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被害に遭うと失われるとされる「基本的信頼感」には「歩いているとき道路は陥没しない」とか「突然天井は落ちてこない」といった通常意識に上らない世界観も含まれる。この感覚を失わせるのだということ。その後の人間関係にも当然大きく影響する。いかに深い傷になるか世の中の人に知ってほしい
#PTSD
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虐待や性犯罪などの被害に遭うと失われる「基本的信頼感」についてまとめました。
「基本的信頼感の欠如」は、病の原因になるなど心身に多大な影響を及ぼします。
被害の傷がどれほど深いか世の中の人の理解にもつながれば幸いです。
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親の機嫌を伺って育つと「場の空気の悪さ」や「人の機嫌の悪さ」に耐えられないほど動揺しがちで「自分がなんとかしなくては」と、攻撃的だったり不安定な人の機嫌を取ろうと自分から関わることを繰り返すことがある。「人の機嫌を直す役目は自分」は呪い中の呪い。。人より自分を1番大事にしていい。
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自分の体を家電製品みたいに扱ってること意外と多い。「文句言わず動いてたら気にも止めない。壊れたらめんどくさいと思う」っていう感じ。。体は道具じゃなくて一緒に生きている同じ生命体だから、たまに意識的に体に気を向けることはとても良いと思う。手を当てて「調子どうですか?」って。ホントに
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「自分への厳しさ」について整理しました。
「"頑張り過ぎ""自分を大切に"と言われても分からない」
「いつも心身を壊すまで自分を酷使してしまう…」
といった場合の自己理解の助けになれば幸いです。
psychologist-neco.com/severity-to-yo…
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「怒り」を感じるには体力がいる。だから理不尽な被害に遭った直後に怒りが出てこなかったとしてもおかしいことじゃない。尊厳を踏み躙られたら心身は傷だらけで衰弱する。ちゃんと怒りを感じられるまで何年もかかることもある。でも遅れた怒りは「今更」ではない。その怒りから取り戻せる尊厳がある。
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幼少期から苦しい環境に置かれると「劣悪な環境下に耐える」ことしか選択肢がなかったことで、大人になってからも「自分のことへの選択権」が低いことがある。自分で選んでいるようで選べない…。「仕方ない」「がんばるしかない」と追い詰めてしまう。自覚している以上に頑張っているし、選んでいい。
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本当にしんどくて、もう無理ってときは「何がつらい?」と聞かれても分からない。何がツライかも分からなくなるほどツラくてどうしていいか本人も分からない。だから「わからない」ことは変なことじゃない。それくらい苦しさを我慢してたということ。いろいろなことは少し休んでからできっと大丈夫。。
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思いやりのない人は、誰にでも親身で優しくする人をカウンセラーのように使う。「友達」と言いながら「話を聞いてくれて当然」という態度を取り続ける。これは善意の搾取。「罪悪感」で動いているとしたら健全な関係性ではないかも。持ってるエネルギーは有限だから、自分や大事な人で遣いきりたい。。
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幼少期に親の機嫌を伺って日々を過ごすと、大人になって他者の機嫌の悪さに深く傷つきがちで「私が何かしたからかな?」と自分のせいだと思ってしまうようになる。幼少期に誰かの不機嫌さにとても傷付き、なんとかしなきゃと思ってたということ。。けれど他人の機嫌の責任は負わなくていい。。
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「自分に手をかけることができない」という『セルフ・ネグレクト』について整理しました。
うつ病などの病が隠れていることもあります。
「めんどくさい」はSOSかもしれません。
ご自身へ愛情を向けるきっかけになれば幸いです。
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「他人は変えられない」って聞くと「じゃあ自分が変わらなきゃ」ってなぜか思っちゃうけど、自分も変わらなくてもいい。どっちも変わらなくていいし、自分もそう簡単には変えられない。変えるべきか真っ先に検討すべきは他人でも自分でもなく環境。次にストレス源となる人との接触回数などの距離。。
