横尾忠則(@tadanoriyokoo)さんの人気ツイート(古い順)

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ぼくのような生まれつきの虚弱体質の人間がこの年まで生きてきたのは絵のお陰かも知れない。精神を吐き出して空っぽにすることが絵だからね。詰め込んでは絵が描けない。吐いて吐いて、出して出して、出しまくるのが絵である。
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NHK大河ドラマ「いだてん」のロゴを制作しました。
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「いだてん」は韋駄天と書く。仏舎利を奪って逃げた鬼を追っかけて捕まえた神様のことを言うらしい。鬼よりも速い神様だったのだろう。「いだてん」とはとにかく速く走ることだということを子供の頃から何となく知っていた。そんなわけで走り続けるドラマになってもらいたい。
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だけど最近の流行りのものは全く知らない。その話を「ビックコミック」の編集者にすると、今後毎週送ってもらえるよーになった。マンガは読むのに物凄く時間がかかる。1コマ、1コマをじっくり見るからだ。マンガはやっぱり絵をじっくり見るべきだと思うよ。でないと勿体ないよ。
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観念を言葉にするのは難しくはない。イヤ、難しいよと小説家に言われそーだが、感覚を言葉にするのはほとんど不可能だ。だから美術がそれをやろうとしているのだ。そんな美術を言葉にする批評はスゴイよね。美術家にはできないよね。
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死んだ人が去っていくのはわかるけれど、生きながら去っていく人が最近多くなった。若い頃にはなかった現象だ。
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明日、12月1日(土)NHK・Eテレの「SWITCHインタビュー達人達」で 夜10時から11時まで瀬古利彦さんと対談します。マラソンとアート、何が同じで何が違うのだろうか、みたいな話になるんじゃないかな?www4.nhk.or.jp/switch-int/x/2…
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昨日、昼前、岡山駅のショッピングセンターのトイレに妻がカバンを忘れ、それが駅の捨得係に届けて下さった人がおられたが、お名前がわからず、もしこのツイートを見ていただいたら、ぜひご一報下さい。
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僕のライフワークになりつつあるY字路の第一作目は郷里の西脇の椿坂の途中にあるが、中央の先端の建物を真黒ケに塗りつぶした。建物というよりそれ自体が彫刻のように見える。何故か異様な感じで、Y字路というシチュエーションがより明確にその意味を主張し始めた。
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NHK大河ドラマ「いだてん」のロゴを紹介しましたが、そのポスターができました。原物は金ピカです。モデルは中村勘九郎さんです。大変な熱演でした。
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NHK大河ドラマ「いだてん」の第1号ポスターがNHKによって公開されました。かなり話題になってツイートが3000件、1万件以上のいいねとの反響らしいです。このあと第2号、第3号のポスターも出きていますが、来年のどこかで発表されます。今は内緒!
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NHK大河ドラマ「いだてん」のポスター見てくれました? 放映は1月2日かな。どこで見れるのかな? 駅かな? まだ貼ってませんよね。2弾、3弾も期待して下さい。1弾目と違ってまた面白いですよ。かなり先きになりますけれど。でもすでに完成しています。
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最近贋作が出廻って困っています。(ぼくが困るんじゃなく、所有者が困っているのですが)どうも京都発とか。その内バレます。村上隆さんのコレクションの中にもぼくの贋作があって、彼の熊本でのコレクション展にも危わや出品されるところでした。
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毎年同じこと言うけれど一年はアッという間に過ぎた。今年も友人、知人が10数人亡くなった。こちらだって待ち合い室で待っているようなものだ。死んだら死んだで向こうにも待ち合い室があって、行き先きが決まるまで待つようだ。
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年を取るとともに、こちらの世界が希薄になっていく。それでいい。その方が向こうへ行きやすい。
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NHK大河ドラマ「いだてん」の回転するロゴと回転する勘九郎さんのポスターの評判が大きくて、デザイナーに逆戻り? なんて言わないで下さいよ。
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NHKの「いだてん」のエネルギーに便乗して、背中を押してもらいましょう。「いだてん」のロゴと第一号ポスターだけじゃなくて、まだ隠し玉がありますよ、とかナントカイッチャッテ!
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もう戦争体験者がいなくなったのだろう。B29とグラマン戦闘機の区別もできない記者たちの見解が、そのまま記事になっている。
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子供の頃、初めて見たB29は銀色の十字架に見えた。また生まれて初めて飛行雲を見た。日本の飛行機は低空しか飛べないので飛行雲は吐けない。美しいが、死が迫っていた。
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校庭で朝会をしている真最中、突然背後の裏山を乗り越えてグラマン戦闘機が3機襲ってきた。死を覚悟した瞬間だった。パイロットの顔を見た。パイロットは若者だった。
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山を乗り越えたら、そこに子供が1000人近くいた。さすがパイロットも驚いたのだろう。3機とも機銃操作のタイミングを逸したに違いない。アッという間に頭上を飛び越えて行った。
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ぼくは目と耳をふさいで溝の中に飛び込んだ。頭上をグラマンは校舎の庭を震動させながらどこかに逃げるように飛んでいった。
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この体験はぼくの原点になった。
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元々、多様性を持たない人間に多様性になれとか、多様性になろうと思う必要はない。性格は変らない。これが自分の性格やと思うことをやればいい。多様性なんてクソクラえという根性も必要だ。bit.ly/1Xgurj
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言葉がどんどん脳から消えていきます。言葉に従っている間は、いくら頑張っても肉体的にはなれません。画家は肉体労働者です。小説家は観念的でいいのです。何故なら肉体的にはなれない言葉の世界に属するからです。