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「急傾斜採炭」は急傾斜の炭層の内部を掘っていく採炭方法で、掘った石炭に代わりボタ(捨石)を埋め戻す作業をしていきます。上下の沿層坑道を結ぶ切羽が垂直になると傾斜がきつくなるため、斜めに掘り進んでいきます。炭層の厚みは3メートル以上あり「うつ伏せで掘る」「腹這い」等はありえません。
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韓国の国立日帝強制動員歴史館では、全くでたらめなCG映像を展示し、端島炭坑の「うつ伏せで掘る」「腹這い」の採炭場面を見せていますが、事実と違う証言に無理やり合わせて再現しているので構造的にも技術的にも破綻しています。これこそ結論ありきで、何の検証もされていないことを露呈しています。
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反論することは良いのですが、根拠も示さず失礼な発言を繰り返されると、いよいよ対応に苦慮します。反論される方は、ご自身のお考えなどを具体的な根拠をお示しいただき、わかりやすくご説明していただきますようお願いいたします。皆様、建設的な議論のためにもご理解、ご協力をお願いします。 twitter.com/gunkantruth/st…
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徐氏は、端島抗内で「日本刀をさげた者」が命令したと荒唐無稽な証言をしたり、「落盤で月に四、五人は死んでいた」「仲間のうち、自殺した者や、高浜へ泳いで逃げようとして溺れ死んだ者など、四、五〇人」と、残されている「火葬認許証下附申請」と照合して明らかに多すぎる人数を語っています。
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ちなみに昭和18年~昭和20年で端島炭坑で発生した最大の事故は、昭和19年7月12日午前2時に端島坑第5番下左6クロスで発生したガス突出事故です。犠牲者は日本人5名、朝鮮人0名。「鉱山保安年報」で確認できます。この事故の影響で、昭和19年の日本人の炭坑事故犠牲者は朝鮮人犠牲者の2倍になりました。
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こうした一次史料から紐解く炭坑事故の犠牲者数を見る限り、当時の端島炭坑が全国の炭坑に比べて突出して犠牲者が多いとはいえず、ましてや朝鮮人労務者が組織的に差別され、抑圧され、特に危険な仕事を命じられ、虐待を受け、地獄のような奴隷労働を強いられたとする証拠はどこにも見当たりません。
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なお一次史料によれば、昭和18年~昭和20年の間で「溺死」した朝鮮人労務者は1名(22歳)でした。坑外施設の二坑口桟橋付近の地上約10mの炭車レールの上で石炭を満載した炭車を押していて、直下の海に転落して亡くなられたようです。3年間で「溺死」した朝鮮人の記録は、この事故以外にはありません。
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ちなみに朝鮮人労務者の「溺死」について
昭和20年 0名
昭和19年 1名(22歳)
昭和18年 0名
昭和17年 0名
昭和16年 0名
昭和15年 0名
昭和14年 1名(27歳)
昭和13年 0名
徴用工被害者・徐正雨(ソ・ジョンウ)氏「高浜へ泳いで逃げようとして溺れ死んだ者など、四、五〇人」は一体なんだ?
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端島炭坑は「急傾斜採炭」で「うつ伏せで掘る」「腹這い」といった採炭姿勢はありえないとご説明しましたが、同様に「朝鮮人は五、六〇センチの低い、せまいところに入って、体を横にしてツルハシで手掘り」も採炭方法や炭層の構造、さらに大規模炭坑の保安上の観点からも端島炭坑では考えられません。
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さらに劉氏は、端島から泳いで脱走したと証言。「満ち潮の水道を無我夢中で泳ぎ渡り、ようやく陸地にたどり着いた(略)あとで聞いたが、引き潮の時に海に入ったために死んだ人がたくさんいた」。しかし劉氏が聞いた「たくさん」の溺死記録は、端島の「死亡診断書」「火葬認許証交付申請書」には無い。
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田植永(チョン・ヨンシク)氏の証言も「石炭を掘ってトロッコに乗せる仕事」と、あまりに大雑把で疑問。採炭・掘進・仕繰・運搬など、端島では役割によりチームが異なります。「韓国人の仕事場は日本人と別」という証言も疑問。懲役刑を受けた日本人と坑内で会った話も「囚人労働」を想起させるため?
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朴準球(パク・ジュング)氏の証言も「学校は、坑内のガスが流れ出るからか、後で廃止されたようだ」「地下1000mまで真っすぐ降りる」「炭層にダイナマイトを仕掛けて爆発させる」など事実と異なる証言に、当時の端島を知らない人ではないかと疑念。どこにも、端島に居たと確信できる人物がいません。
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長崎在日朝鮮人の人権を守る会が発行した『軍艦島に耳を澄ませば 端島に強制連行された朝鮮人・中国人の記録』で取り上げられている朝鮮人被害者は6名(徐正雨氏、崔璋燮氏、金先玉氏、田植永氏、朴準球氏、劉喜亘氏)その全員の証言が、ご紹介の通り事実と異なっており何が本当の話かわかりません。
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元端島島民で在日韓国人2世、在日本大韓民国民団 長崎県本部の元団長だった鈴木文雄さんは、「長崎在日朝鮮人の人権を守る会」や高實康稔氏は「朝鮮総連」と関係が深かったと証言。朝鮮人労務者 徐正雨氏に対しても証言の信憑性に疑念を抱いています。意図的な証言収集ではなかったか検証すべきです。
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NHK「実感ドドド!追憶の島~ゆれる”歴史継承”」では、徐正雨氏を端島での”過酷な労働”を証言した人物としてただ一人紹介し、遺族にインタビュー取材を行っていますが、当会の指摘の通り徐氏の証言そのものが事実と異なるにもかかわらず、その点を検証することなく報道したことに強い憤りを感じます。
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「島の暗部を証拠づける書類」「リンチ、虐待、暴行による可能性」…紐解く視点がそもそも歪んでいると思いますが。「論座」2021年06月19日”「負の歴史」を闇の中に閉じ込めたままの国と長崎市” と主張する高瀨毅氏の記事
webronza.asahi.com/national/artic… twitter.com/gunkantruth/st…
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「一点突破だ」などと難癖をつける人は、私どもの主張を正しく理解していない(できない)人だと思いますが、端島炭坑の構造、採炭技術、保安規程、当時の現場を知る炭坑職員の証言、元島民の証言、過去の報道、記録写真、炭坑技術の専門家の見解、別の炭坑職員の証言などから総合的に判断しています。
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私どもが疑問に思うのは、長崎在日朝鮮人の人権を守る会が、いわゆる「強制連行」被害の調査を行った際、当時を知る元端島島民や炭坑職員らに、直接話を聞いたり、実態をきちんと調査した形跡がみられないことです。なぜ元端島島民や職員にきちんと事実を確認しないのか、誰もが首をかしげています。