田中 均 (Hitoshi Tanaka)(@TanakaDiplomat)さんの人気ツイート(新しい順)

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ウクライナの停戦に努力すべきだというと、理念的平和主義者だという。ウクライナの教訓で日本が防衛力強化に取り組むべきとの議論に安保環境を良くする外交も重要というと、事なかれ主義者だという。どちらか一方ではなく、選択肢を持つ事こそが重要だ。戦争を防止する抑止力と外交力は両輪。
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林外相の訪韓が実現した。日韓首脳会談に慎重な向きがあるが、問題が深刻であればあるほど首脳会談は必要だ。米中ども米露でも。個々の懸案の前に、悪い日韓関係が失っている潜在的利益を認識すべき。この10年の「国内向けに踊りを舞う」外交から、「切り結んで結果を作る」外交に早く戻ってほしい。
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黒白、敵味方の「二項対立」はどちらかがせん滅されるまで終わりがない。ウクライナはそのような情勢を呈してきた。日本が避けるべきは「中露対日米」の世界だ。そのような分断を煽りたい人々はいるが、それは日本の国益ではない。露と結託することは中国自身の利益でないと示し続けなければならない。
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単なる同調でない主体的外交の余地がある。ウクライナで軍事支援を行わない日本には欧米とは違う役割。ロシアと中国を結託させないためには、中国と対立する米国とは違う役割。北朝鮮問題の直接の当事国である米・韓とは異なる役回り。同盟国の利益は損なわないという大前提の下、能動的外交を。
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ウクライナの膠着状態は続く。 ロシアの無法が報われることは許されず、ウクライナへの軍事支援や経済制裁などで圧力をかけ続ける必要がある。ただ、同時に、キューバ危機でもそうであったが、水面下で米とロシアの接触が行われていることを望む。核戦争に至る終わりなき戦いの危険を冒してはならぬ。
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日本社会が成熟していかないのは本質的な議論が十分ではないからだ。与党は批判を怖れ、短期的・世論迎合的に走り、野党はひたすらあげ足取りの議論。その間取り残されるのは長期的課題。成長戦略、人材育成戦略、社会保障改革、外交基本戦略。戦略は「お経」ではなく、「結果出す手立て」だ。
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プーチン大統領は確信的大ロシア主義者で力の信奉者。国内に止める力はない。国連は機能を失う。唯一止める力は米国にあるが、バイデン大統領はウクライナを支援し抜く姿勢のようだ。ロシアの蛮行を見れば、追い詰められた時、核を使う可能性はある。戦争を止める戦略を実行できるのは今やG7しかない。
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ツイートで理解を得てないと思うのは「立場表明」と「結果を作る外交」が異なることだ。国は被爆国として「核は使用してはならぬ」という強い表明を行うべきだ。しかし、同時に、戦争を止めさせる外交を展開しなければならぬ。後者は説得工作や同盟国との役割分担を含め静かに水面下で進むのが常だ。
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日本のアイデンティティは武器を支援することではない。ウクライナに感謝されないからと言って大騒ぎしたり、他国に追随する前に日本のやるべきことをやれば良い。核の使用が如何に愚かな事か日本は訴える立場にあり、日本しか出来ないことだ。
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プーチン核威嚇。NATOロシア周辺に兵力集中。時代が40年逆戻り。核を使った国に核の威嚇が効くと思うのか。口先だけで威勢のいいことを言いあううちに悲劇が訪れる。唯一の被爆国として、広島選出の国会議員として、岸田首相は核が如何に非人道的な兵器かメッセージを公に表明されるべきではないか。
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尹次期大統領が派遣した代表団に総理、外相も会い、ようやく日韓関係改善の端緒がつけられた。日韓関係の展望を開かないと東アジアにおける日本外交は機能しない。在京韓国大使にも離任前に総理、外相は会見されるべきだ。外交は党派を超え、感情を超え、合理性が支配する世界でなければならない。
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仏大統領選マクロン勝利。一安心だが、ヒタヒタと迫る極右ナショナリストの足跡。私は日本に清新な若い中道リアリストを求めたい。既得権益を打破し変化を求め、ポーズを付けず自分の言葉で主義主張を語り、自分の責任をうやむやにしない政治家。どこかにいないものか?今からでも育つものか?
