遠野市立博物館(@tonomuseum)さんの人気ツイート(古い順)

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人形(ひとがた) 古来人々が病になったり、災いが起こるのは、罪や穢れが原因だと考えられてきた。 紙などで作られた人形で自分の体を撫でたのち、それに息を吹きかけて罪や穢れを人形に移し、それを川に流したり、燃やすなどして祓う呪術的処方が古代から行われてきた。 「呪術展」第二幕資料
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言葉と呪力 昔から日本では言葉には呪力があると考えられてきた。言霊ともいわれ、言葉に宿る霊力が、発せられた言葉の内容どおりの状態を実現する力があると信じられていた。呪力を発揮させるために唱えたり御札に書かれる言葉を呪文という。 呪術展第二幕資料「呪符見本」 12/3〜ページ替えの上公開
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五芒星は、五つの頂点を持つ星形の記号で陰陽五行説の木・火・土・金・水の五つの元素の相克を表現したもので、一筆書きで書け、すべての部分が閉じているということから、ここに迷い込んだ魔物は逃げ出すことができないとも、魔物が入り込む余地がないとも言われ、魔除けの効果があるとされた。 呪符
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地震よけの呪歌 呪歌は陰陽師や祈祷師が場を清めたり、福を呼び、災いや魔物を避けるために唱える歌。 「ゆるぐともよもやぬけじのかなめいしかしまの神のあらんかぎりは」と呪歌を紙に書いて3回唱えて門に張れば、地震の被害を避けられるとされた。 「地底鯰之図」左上に呪歌 呪術展第二幕資料
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サムハラ 秘方の次の行に書かれた4字は「サムハラ」等と読み災難除けの呪文として知られる。 ある者が鳥を射ようとしたが、どうしても当たらぬ鳥がいるので捕らえてみると翼にこの4字が記されていたという話もある。明治時代以降、特に弾丸除けの呪文として信仰され戦地に赴く際の護符等に記された。
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「遠野物語と呪術 第二幕」 いよいよ明後日12月3日から はじまります。 第一幕から60点の資料を入れ替え、遠野の呪術資料を中心に約140点の資料を展示します。 解説パネルも追加し、より分かりやすく興味深い内容となっていると思いますので、ご期待下さい!
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や、柳田先生.... (この後雪を払って差し上げました)
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春風祭りワラ人形 古来、人々が病になったり、災厄に遭うのは穢れが乗り移るためとされてきた。穢れを祓うために人形に穢れを移して境や川に送り出した。 春風祭りのワラ人形は、団子で身体を拭い人形に付ける事で、穢れが人形に取り込まれ、人形自体も魔除けの力を持つと考えられた 呪術展第二幕資料
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【グッズの通販について】 願わくは之らを買いて平地人を戦慄せしめよーーー....
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遠野の山の神  山仕事に携わる人々は、山の神を畏れ敬い、伝承や禁忌を守ることによって無事に仕事ができると信じてきた。  12月12日は山の神の年取りといって、山の神が自分の領分の木を数える日なので山に入ってはならないとされる。山に入り、木に数えられると二度と戻って来れなくなるという。
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呪符と急々如律令 「急々に律令(法律)の如くに行え」という意味で古代の文書に使われていたことばが呪符の命令を実行させる決め言葉として定着した。 呪符に記された呪文はことばのもつ力に対する信仰に基づいており、これを唱えることによって願いを叶えたり、災禍を防ぐことができると考えられた。
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呪詛返し 誰かから呪詛を受けていることが判明した場合は、呪詛返しを行う。 人形をつくり「河の瀬に祈り続けて払ふれば出て行くなり又帰りくな」等、秘歌を唱えながら河川に流せば、身に受けた呪詛はそれを行った本人に返されるという。本人は自ら放った呪詛により苦しむことになる。 呪術展二幕資料
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百万遍と魔除け  村境や橋、坂、峠、辻等は異界との境界と認識され、他から侵入するものを防ぎ人々を災難から守る神として賽神や道祖神が祀られた。  節句など季節の変わり目は時間的な境界とされ、異界から魔物がやってくると考えられた。その日は邪気を祓う年中行事が行われてきた。 呪術展資料
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魔除の呪符、五芒星、九字、呪詛返し、地震避けの呪歌、十種の神宝の呪法…布瑠部由良由良等 呪いがここにあります。 企画展「遠野物語と呪術第二幕」開催中(12/3〜1/27)
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今日は山神の祭日 山仕事に携わる人々は、山の神を畏れ敬い、伝承や禁忌を守ることによって無事に仕事ができると信じてきた。  12月12日は山の神の年取りといって、山の神が自分の領分の木を数える日なので山に入ってはならないとされる。山に入り、木に数えられると二度と戻って来れなくなるという。
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九字 災厄を払う護身のまじないとされる9文字の呪文。 「臨兵闘者皆陣列在前」と唱えつつ縦4本、横5本の線を空中に描く。 縦横の線は結界で、ここに迷い込んだ魔物は抜け出せなくなるということから、魔除けの効果があるとされた。 呪術展第二幕資料
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「呪術」とは、神や精霊などの超自然的な力に働きかけ、種々の願望をかなえようとする行為、およびそれに関連する信仰の体系のことを指すことばで、「まじない」「魔術」などとも呼ばれます。 本展覧会では、遠野の呪術に関する資料を中心に約140点の資料を公開しています。 呪術展第二幕〜1/27迄
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言葉と呪い 昔から日本では言葉には呪力があると考えられてきた。言霊ともいわれ言葉に宿る霊力が、言語表現の内容を現実に実現することがあると信じられてきた。言霊の信仰によって言葉を積極的に使って言霊をはたらかせようとする考えと、言葉の使用を謹んだり避けたりする考えとの二つの面がある。
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今日は満月、 遠野ではこんな夜、雪女に遭うといわれている。 「冬の満月の夜は、雪女が出でて遊ぶともいう。童子をあまた引き連れてくるといえり。」 『遠野物語』103話より
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日差しは暖かい今日の遠野
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形代とは、 神霊が依り憑く依り代の一種で、人、器財、動物などを模してそれに代わるべきものを作り種々の呪術を行う道具。 人間の霊を宿す場合は人形を用いるなど、神霊が依り憑き易い形にするとされる。 疫病神や悪霊の依代とされて、村境に送られるワラ人形なども形代の一つである。 呪術展資料
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家の守り神 遠野では家を新築する際に大工の棟梁が、小さな箱の御堂を作り、人形や髪の毛、櫛などをともに入れ、封をして棟木に打ちつけ家の守り神とする風習があった。 呪術展第二幕資料
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飯綱使い 「ごく小さな白い狐を袂から取出して見せた。さうして是さへあれば誰でも俺の様に何事でもわかるし、又思ふことが何でもかなふといふ…其術には年限の様なものがあつて、死ぬ時にはやはり元の有様に戻つてしまふものだと伝へられてゐる。」 「遠野物語拾遺」201話 呪術展第二幕 飯綱の剥製
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常設資料「猫エジコ」  稲わらを編んで作った猫用の寝床。新潟県では猫ちぐらと呼ぶ。  猫エジコの原型は、人間の赤ちゃん用に稲わらで編んだ保育用具で、農作業等の仕事が忙しいときには、エジコに布団などでくるんだ赤ちゃんを入れ、保育した。
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「ほんとうに、かしわばやしの青い夕方を、ひとりで通りかかったり、十一月の山の風のなかに、ふるえながら立ったりしますと、もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。」 宮沢賢治『注文の多い料理店』序より 月あかりと博物館