お互いに助け合い、一つの軍隊を構成してロシアに抵抗している。 プーチンはロシアを復興させようとして、ウクライナを「作ってしまった」のではなかろうか?
それでもウクライナの豊かな土地があるので、まともな中央政権がなくても地方はやって来れた。 しかし中央政権がなければどうしても出来ない事がある。 国防だ。
ソビエト崩壊後のウクライナの歴代政権も、まともに国家を運用してきたとは言いがたい。 ウクライナの歴史を通じて、「ウクライナ人のウクライナ人によるウクライナ人のための国家」は存在せず、それ故に地元の有力者だよりの中世のような社会が存在して来た。
ぶっちゃけた話、これまでのウクライナの歴史でウクライナ人が主体的にウクライナという国家をウクライナ人のために運用してきた事はほとんどない。 オスマンかポーランドかロシアかオーストリア帝国かナチスドイツの支配下で、ウクライナの権力者は農奴を支配して搾取する事しかして来なかった。
ええ…?? ロシアの自走砲とかけん引砲とかの砲身、在庫が規格通りに製造されてなくて使い物にならず、交換できないってマ? 東部戦線のある部隊では三門のうち一門しか発砲可能状態じゃないとか……。 >Logistics Collapse by @nadinbrzezinski link.medium.com/29Yrki3aKrb
しかしそんな資料を現時点で持っている人間は、それこそロシア政府の中枢の人間だけだろう。 大日本帝国でいう企画院総裁みたいな人。
大日本帝国の「油がないよ」のようなリミットが、我々に見えない形でロシア国内にはあったのかもしれない。 2014年から続く制裁で何かロシアの軍事行動の限界をもたらす物資が不足していて、今年2月が最後の軍事行動のチャンスだったのかもしれない。
「NATOの拡大をウクライナまで進ませない最後のチャンス」が今年2月だったとは到底思えない。 実際に今でもウクライナはNATOに加盟出来ていないし、加入の膨大な手続きが年単位ですぐ終わるわけでもない。
大日本帝国が開戦したのは、自国に都合の良い軍事行動をドンドン拡大した結果、経済制裁を食らって「もう油がないよ」というタイムリミットが来てしまったからだけど、そういう明確なデッドラインがウクライナ戦のどこにあったのかは、後世の研究を待たなければならない。
今のロシアも昔のソビエトもそうだし、大日本帝国もそうだと思うんですけど、比較的貧しい国でも軍事に関わる分野に重点的に国力を集中すれば、強力な軍備は作れるんですよ。しかしそれには重大な落とし穴がある。
銃なんて要は「火薬のエネルギーで弾丸を飛ばす道具」でしかないので、銃身と発射薬、弾丸と点火機構があれば成立する。 3Dプリンターなんてなくても、鉄パイプの一方をふさいで側面に穴をあけ、火薬と鉄球をいれて花火の導火線をつければ最低限成立する。
例の自作銃、よく暴発しなかったと思うレベルの銃である反面、拳銃として見ると発射薬は多いし口径はどでかいし、銃身も非常に長い部類になる。 安全性はともかく、殺傷力は通常の拳銃よりはるかに高いのでは。