タンカー船の横揺れ対策。ペンギンの羽みたいなでっぱり。ビルジキールと呼びます。このサイズでも有るのと無いのでは大違い。19世紀に発明されて多くの船に搭載されています。この部分は水流が多く電気分解(電食)で鉄が溶けやすい。そこで鉄のかわりに溶ける船体保護亜鉛も貼り付けます。寿命は2年。
もし扇風機の羽が縦向きだったら無風。これを左右にネジると風の向きを前や後ろに変えられるし、強さも角度で変えられる。これを船のプロペラでやったのが可変ピッチプロペラ(CPP)。当社のタンカー船ではバウスラスターのプロペラで使用されています。グイッと変形するのが格好いいです。
海の上にはガソリンスタンドはありません。バンカー船という小型のタンカーがタンカー船の燃料を持ってきてくれます。給油作業のことを作業をバンカーと呼びます。メインエンジンの燃料がC重油、発電機などの燃料がA重油です。システムオイルなどの潤滑油も同時に積んでもらいます。
とても出港できそうにありません…金沢港のタンカー船に新人さんを連れて行った社員さんからの動画。
タンカー船のバルバスバウ(球状船首)。タイタニックのポーズする所から。荷物を積んでフルスピードの時に効率が良くなるしくみ。荷物が空っぽだとこうなります。
事件現場ではありません。タンカー船の機密テストです。圧縮空気で圧力をかけて、シャボン玉の原液を吹きかけて漏れてるところが無いかを確認しています。なので絶対に立ち入り禁止なのです。
よくある誤解。タンカー船で名古屋からは沖縄が一番遠い。実は富山や新潟よりは近いんです。本州の右回りと左回りが同じになるところが一番遠いのです。
タンカー船のバウスラスターの可変ピッチプロペラ(CPP)は角度を変えながら回すことができます。左右逆に移動したい時に止めることなく羽根の角度だけを変えればOK。もし逆回転させるなら一旦止める必要があります。桟橋につけ放しする時、スラスターのロスタイムに強い波を受けると致命的なのです。
レトロでレアなタンカーのメインエンジン。昔のエンジンは銘板がとても立派。針は全てアナログ。
タンカー船のエンジンとプロペラを繋ぐ軸は少しでもズレると熱を持って大変なことになります。軸の中心を合わせるために大事なのが芯出し作業中です。ダイヤルゲージで許容値内であることを計測しながら、隙間を計測していきます。太陽の熱の影響も受けるため深夜〜早朝に行われます。
固定資産税を払わなくて良くて、外国籍の船員さんだけで良くて、船の利益に税金を払わなくてよくて、登録手続きも簡素なパナマやリベリアなどの海外籍の船が多いのです。日本の港に寄港する時は船の大きさに応じたトン税を払うことになります。
人気のタグボートさんがやってきました🛸 #まもなく出港
タンカー船のメインエンジンの爆発の回転だけだとカクカクした回転になってしまいます。そこでフライホイールという重りをつけるとカクカクを慣らして滑らかに回転してくれます。難しい言葉でいうと慣性の法則というやつです。
タンカー船で1番熱いのはここかもしれません。メインエンジンの過給器(ターボ)。エンジンの排気ガスを集めて、風ぐるまを回します。エンジンに新鮮な空気をどんどん送り込んでエンジンの燃焼が加速して、ここの温度が上がります。排気ガスは450度を超えるので、この熱を使ってお湯も作っています。
タンカー船はプロペラを回して進みます。回ってる軸のスキマから海水が入ってきたら大変。軸と一緒に回りながら海水を止めているのがEVK装置。手前のリングとシールの間に薄い水の膜を作って止めます。船内から海水を送って軸の摩擦も防ぎます。もしも漏れたら手前の予備のシールと船内で交換します。 twitter.com/i/web/status/1…
タンカー船ほだか丸の海ベビくんはオブジェではありません。夜間に頭を打たないようにする保護具です。 サーチライトのハンドルがあって真っ暗なブリッジでは頭をぶつける人がいたのです。買ったのは沖縄の美ら海水族館だそうです。可愛いけど保護具です。
タンカー船の錨のチェーンを巻くとき、海底のドロも一緒に上がってきます。そのまま錨鎖庫(チェーンロッカー)に入れるとドロが溜まってしまいます。そこでチェーンのパイプには海水を放水してドロ落としをしています。この放水をアンカーウォッシュと呼ぶのです。
新しいタンカー船を建造する時はブロック同士を繋ぎ合わせます。大きいので1発で繋ぐとズレたら大変。そこで仮溶接してからじっくり溶接して繋ぐのです。
下にあるカチカチのカウンターがアナログで好き。タンカー船のメインエンジン回転計。1分間に最大220回転。これまで26年間刻んできた回転数。まだまだ現役で頑張ります。
タンカー船の固定資産税。新しいお船だと年間1000万単位です。船籍港には関係なく、実際に入港した港の市町村にお支払い。総務省にこの用紙で申告。1年に100ヶ所の港に寄った船は100分の1ずつ各市町村に請求されます。1/1の所有者に1年分かかる仕組み。12/24完成の当社船ひなたは4港で分割した過去が…
タンカー船からの和歌山沖でのちょっとした波。長さが100メートル以上あっても平気で揺れます。スローシャッターで撮るとこうなります。
意外と知られてないです。船名とかのプレートはブロックの段階でつけてから組み立てられます。重い鉄板の位置合わせを現場で行うのは大変だから。少しズレただけで字が読みにくくなってしまいます。なので造船所さんに「早く船名を決めてください」とお願いされるのです。
意外と知られてない船のバック(アスターン)。バックの方法は船によって違います。当社のタンカー船は自己逆転方式といって、エンジン自体を逆回転させてます。動画右下のシリンダーの空気でカム軸をずらすと、一輪車のペダルを逆にこぐように反転できます。その他のバックの方式はリプ欄に書きます⤵︎
タンカー船のエンジンのクランク軸です。この凸凹にピストンの上下をつなぐコンロッド(コネクティングロッド)がつながり、ピストンの上下運動を回転に変えてプロペラが回ります。手前右側のギアは歯車を介してカムにつながっています。作業員さんと比べるとサイズ感がお分かりになるかと思います。
タンカー船のプロペラ軸とは別に中間軸にも軸アースがあります。無いと電食という作用で軸がボロボロになります。試運転前の保護具がない状態なので見やすいけど近づくのは危険です。