20年前の初渡米時に意外なところで詰んだ話。
全部自分でできると思ってたからアパートの下見とかも含めて2週間以上無駄にした。結局SSNを会社住所で受け取るための書類をHRに発行して貰ってこの無限ループから抜けられた。
アメリカでは失敗しても「ナイストライ」と褒められる事もある。的外れな質問をしても「良い質問だ」と褒められる事もある。会議に遅れても「忙しい中ありがとう」と感謝されたり、会議で何も理解できず黙っていても「人の話を最後まで聞いて素晴らしい」と褒められる。何をしても肯定感しか育たない。
「1を聞いて10を知る」は頭脳明晰かも知れないけど、コミュニケーションに必要なのは「10まで聞く事」です。
現代社会でイライラしがちな人は、都会の喧騒を離れ、自然に身を置き、リフレッシュしよう。例えば私の住んでるオレゴンはとても広く、北海道の3倍ほどの広さに人口は420万人ほど、都心を離れればどこも閑静。人里離れた辺鄙な田舎で大自然に囲まれて過ごすと、スーパーまで遠くて普通にイライラする。
以前日本に駐在してた🇺🇸人同僚が「日本で食べたあのフィッシュケーキの名前が思い出せない」と突然言ってきて、魚嫌いの他の🇺🇸人同僚からは「sounds disgusting」とブーイングももらったけど、彼の過去の事例と少ないヒントを照らし合わせて、答えの「たい焼き」にたどり着いた私は表彰されてもいい。
何年か前に中国企業から年収3000万くらいのオファーを同僚が即断った時に、その翌日年収6000万くらいで再度オファー貰って断るのに10日かかった話が好き。断られた翌日に倍額で再度トライする中国企業のスピード感は凄いけど、同じ仕事をしてる私にはなぜかオファーが全く来ない。下調べが正確すぎる。
🇺🇸人同僚達が会議前の雑談で「日本人は偽物作るのが上手いんだよ、もちろん本物みたいに精巧にできてる。値段だって本物よりかなり高いんだぜ?」と、突然日本をディスり始めて一瞬身構えたけど、まずは彼らの言い分を聞こうと気持ちを落ち着かせよく話を聞いたところ、ただの食品サンプルの話だった。
オリンピックに興味のない🇺🇸人は多くて、スポーツバーでテレビが20台あってもオリンピックの競技は放送されてなかったりするんだけど、今日同僚に「そう言えば2020年はOlympic yearだったよね?去年どこでやったの?」と言われたので「今Tokyoでやってるよ」と言ったら「1年続いてるの?」と言われた。
職場の休憩室に卓球台があって今日中国人同僚と遊んでたら「中国がなんで卓球金メダル逃したかわかるか?」と言ってきた。この問題は国際問題に発展するヤツだと感じて、注意深く答えようと脳をフル回転させてたら彼が先に口を開いた「俺がここで仕事してるからな…」いやお前卓球めちゃくそ下手やん。
🇺🇸のお菓子パッケージの98%くらいは "Open here" からは開かないか、もしくはそこから開けると大惨事になるようにデザインされてます。なので他の所から開けるか、カッターやハサミを使わなければなりません。この辺の生活力がガンガン鍛えられるのがアメリカ生活。ちなみに残りの2%は既に開いてます。
食事でストレスを発散してる人って意外と多いです。特に日本の食事の選択肢が多い環境に慣れた人は、海外で朝はシリアル昼はサンドイッチなどの食生活を続けるとわりとすぐ鬱になります。海外就職には学歴やビザ取得能力だけでなく、食に対するストレス耐性も必要です。もしくは自炊力。もしくはお金。
「🇺🇸にラーメンはありますか?」みたいな定義が曖昧な質問に応えるのはとても難しくて「たぶんある」としか言えないけど「博多出身の豚骨にうるさい頑固な九州男児を満足させられるレベルの豚骨ラーメンはオレゴン州にありますか?」って聞いてくれたらハッキリ言えます、お前は博多から一歩も出るな。
