緊急事態宣言発令中の東京都のCOVID-19陽性者が確実に増えています。先週末には再び1000人を越えました。変異株の蔓延も明らかです。 NCGMも今は何とか持ちこたえていますが、いつ病床が逼迫しても不思議ではありません。個人の感染対策はもちろんですが、ワクチンが広く行き渡ることが重要です。
いよいよ高齢者対象のワクチン接種が本格的に開始されます。医療従事者を対象にした先行接種の報告では、1回目より2回目に発熱、倦怠感、頭痛の発症頻度が高くなりました。NCGMでも同様の結果で、2回目に全身反応が強く出る傾向でしたが、接種4日目までには症状はほとんど消失しました。
4/23に開催された日本呼吸器学会の緊急シンポジウムで、変異ウイルスについての報告がありました。変異ウイルスは従来型に比べ、重症化するスピードが速いようです(1~2日程度)。ただし、治療法に関しては従来株と変わりはありません。臨床現場としては早期診断、早期治療が第一です。
感染力の強いCOVID-19の変異株(N501Y)が猛威を振るっています。東京もいつ大阪のように感染爆発が起こるか予想がつきませんが、第4波に入っているのは明らかです。感染症対策の基本はひととの接触を極力避ける事です。大型連休を控え、マスク着用、3密回避、手洗いの大切さを改めてご認識下さい。
N501Yと呼ばれる変異ウイルスが関西では猛威を振るっていますが、関東にも及んできました。 感染性が高く、重症化しやすい可能性があり、若年者にも感染が広がっています。 いま一度、3密を避け、マスク着用、手指衛生、複数人での会食をしないなど、感染対策をお願いします。
東京でもCOVID-19の新規感染者数が500人を越える日が続いています。変異株の割合も多くなっていますが、感染対策は今までと同じです。もう一度ふりかえって、手洗いの徹底・マスク着用、ソーシャルディスタンス、3密回避を徹底を心がけましょう。
競泳の池江璃花子選手が東京五輪代表に内定しました。白血病を克服、本人の血の滲むような努力があってこその偉業です。コロナ禍で先行き不透明な社会に元気を与えました。彼女の言う「努力は必ず報われる」も名言ですが、医療に携わる者としては、医学の進歩にも心から敬意を表したいと思います。
COVID-19で一番問題となるのが、重症患者用病床の確保です。重症患者は長期入院となり、ウイルス陰性化後も回復に時間がかかります。重症患者の“後方ベッド”を確保してもらえれば、新たな重症患者を受け入れることができます。このシステムづくりが急務です。
リバウンドの傾向が見え始め、新型コロナの新規感染者数は、既に昨年夏の第2波を越えて増えています。今は変異株の感染も見られます。新年度まであと数日。ちょっとした油断がクラスターを生むかもしれません。今一度、感染対策について皆様のご協力をお願いいたします。
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」。桜の花のために人の心が穏やかでなく、それほどまでに桜が素晴らしいものとした在原業平の名句です。せっかく桜が咲いたのに、別の意味で穏やかではない毎日です。来年こそは桜の花のせいだけで「穏やかでない」心になりたいものです。
緊急事態宣言は全面解除されましたが、COVID-19新規陽性患者数は下げ止まり、変異株の増加も報告されています。一方、3月末~4月初めは桜を愛で、卒業、入学、就職など人生の大きな節目と重なり、気持ちが高揚する時期です。引き続き3密を避け、手洗い励行、マスク着用など感染対策をお願いします。
2度目の緊急事態宣言が解除されました。この1年間を振り返ってみても画期的な治療薬は出ておらず、ワクチンの接種も始まったばかりです。当面は各自がマスク着用、手指消毒、3密回避など、感染対策の原点に帰って、引き続き気をつけましょう。
