101
岸田首相は欧州に来たのに、キーウへ行かなかった。
国際感覚の欠如と、狭量さを強く感じる。
歴史感覚にも欠けている。
日本の政治家は、ウクライナ戦争の重要さ、世界史的な意味を理解していない。
どこか遠い国の出来事だと思っている。
1時間でもいい。彼はキーウへ行くべきだった。
102
私は1989年にポーランドで、アウシュビッツ生存者の女性をインタビューし、その人の腕に刻まれた収容者番号の刺青と、ナチス親衛隊員による拷問の傷痕を見て、「絶対の悪」の存在を確信した。
私は、このインタビューの後、泣いた。
「絶対の悪などない」と言う人は、まだ世間を知らない。
103
さよなら、内燃機関
昨日の欧州議会の議決で、欧州ではガソリン・ディーゼルエンジン車の終焉が決まった。
2035年以降、BEVか燃料電池車以外の新車の販売は禁止される。
EU域内で、ディーゼルかガソリンエンジン搭載の新車を買える時代は、あと12年で終わる。
104
プーチン大統領の演説。
「戦争を始めたのは、西側諸国だ。我々は自衛しているだけだ。ロシアはウクライナ人を攻撃していない」
支離滅裂としか形容できない。
このような人物が、多数の核兵器を保有する国を率いているというのは、本当に恐ろしいことだ。
105
「高齢者を集団自決させるべきだ」と公言する人物を、トークショーに出演させる放送局。
日本のメディアは堕落していると思います。
これはナチスの安楽死計画と、５０歩１００歩の危険な思想です。
106
いま日本の新聞の読者数が急激に減っている理由の一つは、批判精神の欠如だ。
いわゆる「事実」を伝えるだけでは不十分だ。事実の背後にあるものを抉り出して、読者に提示しなくてはならない。
107
辞職は当然。文春オンラインは、見事。
文春が書かなかったら、この事実は今も隠蔽されていたかもしれない。
こうした告発スクープを書けない新聞社、放送局は、みじめだ。文春に完全に負けている。
批判精神を欠いたメディアは、没落する。
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しかしドイツでは、この納税者番号を銀行口座や健康保険証とヒモ付けるなどと言うことは、絶対にあり得ません。
そんなことをしたら、EUの個人情報保護法に違反することになるからです。
さらに、ドイツ憲法裁判所に提訴する市民も現れると思います。
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プーチン大統領に忠誠を誓うカディロフのチェチェン部隊が、ロストフ近郊に到着。
ワグネル側はロストフ中心部に戦車を配置し、地雷も敷設している。
もしもこの部隊がワグネル部隊と戦わず、反乱軍側に寝返ったら、プーチン大統領は終わりだ。
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ドイツでも「水放出問題」は、大きく報道されています。
日本では「処理水」とか「トリチウム水」という言葉が使われていますが、ドイツの報道機関は誰にも忖度しないので「放射性物質を含んだ水」という表現を使っています。
１９９０年からドイツで取材・執筆しているフリージャーナリストです。元NHKワシントン特派員。イスラエル、中東欧、旧ソ連でも取材しました。「偽りの帝国」「日本とドイツ 二つの戦後」「メルケルはなぜ転向したのか」、「脱原発を決めたドイツの挑戦」、「ドイツは過去とどう向き合ってきたか」などドイツに関する本を２５冊書きました。