「『気持ち悪いから』規制したいは直球の差別になるからとインテリが『子供のため』とかてきとーな理由でも偽装していたけど、バカが『気持ち悪いから』を隠さなくなった」という話がある。女子中高生の「キモい死ね」は差別であるとしても「なにが差別なの?」と分からない感じになっていくだろう。
「200kgの中年の道化男が、若い皇后相手に赤ちゃんプレイをしていたら、人口の三分の二が死んで王朝が滅びかけた」という唐と安史の乱、原因はしょーもないのに人類史最大割合の大量死となるのが恐ろしい。
漫画「ルックバック」でたまたま居合わせた主人公が蹴りを入れて異常者を撃退、という悲しい幻想を夢見てしまうが、それを思わない遺族はいない。だけどそんな偶然はやはり起こらず、そしてあらかじめの予見をなすには予備軍が多すぎて誰にもできない。
起きた。オチをつけておくなら、当時イラク戦争があったので、あそこの編集部は「ラノベ界のファルージャ(イラク戦争の激戦地)」と呼ばれていた。実際に人が発狂し、失踪し、死ぬからね! 命名したのは私だけど! 当時からの自著の読者を私がイラクアフガン帰還兵と呼ぶのは、そういうことである。
治安の悪い場所で、不良やバカや異常者が来る商売をしていると、実はそれくらい圧倒的な暴力と狂気を見せないと死ぬってのは本当。うちの店は企業ゲーセンだったけど、のちに新聞記者になるようなインテリの同僚はヤンキーに正論かまして、肋骨全損に近い重傷で半年入院し、そのまま辞めた。
何人かの肋骨を折ると、さすがにヤンキーもバカも爺さんの店で暴れなくなったそうである。たまに爺さんのゲーセンからめちゃくちゃ必死に逃げるヤンキーがいて、後から鬼みたいな顔の爺さんがレンチ持って追いかけていた。噂を知らないやつがたまに出てくるので、定期的に折らないといかんそうな。
天才や賢い人、王や将軍や戦士にのみ善性や偉大さがある訳ではない。見知らぬ子供でも命がけで水難救助に向かう人、戦争で荒れ果てた地を復興する人々、苦しみ傷ついた人に優しい言葉をかける人、時に幼子にすら偉大な人間性や善性は発現する。そこを見つけ描くのが創作の一側面であってほしい。
真面目に頑張ってきた人が破滅するのは、20歳代の心身の負債が核地雷として破裂したパターン。 自分を含めて長所が伸びるなら苦労しない。長所を伸ばしても、病気を放置して死んだり、激怒する癖や異常性癖で他人を傷つける犯罪者となったりしたら、人生の総計ではマイナスになるんじゃなかろうか。
もう一個、おもしろ話。妥当な賠償額を提示したら、当時の社長が「その額は自分が重役会議で突き上げを喰らう。なんでもするから値引きして」と言ったので、雑誌と会社のサイトに一年間の謝罪広告を載せることを取った。1500万円下げたが、移籍騒動で作家に問題があるとされるほうが嫌だったので。
「多くの駄作凡作の末に傑作が出る」に「ヒット作だけの作者もいる」という噛みつきを見る。これもう19世紀の時点で「いっぱい書いてどれかが当たる確率を増やすしかない」とフランスの文豪バルザックが結論出しているがな、で車輪の再発明ならぬ疑問の再発明、クソだるい。
殺害予告犯「編集長の所に行ってハンマーで頭かち割ったり牛刀でめった刺しにしたりする。編集部の全員を刺し殺す」 編集長「出版社への侵入計画がない。牛刀は鍔がなく、数回突き刺すと自分の手を負傷し、全員刺殺は不可能。殺害予告ですら文才とリアリティ皆無。落選」 sankei.com/affairs/news/2…
鬱小説ランキングみたいなのの集計が出ていたが、ケッチャムの「隣の家の少女」だけ別格だと思う。あれは「この作品を読んでいる人で、一度でもいじめや暴力を見て見ぬふりをした人は、主人公とそして邪悪な女と子供たちと同じことをする。言い訳をして何度でも」と指摘する点が恐ろしいのですわ。
