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いろんな方のレスポンスのおかげで以下のことが分かりました。ありがとうございます。
- 同じ理由でカオジロガンやペンギンも魚介類だった。
- カピバラは丸焼き+蟻のソース(!)や湯がいて食べる
- カピバラは美味しい
- モルモットも美味しい
- ヌートリアも美味しい twitter.com/Alien_Evolve/s…
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リリース出ているようなので、紹介させてください。
>足元で起きている進化: 都市と農地における雑草の急速な適応進化と防除への影響 | 日本の研究.com research-er.jp/articles/view/…
リリースの写真は、東大赤門前のメヒシバです。高校生に不審な目で見られながら、這いつくばって撮影しました。
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これはすごい。これまで生活環境が、人間の微生物相と免疫関係の疾患に与えることは色々示唆されていたものの、観察研究がほとんどで明確な因果関係は不明だった。この研究は、保育園の園庭を自然豊かにする介入試験を行って、因果関係を明確にしている。
論文:advances.sciencemag.org/content/6/42/e… twitter.com/mainichi/statu…
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御蔵島におけるノネコ(外来)-オオミズナギドリ(在来)-クマネズミ(外来)の関係。ミズナギ繁殖期にネコはミズナギを選択的に捕食。推定値では313個体/1ネコ/1年!それ以外の時期はネズミで個体数維持。
link.springer.com/article/10.100… Mammal Research (2020). 生物多様性研究室@東大
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保全努力量は、絶滅リスクではなく、種の人気によって決まっている。
royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rs… Proc. B. (2020)
脊椎動物に対する種ごとの投資額は、無脊椎動物に対する投資額の468倍となっている。この事実を踏まえ、偏りのない保全に向けたロードマップを提案している。
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Q. 世界最大の侵略的外来生物はなにか?
A. コロンビアのカバ
コロンビアの麻薬王が勝手に輸入したカバが野生化、個体数&分布拡大中。駆除か分布制限しないと激増すると予測。Biol. Conserv. (2021)
sciencedirect.com/science/articl…
カリスマ的人気のある絶滅危惧種の侵略的な集団を駆除可能か?注目の事例
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【全ての虫好きと虫嫌いの方へ】
論文が出ました。
なぜ現代社会にはこんなに虫嫌いが多いのか?という疑問に、進化の観点から仮説を提案し、13000人を対象にした調査で解明した研究です。ぜひ、虫好き/嫌いの皆さんの感想・意見聞きたいです。
a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_…
東京大学プレスリリース
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現在、昆虫の多様性の減少が世界的な課題として認識されています。昆虫の保全が進まない理由のひとつが、市民に広く存在する虫嫌いだと言われています。われわれの研究成果から、虫嫌いを緩和するための方法を2つ提案しました。①野外で虫を目にする機会を増やす、②虫の知識を増やす です。
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本研究は、進化心理学に基づいています。生物多様性保全に、進化心理学からアプローチする(おそらく)初めての研究だと思っています。
予算の都合上、この論文はオープンアクセスにできませんでしたが、5/3までは以下のリンクから論文が手に入ります。ぜひゲットしてください authors.elsevier.com/a/1cjrLB8ccqsBj
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ホラー映画や絶叫マシンなど、なぜ人は恐怖を楽しむ性質があるか興味があったのですが「稀な実際の恐怖体験のシミュレーションのため」という仮説があるようです。以下の論文では「ホラー映画ファンは、Covid19のパンデミック時に高い回復力を示した」と仮説を支持する結果を示して面白いです。
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論文が出版されました。
身近な動物園が絶滅危惧種の保全の普及啓発に大きく貢献することを、域外繫殖したライチョウの一般公開イベントに注目して、大規模アンケート・web検索・SNS解析・寄付サイトのログの解析で示しました。
イラストが可愛いのでぜひご覧ください!
