shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(新しい順)

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また、日本の山はスギなど、針葉樹だらけ。熊やキツネのエサになりそうなものは乏しい。鳥のエサになりそうな木の実も見当たらない。虫のエサになるようなものも見当たらない。となると、針葉樹の林はこれらの生き物にとって砂漠のような状態なのではないか。
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いま、海辺には干潟がない。干潟は様々な鳥が魚や貝を食べる重要な場所。そこでたっぷりと魚介類を食べた鳥が山にいけば、リンを豊富に含むフンをまいてくれるが、干潟がなければそもそも食べるものがない。そうなれば、山にリンを運ぶこともできなくなる。
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さて、私が気になるのは、鳥、魚、虫が山にリンを運ぶこの仕組み、今の日本で機能しているのだろうか?ということ。 ダムがあれば魚は川を遡上できない。熊やキツネは魚を食べられず、山にリンをばらまくことができなくなる。
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こうして、鳥のフンという肥料付きで山にばらまかれた種子は山で発芽し、これが木々として生い茂り、松山城は緑豊かな山になったらしい。面白い緑化の方法。鳥に植林してもらったようなもの。麦さえ撒けば鳥が植林してくれる、というアイディアは非常に面白い。
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松山城がそびえる山は、もともとはげ山だったらしい。ここを緑豊かな山にするのに、面白い工夫をしたと伝えられる。麦を蒔くこと。すると、実った麦を食べに鳥たちがやってくる。ついでに鳥は、どこかで食べた木の実の種子をフンと一緒に出す。リンも種子も山にばらまかれる。
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こうして、鳥や魚、虫が「海から陸へ」という、重力に逆らったリンの運び屋をしてくれることで山にリンが供給され、植物が生い茂るのだろう。いくつかの論文で、こうした鳥や魚、虫の重要性を指摘するものが出ている。陸地に常に緑が生い茂るのは、こうした生き物がリンの運び屋になるからだろう。
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山にリンを運ぶものがいるはず。可能性が高いのは、鳥、魚、虫。海辺で魚を食べた鳥は、山の木々に止まってフンをする。サケやアユなどの魚は川をさかのぼり、クマやキツネに食べられ、それらの動物が山で歩き回りながらフンをする。そのフンを食べた虫がまたそこらじゅうでフンをする。
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特に、リンはどうしようもないはず。窒素分は微生物が空気中の窒素ガスからアンモニアを作る窒素固定というのがあるからなんとかなる。カリウムは、海水の水しぶきが風に流され、雨に含まれて降ってくることもある。他のミネラルは岩石に含まれる。けれどリンだけはどうしようもない。
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昔から不思議に思っていたことがある。「山には誰も肥料をまかないのに、なぜあんなに青々と木々が生い茂るんだろう?」山はむしろ雨にさらされ、上から下へと養分を抜き去られるばかり。それが百年も千年も続けば、山は肥料分を失い、いつか植物が育たない場所になるはずなのでは。
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ツイッターやフェイスブックのおかげで「言語化お化け」に出会うことができるようになった。言語化お化けとは、みんな分かっているようでわかっていなくて、言葉にしようと思うと意外と難しい、ついつい世間で語られているような表現しかできないことを、見事に言語化する人のこと。何人も出会う。
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「しつけ(躾)」考。 子どもの身勝手な様子を見ると「しつけがなっていない」とされることがある。子どもがガマンできないときも「しつけがなっていない」。で、子どもをしつけようと、我慢させたり叱ったり。でもうまくいかなくて悩む親御さんは多いように思う。
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経済力の低下する日本で、なんとか力を保つ方法はないか。一つのヒントは「目利き」にあるように思う。 オランダは、世界一のカカオパウダー(チョコの原料)の輸出国。しかしオランダは寒い国。とてもカカオが育つ国ではない。実はカカオ豆の世界一の輸入国でもある。アフリカなどから大量に輸入。
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阪神大震災の時、ボランティアの活躍を見て、ご高齢の方たちが「こんなことしかできないから」といいつつ、ほうきで毎日掃除してくれるおじいさん、いつでも湯茶を飲めるよう、火の番をして湯を沸かし続けてくれるおばあさんがいた。ボランティアみんなで「こういう年の取り方したい」と言っていた。
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昔オリンピック出場も確実視されていたスピードスケート女子の選手が、転倒を繰り返し成績を出せなくなっていたという報道があった。その報道によると、スピードスケートで最も重要な筋肉を集中的に強化した結果、他の筋肉とのバランスが悪くなり、転倒を繰り返すようになったという。
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アメリカが世界最強の国であるいくつかの理由の一つに、世界最強の食料輸出国でもある、という点があるように思う。日本はアメリカの安い小麦やトウモロコシ、大豆を大量輸入しており、その恩恵を受けている国の一つ。そしてそれを可能にしているのが、化学肥料。
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アメリカが世界最強の国でい続けた理由はいくつかあるが、そのうち最大の理由の一つが「ペトロダラー」だと思う。 1971年8月15日、ニクソン大統領は世界に衝撃を与える発表を行った。ドル札を銀行に持ってくれば金(ゴールド)と交換しますよ、という制度(金兌換)をやめた、ニクソンショック。
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「できて当たり前」を維持することの困難さと重要性に、これだけ言っても気づいて頂けない。一度、できて当たり前をやってご覧になった方がいいです。それを10年「当たり前」に自分が続ける場合、幾らの報酬があればやり遂げる気になるか、お考えになれば。それがその仕事の正当な報酬額です。 twitter.com/hidesys/status…
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真面目にコツコツ働くことを笑ってはいけない。そうした仕事が低賃金でいることをそのままにしてはいけない。真面目にコツコツ働く人が大勢いることが新規事業を起こすのにも重要な、基礎的な力になることを忘れてはいけない。
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今の日本は真面目にコツコツ働く人にあまりにも報いなさすぎる。そしてお金を右から左に動かしただけで投資だと主張し、儲けて当然だと言う人が多すぎる。そうしたメッセージが社会の中に溢れた時、真面目にコツコツ働くことが愚かしいことのように感じてしまう人が増えはしないだろうか。
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鉄道会社の中で最も重要な仕事は保線だと思う。飲料メーカーで最も重要な仕事は品質管理だと思う。たとえ斬新な新車両が開発されても、線路が曲がっていたら安心してその鉄道を利用することはできない。もし新しいドリンクが開発されても、それに異物が混入していれば安心して飲むことはできない。
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社会設計するとき、恐らくこれは大切だな、と思う要素がある。「自分はここにいていいんだ、生きていていいんだ、生まれてきてよかったんだ」と思えること。これを自己肯定感と表現する人がいそうだけれど、ちょっと違う。必要とされている感、あるいは貢献感と呼んだ方が良いかもしれない。
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いえ、富裕層からむしり取るんじゃないです。 働く労働者である貧困層から、富裕層がむしり取ってるんです。社会的装置がそうなりやすい欠点を抱えているから、富裕層に「返還」してもらう必要があります。それが累進課税です。 twitter.com/kaichan_mama_/…
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所得税率はかつて最高が70%だったのに今は45%。富裕層にお金が溜まりやすい構造。これをまず手始めに見直すことから始めないと、「誰もとりこぼさない覚悟」はないものとみなされても不思議ではないでしょう。 mof.go.jp/tax_policy/sum…
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まとめました。 「誰もとりこぼさない覚悟」はなぜ必要なのか|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…