「お米は野菜なのでローカロリー」みたいな定番ネタがありますけどあれって「お米は炭水化物でエネルギーの塊」という教養があって初めて笑えるんですよね。🇺🇸人にそのネタを振っても「さすが日本食」「グレインだもんな」「確かに俺はカツ丼で痩せた」と返されたりして滞りなく普通に会話が進みます。
学生時代に歴史の先生から聞いた話です。ピラミッドの建設速度が著しく改善された時期と、ビールいちじくワインなどで食卓が豊かになった時期が一致するそうです。「過酷な労働環境を支えるのは食事の選択肢の多さ」というのがその先生の持論でした。そういえば日本の食の選択肢の多さは世界一ですね。
「お金がない」が口癖の人は家計簿をつけましょう。項目毎に支出を細かく記録し、どの項目に無駄遣いが多いのか数字で理解して、そこからどうすれば支出を減らせるのか、どうすれば余裕が生まれるのか考えましょう。私はこれで原因を発見し改善しました。収入が少なかったです。支出はあまり関係ない。
先日アジアンマーケットのお菓子コーナーで「これ美味しいのかな」と悩んでる🇺🇸人親子を見かけました。彼の手にはきのこの山、隣にはワクワクしてる男の子。私は無意識のうちに「最高のヤツはコレ」と、たけのこの里を手渡していました。また迷える子羊を救ってしまった。良い事をするって気分が良い。
🇺🇸で20年近く働いていて感じるのですが、周りに日本人がいない環境で働くのは、ひょっとすると楽かも知れません。平均以下の能力で日本では不真面目な方だった私でも、こちらでは勤勉、情熱的、献身的、責任感がある、みたいに大絶賛されます。それが🇺🇸人達の社交辞令と気づいてからが本当の戦いです。
3Dプリンターがあると自宅で何でも作れる時代がもうすぐ来る!製造業はもうすぐ終わる!と言っている人を見かけました。でもずいぶん前から各家庭にキッチンはありますけど、外食産業が無くなる気配はいまのところありませんね。
「AIに仕事を奪われる!」って言ってる人達がいますけれど、若くて優秀な人達が先に奪っていくので安心していいですよ。
「海外生活は楽しい」とツイートすると「若者が安易に海外を目指して失敗したら責任取れるのか」とめ̶ん̶ど̶く̶さ̶い̶方̶面̶の̶方̶々̶か̶ら̶ク̶ソ̶リ̶プ̶お叱りをもらう事があります。貴重なご意見有り難いです。この度は内容を真摯に受け止め以下の通り訂正します。若者の皆さん海外生活は超楽しいYo!
当たり前ですけど、人は自分が知ってる事しか知らないし、自分に見えてるものしか見えてません。だから他人と接する時には想像力が大切なんです。自分が何を知らないか、自分に何が見えてないかを想像する力です。この想像力こそが敬意です。態度が悪い人に不足してるのはほんの少しの想像力なんです。
私の周りで成功している人達に共通していること。整理/整頓/清潔を日々徹底していて常に隙がない。誰にも見られてなくても客観的に自分自身を厳しく律している。読書好き。勤勉で社交的。長年没頭してる趣味がある。仕事は2番目で家族優先。あとこれは関係ないだろうけど、だいたいみんな実家が太い。
テスト80点でしたって人に「20点落としたのか」みたいな、目の前にある物事にただコメントするのって誰にでも簡単にできるんですよ。ここで「前回50点だったから30点上がったのか!凄いね!」というセリフは前回の点数を覚えてないと出てこないんです。だから他人の良いところを探すのは難しいんです。
「中年の思春期」とか言われている、いい歳した大人が突然筋トレ始めたり、挑戦!とか言って新しいスポーツ始めたり、転職や起業について語り出したり、セミナーに参加して意識高いことをツイートし始めたり、使う目的もなく英語勉強し始めたりするのは、とっても楽しいので絶対みんなやった方がいい。