research-er.jp/articles/view/…
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「求む、環境専門家」 金融業界で採用ラッシュ
jp.reuters.com/article/climat…
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の流れも鑑みるに、近い将来、金融業界が生物多様性の専門家を求める時期が来るのかもしれません。ノイズの大きな大量データを扱うという意味でも似てるし、色々貢献できるかも。
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植物学者は綺麗な種に偏って研究しがちなのかも。Nature Plants (2021)
nature.com/articles/s4147…
高山植物を対象にした280の論文と対象の形質の関係を解析すると、生態や希少性よりも、形態や色彩の特性、分布域の広さが有意に大きな影響を与えていた。
好奇心ベースの基礎研究は仕方ない気もする…
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人生の楽しみの総量を増やすことを学びのひとつの効用だとすると、家の周りの雑草を30種類覚えることは、コストパフォーマンスが高い学びな気がします。都市の中でも自然の動態を実感できるし、通勤通学がちょっと楽しくなる。子供でも誰でもできて、常に目にするので生涯忘れなさそう。
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イネ科・アブラナ科・キク科・タデ科など幅広い雑草でこのような逃避行動が報告されています。報告はされていませんが、オオバコなど身近な雑草でも起きていそうです。(昨日、水没したオオバコが葉を立ててる様子を見て論文検索しました)
参考文献:nph.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.11… New Phytologist (2006)
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大雨で外に行けない自然好きのみなさん、家の近くで観察できる面白い現象があります。ぜひ「水溜まりに水没した雑草たち」を見てください。水没は陸上植物にとって死活問題なので、様々な逃避反応をします。明確なのは、葉の角度を垂直にする反応。何とか葉を立てて水没を回避しようと頑張っています。
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観察するだけなら実験も簡単なので、お子さんの自由研究などにピッタリかもしれませんね!
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よく考えると、太陽光発電の雑草管理は雑草学の専門家が大きな貢献できる分野な気がします。何度も除草剤撒き続けて成長の早い攪乱依存の1年草を維持し続けるコストは膨大ですよね。災害にも弱そうだし。比較的成長が遅く管理の楽な植物群集に移行させる技術はニーズが高いのではないでしょうか。
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これは凄い執念の研究だ。カメの違法取引がどこでどのように行われるかを丹念に追っている。Facebookグループ, インターネットフォーラム, 実際の市場(金魚市場)に入って違法取引を定量化。
sciencedirect.com/science/articl…
結果、Facebookが最大のマーケットであることを突き止めた。まるで潜入捜査です。
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太陽光パネルによる周辺生物種へのインパクト。
project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/fea…
水面と間違えて高熱の太陽光パネルに寄せられてしまったカエルたちが大量死していると思われる事例が書かれています。 twitter.com/Kasuganoma/sta…
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この技術が凄いのは、1. 選択圧として強力で抵抗性が進化しにくそうな点と、2. 種の識別がベースなので、選択制の強さを変えられる点。この路線では、例えば雑草害の弱い種や特定の場所だけ除草圧を弱めた保全型農地ゾーンなんかも作れる。これが小型&廉価になったら畑地農業の世界が変わるのでは? twitter.com/kurorabukyouzy…
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農場で働くようになって、農業や農学では当然の現象でも、進化生態学に大きなテーマになる現象が沢山あることに気がついた。最近気になるのは「つるぼけ」。サツマイモなど、肥料を投入すると最初は線形に収量(イモ)が増えていくけど、一定量を超えると収量が減り地上部重量だけ増える現象です。
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論文が出版されました!
小学生から生態学者まで、果物好きから生き物好きまで、誰でも楽しめるちょっと驚きの発見です。明日から果物を見る目が少し変わるはずです。ぜひご覧ください。
「果物が追熟するのは何のため? ~見逃されていた生態学的意義を初めて検証~」
research-er.jp/articles/view/…
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先日の果物追熟論文、役に立つか/立たないかと言われれば、役に立たないバリバリの基礎研究ですが、なんと英国の老舗政治経済紙"The economist"で紹介されました。”役に立つ”ことを一生懸命考える政財界のエリート達が、果物の進化の記事読んで、おもしろ〜となってるのを想像するとホッコリします。 twitter.com/Alien_Evolve/s…
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秋になると”あの芳香”が気になるイチョウ(の肥大した外種皮)。意外にも有効な種子散布者は不明のよう。鳥類、食肉・げっ歯目の利用は報告あるが、イチョウ綱の仲間は悉く絶滅して自生地(中国南部)も限られてるので、検証が難しい。あの匂いから腐肉食性動物(含む恐竜)ではと考えられているそう。