「プラットフォーム」主人公が目覚めると48階にいた。階層に必ず二人、真ん中に空いた穴に、一日一度だけ食料が降りてきて、残りが下に行く。一ヶ月に一回、階が変えられる。初月を生き延びた主人公は、次に171階に行き、このシステムの恐ろしさを知っていく。スペイン発のSFサスペンス映画。
みんなが知るように、絵本は数千から数百年前もの昔話や童話、数十年間も君臨する巨匠や長老の作品が最大かつロングセラー。娯楽なんて目じゃない修羅の世界と分かっていて目指すのは、本当に子供のことを考えている人か世紀の天才か怖い物知らず。大多数は、子供をどうしても洗脳したい人なんじゃね。
「クマがかわいそう、麻酔銃で山に返して」という人たちに麻酔銃を持たせて、順番に闘技場で熊と相対させたらええんでないの。さすがに一人目が惨殺された所で意見を撤回するでっしゃろ、と脳内シミュレーションの段階で分かりそうなものだけど。
buzzfeed.com/jp/kotahatachi… これに関しては、上野氏が東大入学式で指摘した、成功した人は自分の才能や努力の結果だと思っているが、単に遺伝や環境など他者や社会が用意した幸運に恵まれたから、であろう。幸運に恵まれなかった人を蔑視するのは、典型的な公正世界仮説の誤謬。
これは本当にそう思う。「売れない」と言う人に依頼しない。「仕事ください」と言うと足下を見られる。 だからいつも調子の良いふりをして、向こうから「やりませんか?」とならないと死ぬ。それが娯楽業の鉄則で、かつ苦しいところ。
テレビの武論尊氏の話で「北斗の拳」の直前に、ポル・ポト派崩壊直後のカンボジアに行っていたそうな。白骨の山や少年兵を実際に見てきて、崩壊社会の空気感が分かったそうな。別のインタビューだと、人間は他はともかく悲しみは共通、残酷なシーンや話は悲しみがないと陳腐になる、とも言っていた。
「コールドケース」未解決事件を解決していくドラマシリーズ。有名な話だけど、各事件の当時の楽曲を使ったために権利が膨大すぎて取れず、DVD化が不可能。前にGyaOにあったけどアマプラにも来ていた。脚本がとにかく良いし、主演のキャスリン・モリスが美人すぎる。
現実の政策や科学技術や医療で解決できていることを、創作で分かりきった答え合わせをする必要はあまりない。むしろ現実で解決できていない複雑さや不条理をそのままや変換して切りだしてもいいし、答えがないという答えを提示してもいいし、主人公が血みどろで苦悩する姿を示すだけでもいい。
反ワク、反近代医療の人たちが水銀が良いと言いだして、多くの人に始皇帝の故事、または水銀中毒の歴史(体温計の変遷など)を知らんのかと突っこまれていた。そこらの知識は学校教育の外から知った人が多いはずで、知識や経験を取り入れる間口が狭い人は本当に知らないのだと思う。
陰謀論にはまらない人の多くは「創作物での複雑かつ高度な陰謀を多く見てきているので、陰謀論の物語がド素人の被害妄想すぎて辛い」という審美眼から拒絶している気がしてきた。
アニメの無惨様の上弦会議を見る。悪の組織であっても副官、参謀、軍事指揮官、技術顧問、道化等々の役目と分業があるのだけど、無惨と幹部が全員サイコ&シリアルキラーで運営できる訳ねえだろ感。最大目的の青い彼岸花を探せ、産屋敷を倒せって人選から運営まで漏れなくすべて間違っている。
20代で注意しておきたいのが各種の心の病気と、統合失調症。好発年齢は思春期から30歳までで、70〜80%を占める。 平均発症年齢は男性が27歳、女性が30歳(40~45歳でもう一回山がある)なので、早めに発症に気づいて医療を受けていれば30代であんなことには、という事例を被害で体感した。
地方の絵本ワークショップ、参加者たちが「前世が転生が神が転生が」「社会的意義が」「それは女性差別」「ジェンダーを意図的に作ろうとしている」と宗教というかオカルトと思想でやりあって、結局誰もデビューしないあるある風景。