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親の機嫌を伺って育つと、常に他者の機嫌を考える思考回路ができてしまう。だから大人になってからも他者の機嫌の悪さに敏感で、どうしても気になってしまう…。その回路を断つには不穏さより安全感に慣れることが必要。「安全に慣れる」には時間がかかる…まず不機嫌な人がそばに居ない環境が大切…。
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「言い訳するな」というのはただの根性論で人を傷つける。相手にとって都合が悪い「事実」は「言い訳」と返されてしまうことがある。「言い訳」という言葉自体がネガティヴだからこちらが悪いと思ったり責められた気になってしまうのはおかしくない。でも「言い訳」じゃない。「事実の表明」をしただけ
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親の機嫌を伺って過ごすと、すごく苦しくても「不穏な空気を出す人」の方に慣れてしまう。他者の不機嫌さを「どうにかしなきゃ」と考える回路ができ、人の不機嫌さで頭がいっぱいになる…。その不機嫌さが直るとホッとし、また不機嫌さに囚われる繰り返しになることがある。でも「自分のせい」ではない
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トラウマ体験や機能不全家庭で育った場合に失われがちになる「自分の人生の選択権」について整理しました。
嬉しいことや楽しいことを増やしていけるための自己理解の助けになれば幸いです。
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大人になってやっと自我を取り戻してきたとき、「遅れた反抗期」のような時期がある。自分のことをわかって欲しくて仕方がなくなったり、信用してる人を疑ったり、正しさに敏感になったり。イライラしたり不安になったり感情が激しく乱高下する。
悪化ではなく、自尊心を取り戻して回復している証。。
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回復過程で見受けられる「遅れてきた反抗期」について整理しました。
「他者との比較」や「正しさに敏感」になりイライラすることが増えていたら、それは悪化ではなく回復している証なのかもしれません。
自己理解の助けになれば幸いです。
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「認知の歪み」で代表的な「白黒思考」は、自分を追い詰める否定的思考が取り上げられるけれど、「他者を追い詰めるポジティブな白黒思考」も存在する。「つらい出来事には意味がある」「傷ついたから人の気持ちがわかる」etc。これらは本人だけが言っていい言葉。他人が安易に言っていいことではない
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機能不正家庭に育つと、大人になってからも意見や気持ちを聞かれても、「何でもいい」と思う。本当に「何でもいい」ことが多い。何か思っていても、自分の気持ちや意志はとっさに言葉に出てこない。とにかくその場が穏便に済むことを自分の気持ちより優先しがち。。
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「自分を守る」には、一定以上の体力と自尊心、自己主張できる環境など、実はいくつかの条件が必要になる。だから理不尽な被害に続けて遭ってしまったり傷つく環境から逃げられないこともおかしいことじゃない。「断る」ことは体力や自尊心を奪われたらできなくなる。「断ればいい」で済むことじゃない
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「頑張る」っていうのはけっこうな呪いなのかもしれない。頑張ってなくてもいいのに、「頑張っていないとダメ」という風潮があり、誰より自分がそう思っている。。「頑張ってるかどうか」なんて本当はなんの基準もないのに人を追い詰める。「頑張らないと」と思う分だけ「本当は苦しい」の裏返しかも…
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機能不正家庭で育つと、誰かが困っていたり不調を訴えていると「何とかして」と責められているように感じたり、「自分が何とかしないと」と誰かの負担を負おうとし過ぎてしまったりする。。でも、今はもう何もしなくても誰も責めないかもしれないし、肩代わりしなくていい。そもそも自分のせいではない
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「自分を変えなきゃ」とする前に、どうか今までの自分を労って寄り添ってあげて欲しい。苦労が多かったかもしれないけど、それは自分が悪かったからじゃないかもしれない。自分への認識を変えることも「変わる」こと。特別なことをしなくても自分への厳しさを緩和するだけで変われるかもしれない。。
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「ツライときにツラいと言うともっとツラくなるから言わないように」というのは、程度が軽い場合で、気晴らしが可能で言語化できるという条件下で有効。程度が重かったり、自分の感覚に気づき始めたときには「なんとなくしんどい」「ツライ」と言葉にした方がいい。もちろん軽い場合だって言っていい。