東京では新型コロナ新規陽性者が1か月ぶりに400人を越えました。下げ止まりではなく増加傾向です。桜も開花し、お花見や歓送迎会の季節となってきましたが、感染拡大防止のため、会食の自粛にご協力ください。緊急事態宣言が解除になっても感染予防対策は変わらず続けましょう。
東京は昨日、サクラ開花の発表がありましたが、新型コロナの新感染者数は1週間平均で前週の109.8%と微増です。変異株にも注意が必要です。春は卒業式や歓送迎会、花見の時期ですが、感染の下げ止まりや微増を減少傾向に変えるため、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
首都圏では一日当たりのCOVID-19新規陽性患者数の下げ止まりが続いています。緊急事態宣言も2週間延期されました。お花見や歓送迎会など日本人に古くから根付いた文化が最盛期を迎える時期ですが、今やらなければまた再燃します。引き続き3密を避け、マスク着用、手洗いを励行しましょう。
気候も良くなり街には人があふれています。これから花見、卒業式、送別会の季節ですが、今の感染状況が続けば、昨年の第1波の二の舞になるのではないかと心配です。辛い状況ではありますが、3月21日までの緊急事態宣言で感染を抑え込みましょう。
一雨ごとに本格的な春の訪れを感じます。首都圏の緊急事態宣言は継続中ですが、休日の街の人出は昨年に比べるとかなり多い状況です。東京の桜の開花予想は3月17日と例年より早くなっています。昨年の3月は連休中の気の緩みが感染拡大の要因と指摘されました。ここが踏ん張りどころです。
今日から3月。昨年4月に最初の緊急事態宣言が発令され、この1年間はたくさんの感染症対策を学びました。 3月は、卒業式、謝恩会、歓送迎会、里帰りなどイベントが多い時期です。マスク着用、手指衛生、3密回避、十分な換気、会食自粛などに取り組み、昨年とは違う春を迎えましょう。
花粉が気になる季節です。くしゃみや目のかゆみで、つい顔を触ってしまいますが、ウイルスは目や鼻の粘膜から侵入します。ある調査では人は1時間に3~20回、無意識に顔を触っているとのこと。顔を触らないのが一番ですが、常に手洗いや消毒をして感染リスクを最小限に抑えることが可能です。
COVID-19のワクチン接種が日本でも始まりました。但し重症化を防ぐ効果はあると思いますが、罹患しないわけではありません。変異株も見つかっています。過度の期待は禁物です。マスク着用、3密回避、手洗い励行、十分な換気など、個人で可能な感染対策を、引き続き実行する事が大切です。
日本で初めてのワクチン接種は、佐賀・鍋島藩の藩医で蘭方医の楢林宗建と、ドイツ人医師オットー・モーニッケが行いました。1849年、長崎の出島での種痘の実施でした。このワクチン接種はわずか半年の間に日本全国へ普及することとなり、モーニッケはとても驚いたようです。
本日より、国立病院機構病院など全国100か所の医療機関、4万人を対象に新型コロナウイルスのワクチン先行接種が始まりました。 ワクチン接種の広がりが、医療従事者の安心から社会全体の安心へ広がり、新型コロナの収束に向かうことを心から願っています。
東京都のCOVID-19新規陽性患者数が10日連続で千人以下となり、陽性率から減少傾向である事は間違いありません。しかしここからが大事です。入院できず自宅待機している患者さんや重症化しやすい高齢の患者さんも多数いらっしゃいます。個人でできる感染対策の継続を、どうぞ宜しくお願いいたします。
#NCGMセンター病院 では、#医療連携の会 をオンラインで行います。今回のテーマは「#COVID19Update」です。 日時は2月22日(月)18:30~19:30、天皇誕生日の前日です。オンラインですので、お気軽にご参加ください。
「歯科医院でのクラスターはゼロ」が話題になっています。患者さんは当然マスクを外しますし、唾液をPCR検査に使うくらいですから、確かに不思議です。 歯周病は初期の自覚症状が殆どなく、糖尿病や肺炎の重症化にも関係しています。この機会にお近くの歯科医院の受診も考えてみてはいかがでしょうか。