津川 友介(@TsugawaYusuke)さんの人気ツイート(新しい順)

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ファイザーのワクチンを2回接種すればデルタ株にも88%有効(アルファ株には94%有効)だそうです。やはりワクチンはデルタ株にも有効と言ってもいいと思います。 nejm.org/doi/full/10.10…
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ロサンゼルスの臨床現場では、ワクチン2回接種者の新型コロナ(デルタ株)感染者が増えているようです。入院が必要な重症者がどれくらい増えるかはまだ分からないものの、症状はそれなりに強いようです。医療機関では重症化が疑われる患者の一部にモノクローナル抗体治療が行われています。
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インドで行われたRCTによると、夜間の睡眠時間を延ばしても労働生産性は向上しなかったのに対し、30分の昼寝は労働生産性を改善させました。日本では結果は異なる可能性はあるものの、仕事のパフォーマンスを向上させたい人にとっては重要な知見だと思います。 bfi.uchicago.edu/working-paper/…
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なかなか読み応えのある記事でした。 note.com/yomogineko/n/n…
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人流と新型コロナの感染拡大の間には因果関係がないと主張する人がいますが、少なくともアメリカのデータではきちんと因果関係があることが示されています。 nature.com/articles/s4146…
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内海氏よりも木下先生の方が明らかに医学的に正しいことをツイートしています。 twitter.com/mph_for_doctor…
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予防しても医療費がかかるタイミングが後ろにずれるだけであると誤解している人がいますが、高齢になるほど延命治療を止める人が増えるので、一定の年齢(アメリカでは73歳)を超えると医療費は下がってきます。一方で介護費は増加しますので、健康寿命を延ばすことが重要です。
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日本の医学部や公衆衛生大学院の教授が「選挙」で決まっているのは問題だと思います。教授は票や政治力ではなく、客観的な能力および業績で決められるべきものだからです。中立公正なメンバーによる選考委員会を立ち上げ、利益相反のある人は意思決定に関わらない仕組みにするべきだと思います。(続)
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日本で少子高齢化が進み経済大国でなくなりつつある一方で、日本は「平均寿命」という極めて重要な指標で世界第一位です。その割に原因検索は不十分ですし、世界へのアピールも足りていないと思います。日本が世界一位になれる分野は多くないので、強みをもっと生かすべきだと思っています。
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日本における政策立案者による「専門家(アドバイザー)」の人選はかなり微妙なことが多いと思います。その分野に精通した人数人に聞けば第一人者が誰か分かると思うのですが、そうではなくてその分野に明るくない人が推薦しそうな人(メディアに出ている人等)が選ばれている印象があります(1/3)
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コロナでの死者を減らすのと同じくらい、若年女性の自殺を減らすのはいま日本で最も重要な政策課題の一つだと私は考えています。
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若年女性においては所得水準(所得変化でも同じ結果)や雇用体系(非正規雇用かどうか)、孤独(既婚かどうか)の影響は小さく、介護負担、DV、コロナへの恐怖などの方が大きいという結果でした。
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しかしバブル崩壊など過去の経済停滞の時に自殺が増加していたのは一家の大黒柱である中高年男性であり、若年女性では変化はほとんどありませんでした。このパターンの違いだけでも今回の若年女性の自殺増を経済の問題だけはない可能性があることを示唆しています。 mhlw.go.jp/content/h28h-1…
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私の仮説としてはコロナ対策による不景気ではなく、social distancingによる繋がりの減少が若年女性の自殺増の主因ではないかというものでした。しかし実際にデータを解析してみると既婚者の方が抑うつのリスクが高いなど、私の仮説が正しくないと考えられました。
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コロナ流行下で若年女性の自殺が増えていることが分かっています。これをコロナ対策による経済停滞が原因であり、非正規雇用が多い若年女性に対するダメージが多かったという説がメディアなどで報道されています。(続)
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為末さん、ご紹介いただきありがとうございます。メディアで報道されているような景気悪化や非正規雇用が若年女性の自殺増の原因ではないことが示唆される結果でした。若年女性に対する介護負担やDVへの対策が重要だと思います。 twitter.com/daijapan/statu…
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若年女性はたしかに不安抑うつのリスクが高いのですが、所得や雇用体系は関係がなく、むしろ介護負担、DV、コロナに対する恐怖などが規定因子でした。(3/5)
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若年女性の自殺増加を理由に、経済を優先すべきだという主張をしている人達がいますが、むしろ介護やDVなど家庭内の環境を改善するようなサポートをすることが若年女性にとって有益だと考えられます。(4/5)
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約25000人のインターネット調査のデータを用いて、コロナ下での不安・抑うつの規定因子の検証を行いました。(1/5) healthpolicyhealthecon.com/2021/03/03/cov…
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クリスマスや感謝祭などの祝日、週末で患者の予後が悪いことは過去の研究でも報告されていました。ただしこういった日では患者の重症度も高いので、患者要因なのか病院要因なのか不明でした。今回の研究では患者の重症度は高くないと考えられるため、医師側の要因のみを評価することができました。 twitter.com/oPiJ5N2wo8Kxvu…
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週末、クリスマスなどの休日、スーパーボウルの日などに入院した患者の予後が悪いことは報告されていましたが、このような日は患者の重症度も高い傾向にあるため、医師要因なのか患者要因なのか不明でした。今回の研究では医師要因のみを評価するために誕生日を使いました。 twitter.com/gecko9816/stat…
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この現象の原因は私達のデータからは明らかにすることはできませんでしたが、仮説として、誕生日は時間通りに帰宅しようとするため急いでいること、手術中の会話によって注意力散漫になること、術後に異常があっても誕生日だと病院に患者を診に来るハードルが高くなる可能性などが考えられます。
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同じ医師が手術した症例を比較した場合でも、外科医の誕生日に手術を受けた患者の方が死亡率が高いという結果でした。緊急手術のみに限定することで、患者が手術日を選ぶことができないという自然実験を使いました。この2つの図で分かるように、患者の重症度の違いはありませんでした。
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私達の研究チームによる最新の研究結果がBMJ(@bmj_latest)に掲載 アメリカで17の外科手術を受けた約98万人において、外科医の誕生日に手術を受けた患者の死亡率が、誕生日以外の日に手術を受けた患者の死亡率よりも高いことを明らかにしました。 bmj.com/content/371/bm… healthpolicyhealthecon.com/.../11/surgeon…
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今回の研究では相関関係しか分からず、因果関係は評価できませんでした。でもこのことはGoToトラベルと新型コロナ感染拡大に因果関係がないことを意味しません。「相関=因果関係 or 疑相関(因果関係がない相関関係)」です。他の研究結果や蓋然性を考えると因果関係がある可能性も十分あると思います