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侵略者ロシアが勝利するのは許されない。ウクライナの勇敢な抵抗に米国は膨大な軍事支援をする。追い詰められたロシアが撤退すればよいが、ロシアは見境なき攻撃を強め、犠牲者は増える。既にロシアの政治的敗北は明らかなのだから、停戦のための政治的合意を作るのが大国の責任であり、その時期だ。
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ウクライナの悲劇を前に、ロシアや中国の脅威に抗するため日本はどうしていくべきか。有力政治家の言動に煽られ、外交を軟弱と決めつけ、強力な国防力を主張する勢力が強くなっている。外交が失敗し、多くの人命が失われた歴史を忘れてはならないし、今こそ外交の重要性に目を向けてほしいと思うが。
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ミサイル攻撃に対する「反撃能力」を言うが、一体どこまで届く反撃能力なのか。北朝鮮か、中国か、ロシアか。これまで日本は専守防衛の下、中長距離ミサイルや足の長い戦闘機は保有してこなかった。日米の盾と矛の役割分担も変えていくという事か。政府はこのような疑問に答える検討を行ってほしい。
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90年代にロシアをG7に入れることを議論した際、欧米は「改革を後戻りさせないため」と主張した。結局は後戻りし、専制体制化し、平気で規範を破る国となった。そして、大国意識の下で「大ロシア」の夢捨てきれず、NATOとの対立が際立った結果、最早展望なき国となり、自壊していくしか道はなくなった。
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東部で最後の一兵迄抗戦するウクライナの愛国心は素晴らしいが、ウクライナはキーウの戦争で勝利した訳だから、ここは停戦に持ち込むべきだ。ウクライナ人の犠牲の下、ロシアと破滅的戦争を続ける意味はない。東部については西側の経済制裁の下政治的協議を続けるべきだ。ロシアはいずれにせよ沈む。
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マリウポリは包囲されてもウクライナ兵は引き続き徹底抗戦するという。これ以上の人命の損失を止めるのも指導者の役割だし、支援する国際社会の多くの指導者の役割だ。これだけ厳しい状況で武器の供与と制裁強化だけで良いはずがない。米国自身が一刻も早く戦争を止めるため動く時なのでは。
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NATOは拡大強化、AUKUS・QUADも軍事的色彩を強めよう。国連は改組できず、一層無力化。G20はロシアを排除できず停滞。自由な貿易・投資の原則も「安全保障」例外が拡大。中国がロシアにつけば間違いなく世界は厳しく分断し、経済は縮小。グローバリゼーションの終焉。日本にとって好ましくない世界。
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意見は分かれる。愛国心を見習うべきだと捉えるか、負ける戦いを続けるべきでなく早く降伏すべきだ、と捉えるのか。プーチンを糾弾し武器を送るが、戦争を止めるに必死とは見えないNATO、特に米国に役割を期待できないのか。ロシアとNATOの対峙が背景なのに、何時までも市民の犠牲を見続けるのは辛い。
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転換が必要だ。エネルギー・食料価格高騰は政府の補助金増、「異次元」の金融緩和政策は財政資金に依存、コロナ対策も防衛費増額も含め、国家財政は青天井。本来の保守党は財政規律を重視するものだが、日本の与野党はポピュリスト選挙対策党と化し、未来をどうしたいか語る政治家はいなくなった。
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韓国のNHKにあたるKBSテレビのインタビューをうけました。私は国際関係が激変している今、日韓関係が悪いことにより失っている潜在利益は大きい、まず首脳間での日韓関係の重要性認識と信頼確立から始め、政府間の率直な話し合いで関係再構築を図るべしと強調しました。
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ウクライナで起きた悲惨な戦争は日本の周りでもおきます。私たちがウクライナから学ばなければならないのは軍事による抑止力には限界があること、戦争を回避する政治的枠組みこそが重要ということです。
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専制体制とは軍事で決するしかないのか。ロシアとウクライナだけではない。北朝鮮と韓国や中国と日本も専制体制との対峙になる。軍事で決する結果、双方とも失うものがあまりに大きい。ウクライナ情勢から学ぶべきは軍事力増強の必要性ではなく、戦争を避ける政治的枠組みの必要性であってほしい。
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ロシアのウクライナ侵略や民間人の殺戮は国際法を全く無視する許されざることだが、核兵器を持つ限り、力で抑えることも出来ないと言う事か。再び東部で殺戮が繰り返されれば、これから長い将来、ロシアの展望がなくなることをプーチンに説得できるような信頼関係を持っ国際的賢人はいないのか。